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被告A
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被告Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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う~ん。折原作品は好きだけれど、この作品はいただけない。最後、肝心要の謎解きがあり得ない顛末。ミステリーの種は筋が成り立っていないとそもそも成立しない。筋自体は決して悪くはない。悪くはないのに、終盤アクロバティックな結末へと向かう。それまでのプロットを完全無視の終盤。最後に作家さんが変わったかと思うほど。だけど・・倒叙ミステリー作家としては嫌いにはなれない。次作に期待。 | ||||
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もともと娯楽作品なんだから暇潰せればいいのかもしれないけど、これはあまりに薄っぺらい。技におぼれてるな。こういうのは筆力とは違う思いますね。あぁ、そう来たか、っていうのも途中から想像できちゃうし、ハイめでたしめでたしって、読者をなめてないかい? それともそもそも内輪のクラブのようなもので、好きな人だけ楽しめればよいってもの? それを否定するつもりもないので、ただ、私は選択を誤りました、ってことですね。 最後、収まるところに収まったのは、まあよかった。 | ||||
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かなりドンデン返しの激しい作品である。「ジョーカー事件」と言われる連続殺人事件。犯人として捕まる少年A。彼はずっと冤罪 を主張して裁判にかかる。案の定彼は裁判ではいったん自白した事実を覆し、無実を主張する。一方、それに並行する 形でおこる第五のジョーカー事件。息子を誘拐された母が息子を救うべく奔走する。この二つの事件が最後の数ページで 交差し、意外な結末を迎える。結末はまさに昔のTVシリーズのスパイ大作戦だ。作者自身の描写力不足でやや軽い作品になっている 感は否めないが、全体的に読者をひきつけるなかなか面白い作品だ。 | ||||
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誘拐劇と法廷劇が互いに進行していくが、折原作品に慣れている人からすると、大体の構造は途中で分かってしまうと思う。が、今までの倒錯シリーズのような時制や客体の入れ替えのトリックはないため、かなりこの著者の作品としてはストレートなプロットであり、オチも分かり易い。代表作の倒錯シリーズほどの衝撃性はないが、物語自体としてはこちらの方が読ませる。折原ファンなら納得の一作に仕上がっている。 | ||||
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凶悪な殺人犯として えん罪をかぶった被告Aと 被害者の家族。 そして、 真犯人に息子を誘拐され 救出に奔走する母。 それぞれの思惑が交差する中 謎は明かされないまま 結末へ一気に物語りは進み… 間延びしない展開と いやがおうにも 高まるクライマックスへの期待。 それは確かに作者の力量でしょう。 しかし、結末で 「ええ?」と思ったのも事実。 なんだか腑に落ちない その理由が、こちらにある他の方の レビューを読んで納得。 いくらなんでも、無理がある、という ことでしょうか。 斬新といえば、斬新です。 それを高く評価するかどうかは 読み手の好みかも。 個人的には 表紙の不気味さ、 それが物語の中にも登場し ストーリーに独特のクアセントを 加えているあたりは 好きです。 こういう殺人者の心理とか 狂気めいた表現を、もう少し うまく活かしてたら、 もっと深く面白かったかも。 | ||||
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結構、酷評している人もいますが、私はそんなに悪くはなかったと思います。 最近、ネタ切れ?な折原作品の中では、まだストーリーは分かりやすかったです。 ただ、ネタばれになってしまうので、あまり言えないが、○○さんって、スパイ役だったのかな?ちょっとそこだけが分かりにくかったのだが。 2時間もののサスペンス劇場にするくらいがちょうどいいだろう。 本書は全体的に言うと、良くも悪くもないという感じだった。 | ||||
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序盤から中盤にかけては ズンズン引き込まれる様に読みましたが 結末にかなりの不満。 大どんでん返しとでも言いたいのかっ!? 話しを広げておいて、期待させておいて ソレはないでしょ。。。 楽しみにしてたのに、かなりガッカリでした。 | ||||
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睡眠時間を削ってまで読んでしまった。叙述ミステリーにはまりそう。 ただ星4つなのは、最後の最後のどんでん返しのスピードに、自分のイメージがついて行けなかったため。次からは、ついて行けると思う。 この作者の作品は今回が初めてでしたが、全部読んでみたいと思っています。 | ||||
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登場人物がそれぞれ進行を語っているのだが、それを叙述ミステリーというらしい。 この作者の生み出す物語はけっして読者に対してはフェアでなく、ちょっとズルイ部分があるのだけど、読ませる、楽しませるという点については十分合格ラインに達しており、個人的にも満足できるものだった。 二つの物語が同時進行しているが、次第に一つの事件として見えてくるのが、読んでいて、引き込まれていく部分。 やはり悪人は悪人としての末路を辿ってくれるのが安心感が在って良いと思う。 | ||||
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過酷な取り調べ。「俺をはめた奴に復讐してやる」連続殺人事件の容疑者・田宮亮太は法廷での逆転を信じて殺人の自供をする。同じ頃、息子を誘拐された母親は誘拐犯からの奇妙な要求に翻弄される。陰惨な取り調べ、息子を誘拐された母親の取り乱し、被害者の会の人々の不可解な行動・・・非常にダークな雰囲気の中、2つの物語が進行していく様は、本当に息を飲む緊張感に充ちています。そして、ページ数がつきようとするまで結論が見えてこない。「え、どうなるの?終わっちゃうよ!」と思っていると、最後の最後で驚愕の急展開。このトリックは本当に「あり」なんでしょうか?いくら何でも不自然じゃないですかね?よいミステリーを読んだ後の、「だまされた快感」とはほど遠い、困惑だけが残りました。読者をあっと驚かせるトリックを考えるのは確かに至難の業ということは分かるのですが、これではあまりに非常識で推理のしようがないですよ。最後の「落ち」以外はどきどきしながら楽しめただけに、もっと何とかして欲しい作品です。 | ||||
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東京で連続殺人事件が起きた文中で何度も犯人のことを「冷酷な男」と呼ぶ容疑者田宮は犯行を自供したものの裁判では冤罪を主張進行する裁判と誘拐事件が同時進行する物語宣伝文句の「驚愕の結末」は期待外れの内容に私も驚愕した憎き犯人と復習がキィワードだが、旨く描かれていないその部分を「冷酷な男」と、代名詞を添付して誤魔化した感じだった | ||||
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驚愕の結果が待つ誘拐&法廷ミステリと裏表紙に書いてありました。途中何か、読者にとって知らされていない情報があるような書き方が有ったものの、真相に期待して最後まで読み進めました、何じゃこの驚愕の結果は、超変化球、誰も捕れません、詐欺です、僕の2日間を返せ、折原一は過去『沈黙者』『沈黙の教室』を読みましたが、いつも凝りすぎ、直球で勝負してほしいものです、もう読みません | ||||
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これはまあ何というとんでもない「法廷」ミステリでありましょうか。2つの事件が最後にひとつになって、まことに意外な結末がまっています。折原一の作品にはややアクの強すぎてついていけないものもありますが、この作品は作者としても屈指の秀作といっていいでしょう。 | ||||
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初めて折原さんの作品を読みました。展開的には2つの関連した話が息をもつかせぬぐらいの緊張感を持って展開して行き、読者もグイグイ引きこまれて行きます。しかし、問題のラストの結末の得意の“叙述トリック”なんでしょうが、確かに読者にとっては凄い結末として待ち受けてるのかもしれませんが、途中の緊張感からして読者はもっと期待してたのかもしれませんね(少なくとも私はそうでした。)ちょっと文章では表現しにくいのだけど、どこでどう繋がるのだろうかという期待感が唐突と言うかあっけないというか、多分私がこの手の作品をあまり読みなれてないからかもしれませんが・・・ある意味において、こういう結末だとかなり伏線を張って読まれてもどうしようもない作品なのかもしれませ!んね。でも少なくともまんまと騙されたのは紛れもない事実です(笑)あと構成的には法廷シーンや主人公被告Aの心理の動きが巧みに描かれていて、かなり筆力が高い作家だとは思いました。この方に限って言えばもう少し長めの作品の方がもっと丹念に書けて読者も楽しめるような気もしますね。 | ||||
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連続殺人事件の犯人とされ逮捕された男。彼は冤罪を訴えるが厳しい取り調べが続く中ついに自供してしまう。彼は本当に犯人なのか?こう書くと著者のあの「冤罪者」を思いうかべるが今回はこれに一つの誘拐事件がかかわってくる。この2つの事件が一体どのように結びついていくのか。また、公判で一発逆転を狙う男の計画とは?確かあっと驚く結末で彼らしい作品だがどうしても物足りなさが残る。まあ、その分一般うけしやすくなったかもしれない。読んで損のない一冊ではある。 | ||||
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