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飛蝗の農場
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飛蝗の農場の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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飛蝗の農場という題名に覚えがあり前に買ったようなのですが、又読みたいです。 | ||||
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人里離れた荒地の農場に一人住む女性キャロル。ある雨の夜、農場を訪れた男スティーブ。事故から傷を負った男は農場に留まり、二人の共同生活が始まる。だがこの男は記憶を失っていた・・謎めいたプロローグ・・。男は何者なのか?キャロルはなぜ一人で住んでいるのか?メインストーリーの合間に、異なる名前の男が登場する挿話がはさまれる。ロンドン下町の床屋、フランスの田舎で二人の芸術家と同棲する女性、中古自動車のバイヤー、アダルトビデオの男優・・・。だがこれらの挿話の中から、何者かに追われている男のストーリーがだんだんと浮かび上がってくる・・逃亡者と追跡者。逃亡者は何から逃げているのか?追跡者は実在するのか?それとも現実の認識をうまく出来ない男の幻想なのか?最初はざわざわと遠くで鳴っていた不協和音がだんだんと大きくなっていくような展開。頑ななキャロルが男に心を開いたとき・・・事態が急展開し始める・・。複数のストーリーが1本に収斂していく展開は見事、後半は予想を超えた怒涛の展開で、事態は二転三転していく。奇妙な後味を残すラストは、読後も不協和音を残していくかのよう・・。いわゆるサイコスリラーの1作に挙げられている本編だが、事件はなかなか姿を現さない。ヒロインであるキャロルの過去の謎に記憶喪失の男、挿話で語られる複数の男たちのストーリーと最後までひきつける・・。ラストは個人的には好みではないが、読み終わった後も、なんとも言えない後味が残る。 | ||||
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人里離れた荒地の農場に一人住む女性キャロル。ある雨の夜、農場を訪れた男スティーブ。事故から傷を負った男は農場に留まり、二人の共同生活が始まる。だがこの男は記憶を失っていた・・謎めいたプロローグ・・。男は何者なのか?キャロルはなぜ一人で住んでいるのか? メインストーリーの合間に、異なる名前の男が登場する挿話がはさまれる。ロンドン下町の床屋、フランスの田舎で二人の芸術家と同棲する女性、中古自動車のバイヤー、アダルトビデオの男優・・・。 だがこれらの挿話の中から、何者かに追われている男のストーリーがだんだんと浮かび上がってくる・・逃亡者と追跡者。逃亡者は何から逃げているのか?追跡者は実在するのか?それとも現実の認識をうまく出来ない男の幻想なのか? 最初はざわざわと遠くで鳴っていた不協和音がだんだんと大きくなっていくような展開。頑ななキャロルが男に心を開いたとき・・・事態が急展開し始める・・。 複数のストーリーが1本に収斂していく展開は見事、後半は予想を超えた怒涛の展開で、事態は二転三転していく。奇妙な後味を残すラストは、読後も不協和音を残していくかのよう・・。 いわゆるサイコスリラーの1作に挙げられている本編だが、事件はなかなか姿を現さない。ヒロインであるキャロルの過去の謎に記憶喪失の男、挿話で語られる複数の男たちのストーリーと最後までひきつける・・。 ラストは個人的には好みではないが、読み終わった後も、なんとも言えない後味が残る。 | ||||
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うーん、何回読んでも難解だっ!最初、読みながら時間を逆に辿るのが、わたしには困難でした。 でも、どうなるんだろうというハラハラ感がたまらなくて、一気に読んでしまいました。 気がつけば肩は凝ってるし、眉間にしわが寄っていて、久しぶりに頭を使った感じです。 人はいろんな顔を持っているといいますが、どんな人物にでもなれる人もいるのですね。 追う者と逃げる者。 逃げ切れるように応援しながら読んでました。 キャロルと闖入者のラブストめいたところも気になり、読まされました。 なのに、面白く読んじゃったのに、いまだにあのラストがわからないのです。 わたしの頭が悪いだけなんでしょうか。 | ||||
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うーん、何回読んでも難解だっ!最初、読みながら時間を逆に辿るのが、わたしには困難でした。 でも、どうなるんだろうというハラハラ感がたまらなくて、一気に読んでしまいました。 気がつけば肩は凝ってるし、眉間にしわが寄っていて、久しぶりに頭を使った感じです。 人はいろんな顔を持っているといいますが、どんな人物にでもなれる人もいるのですね。 追う者と逃げる者。 逃げ切れるように応援しながら読んでました。 キャロルと闖入者のラブストめいたところも気になり、読まされました。 なのに、面白く読んじゃったのに、いまだにあのラストがわからないのです。 わたしの頭が悪いだけなんでしょうか。 | ||||
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途中で、おかしな双子みたいなのが出てくるのだけれども、その話が本編とどうつながるのかわからなかった。また、追跡者の痕跡が、「えっ、そんなとこに?」というところに現れるのだけども、「えっ、何もそんなとこにまで?」と思ってしまう。でも全体的には、パっーと読めてしまうので、多少のことに目をつぶって、はい星4つ! | ||||
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途中で、おかしな双子みたいなのが出てくるのだけれども、その話が本編とどうつながるのかわからなかった。また、追跡者の痕跡が、「えっ、そんなとこに?」というところに現れるのだけども、「えっ、何もそんなとこにまで?」と思ってしまう。でも全体的には、パっーと読めてしまうので、多少のことに目をつぶって、はい星4つ! | ||||
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私が最近読んだミステリーの中では、「クリムゾンリバー」と並んで、秀作であると思います。 読後の感想は、①表現力がすぐれている。リアルすぎず、幻想的すぎずという感じ。サイコホラーの割にグロテスクな表現はない。②映画化しやすそう。映画化するのであれば、監督はデビット・リンチ、キャロル役にミラジョボ・ビッチがいいと思います。③作風が斬新で、他の作家の作品と類似する点がない。なかでも、母と双子兄弟(本当の親子ではない。)の話は面白い。 難解なストーリーではなく、どんどん読みすすんでしまいます。一度お試しを。 | ||||
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本作はエピソードの時事系列を分解してバラ撒く手法がとられています。時事系列で本来の順に並べ替えれば、「なーんだ」ということになってしまうのですが、ばら撒かれたパズルのピースを、1枚の絵に組み立てて行く過程が楽しいです。実際問題として、エピソードを、時間軸にそって並べ、登場人物ごとに並べ変えてプロットを追えば、大したストーリーではありません。あれで「衝撃的なエンディング」というはどうだろうなぁ、という感じです。けれど、映像的な筆力、個々のエピソードの印象深さ、エピソードの並べ方の上手さには脱帽です。ここでレビューのタイトル (タランティーノの映画のように) に戻ります。例えば「パルプ・フィクション」の全エピソードをビンセントの時間軸に沿って、ジュールス、パンプキン&ハニー・バニー、ミア、ブッチそれぞれとの絡みの順で並べ変えたとしたら、確かに「大したストーリー」ではありません。けれど、そのように並べ替えたら、それはもう「パルプ・フィクション」ではありませんし、あの映画の抗し難い魅力は出てこないでしょう。本作も同様に、ストーリーの整合性や、推理小説としてのフェアさより、個々のエピソードのエキセントリックさと、(頭に浮かぶ)映像のインパクトに重きを置いている、そういった作品だと思います。粗は有りますし、万人向けとも言えません。推理小説としてはアンフェアです。しかし、エンターテイメントとして、近年の小衊ª¬!!では他に例を見ないほど楽しめました。5つ星です。ただ、推理小説としてのみ見れば星2つがいいところでしょう。 | ||||
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本作はエピソードの時事系列を分解してバラ撒く手法がとられています。 時事系列で本来の順に並べ替えれば、「なーんだ」ということになってしまうのですが、ばら撒かれたパズルのピースを、1枚の絵に組み立てて行く過程が楽しいです。 実際問題として、エピソードを、時間軸にそって並べ、登場人物ごとに並べ変えてプロットを追えば、大したストーリーではありません。あれで「衝撃的なエンディング」というはどうだろうなぁ、という感じです。けれど、映像的な筆力、個々のエピソードの印象深さ、エピソードの並べ方の上手さには脱帽です。 ここでレビューのタイトル (タランティーノの映画のように) に戻ります。 例えば「パルプ・フィクション」の全エピソードをビンセントの時間軸に沿って、ジュールス、パンプキン&ハニー・バニー、ミア、ブッチそれぞれとの絡みの順で並べ変えたとしたら、確かに「大したストーリー」ではありません。 けれど、そのように並べ替えたら、それはもう「パルプ・フィクション」ではありませんし、あの映画の抗し難い魅力は出てこないでしょう。 本作も同様に、ストーリーの整合性や、推理小説としてのフェアさより、個々のエピソードのエキセントリックさと、(頭に浮かぶ)映像のインパクトに重きを置いている、そういった作品だと思います。 粗は有りますし、万人向けとも言えません。推理小説としてはアンフェアです。しかし、エンターテイメントとして、近年の小衊ª¬!!では他に例を見ないほど楽しめました。5つ星です。 ただ、推理小説としてのみ見れば星2つがいいところでしょう。 | ||||
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巧みな描写、構成力とデビュー作ながら充実度いっぱいのサイコミステリーと思う。見知らぬ訪問者がある農場経営者の自宅に訪れ、奇妙な共同生活が始まる。現在と過去の出来事ではじめは構成され、自分としてはなかなか物語の輪郭が見えない前半の展開だった。但し中盤より残り100頁程よい一気に加速し、驚く結末を迎える。次世代をになう、新しい才能に感謝とともに早く次作を読んでみたい。 | ||||
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何気ないような話が異常なほど細やかに描写され物語は進行します。次々といろんなエピソードがたたみかけるように出てきます。初めのうちはこれらにどんな関係が有るのかいぶかしく思いますが、読み進めていく内に、ああ・・・と。飛蝗とはあまり関係がないのも不思議。途中で、結末が読めたとしても、その表現力が物語を飽きさせません。これは凄い作家だと思いますよ。 | ||||
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何気ないような話が異常なほど細やかに描写され物語は進行します。次々といろんなエピソードがたたみかけるように出てきます。初めのうちはこれらにどんな関係が有るのかいぶかしく思いますが、読み進めていく内に、ああ・・・と。飛蝗とはあまり関係がないのも不思議。途中で、結末が読めたとしても、その表現力が物語を飽きさせません。これは凄い作家だと思いますよ。 | ||||
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伏線のはり方、時間軸の使い方が巧妙で、先をどんどん読みたくなる作品。ヒロインもスーパーレディではなく、俗っぽいところがあって、かえって好感が持てた。ただ、途中が面白いだけに、終盤のまとめ方はちょっと……という感じ。 | ||||
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