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機龍警察
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機龍警察の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 61~75 4/4ページ
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近未来、警視庁に新設された「特捜部」を舞台に、傭兵たちがモビルスーツ様の二足歩行する新型の機甲兵装"龍機兵"を駆使して、 犯罪者と立ち向かう話しである。 "龍機兵"に乗る3人のキャラクターの内面や背景の描き込みも十分で、警察内の対立や機甲兵装の描写等的確で、 脚本家出身にありがちな描き込みの甘さは感じさせない。 また文体自体も、硬派の文体で、話の展開と良くあっており、話の展開にも無駄がなく、すべての面で卒なくまとまっている。 もちろん、小説としては面白く、私自身、8時間ほどかけて読み、その間は十分に楽しんだ。 ただ、個人的な印象だが、話や、設定が、(『VIPER'S CREED』+『機動警察パトレイバー』+『攻殻機動隊』+『機動戦士ガンダム』)/4 という感じで、すべてが何処かで見たものの使い回しで、緻密に描かれたアニメの原作を読まされているような感じで、 なにか物足りない感じがする。。。 せっかく、脚本家が小説家としてデビューするのだから、絶対映像化できないような、 もっと斬新なものに挑戦していただければというのが正直な感想だ。 さすがに警察ものという範疇でこの作品を読むのは難しいと思うが、 現在の日本のSFという先入観を持たずに作品を読んでいたら、 もう少し素直に楽しめたのかもしれない。。 | ||||
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この作家の作品は初めてで、最近、雑誌などで三作目が評価されていて、買ってみました。あらすじ読むと、ちょっと僕ももうおっさんだし、この「機龍」って。。とか思いましたが、とても面白かったです。設定やストーリー展開が、すごく計算されていて、いろんな作品、どっちかというと、アニメや漫画の数々の作品の影響が伺えますし、王道警察小説的(皆が大好きキャリアノンキャリアに、ハムだ警視庁だ、こちとら神奈川県警だ的お約束の日本警察の世界)でもあり、売れる本づくりに徹しているようですが、それに嫌気を感じないのは、作者が巧いからだと思います。昭和に生まれて、数々のヒット近未来アニメ、漫画を観てきて、ドラマ「踊る大捜査線」や、ベストセラーの警察小説を読んできた、30代から40代の男性が読めば、一気読みだと思います。私は即、第二弾「自爆条項」を買いに行きました。長く続いて欲しいシリーズです。 | ||||
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警察モノというより、SFとインテリジェンス小説的な印象を持ちました。インテリジェンスモノは好きなので、いろんな黒幕や水面下の動きを匂わせてどんな黒い組織が出てくるのかと思ったけど、正直物足りませんでした。 これ以上書くとストーリーに触れてしまうと思うので、やめておきますが。 スタイリッシュさはあるので、世界観はあります。 | ||||
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軍事兵器として機甲兵装、キモノと呼ばれる所謂パワードスーツが実用化された近未来。 犯罪にもキモノが使われ、国際化・凶悪化する中、技術的には5年は先をゆく新型のキモノ「龍機兵(ドラグーン)」x3機を導入した日本警察。 が、配備先は新規立ち上げた組織、特捜部。あろうことか搭乗員は契約社員。 この搭乗員が又、元傭兵・元アイルランドテロリスト・元ロシア警察官と、得体の知れない連中である。 大きな軋轢の中、必死に活動する特捜部のメンバーと龍機兵。 ぱっと見、龍機兵がドンパチ活躍するロボット物の様でもあるが、実は龍機兵活躍の場面は少ない。 むしろ焦点は、搭乗員の現在に至る過酷な過去の物語。そこに至る人間ドラマにある。 本巻は、元傭兵の巻。 現在進行の事件捜査解明と、一筋縄では行かない連中の過去の絡み。 凄惨な描写も多いが、美しい文章にも出会える。楽しめる一冊でした。 | ||||
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第2弾がこのミスでランクインしていたので ずっと気になっていて、第1弾から読みたいと 思っていました。 普段は、パワードスーツもの(というんですね、 このジャンル、というくらい知らないのですが) は読みませんが、あたかも奇想天外な警察ものか、 と思っていましたら、大間違いでした。 人物の過去、現在、そしてハードボイルドな文章と パキパキとした進行、機材の名前を追うのが大変 ながら、迫力のある戦闘シーン、とっても大人として 楽しめました。いや、子供に戻ってるのかな……。 全体のサスペンスにもう少し盛り上がりがあると さらに爆発すると思いましたけど、すっかりはまって 即座に第2弾を買って読み始めています! 無条件にB級映画を楽しむ気分で、おすすめ!! | ||||
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多少オリジナリティはありますが、暗い過去を持つ登場人物や組織の枠からはみ出て反発を受ける精鋭部隊といった設定の小説やアニメが日本でどれだけ作られてきたことか。 きっと続編を作りたいのだろうという作者と編集者の意図も見え見えの内容ですが、スピーディーな展開と読みやすい文章なので、さくさく読めました。 しばらくすると内容は忘れてしまうと思いますが、退屈しのぎに読むにはもってこいでしょう。 | ||||
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というのが、書店で本書を見つけたときに思ったことだった。手にとって著者の略歴を確認、やはりそうだと分かり、「それなら期待できるな」と判断し、購入。警察小説ということで、専門用語が多く、また、武器を使った戦闘シーンの描写もあって(あまり馴染みのないものだけに)空間把握に手間取ったりして多少の読みづらさを感じたのは事実だが、次第に物語に引き込まれていくことが出来、所々ニヤリとさせられる部分もあり、人間ドラマとして見ても悪くなく、小説デビュー作としては概ね満足のいく作品であった。続編が大いに期待できる作品である。 | ||||
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パトレイバー。 向こうとは違うのは身内である警察がばたばたやられてく。 少し設定や展開に無理があるところが見受けられるがそれ以上に引き込まされる内容。読んでも損はないです。 | ||||
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電車の中だけで、3日ほどで読了。いまさらのパワードスーツ物ですが、そこに警察、傭兵 テロ話をブレンド。展開としては週一の連続警察テレビドラマの第一話で、登場人物の 相関関係さわりとか、イワクありげな生い立ち紹介編。思い入れたっぷりな台詞と 相まって、次週(=次回作)が楽しみ、といったところか... 1)機龍の成り立ちが不明(技術者曰く、初めからあった?) 2)今回のテロの狙い、と本当の黒幕が不明 3)機龍の操縦者選別の経緯不明 と次回作以降に肝心な所が、先送りされているので、ここを如何に収束させて いるのか、読んでみないと、本当の評価は出来ないかも.... (第一話で、話広げ過ぎて、とんでもないオチになりません様に..) | ||||
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いろんな設定盛り込んだけど、ページ数足りなくて食い足りないって印象。 その分読みやすいですけど。 まず、機甲兵装ってののイメージが出来ないのがツラかった。 旧型はパトレイバーみたいなので、主人公達が操る新型は攻殻機動隊に出てくるパワードスーツ みたいなものかしらん? アニメ畑のメカニックデザイナーに表紙書いてもらえば良かったのに… 主人公達3人は元傭兵・元テロリスト・元警官、それぞれ過去の何かに囚われているわけだが それが明らかになっていい感じになりそうなのに描き込み不足で物足りないのが残念。 っていうか、元傭兵・元テロリスト・元警官のどれか一つでもメインディッシュ級なのに 3つ出して、さらにそれを現代警察物の味付けするってのは大変だ。 警察物としても今野敏や佐々木譲を読んでいる目の肥えた読者には物足りないでしょう。 まぁ、小説ではデビュー作の作品をそんな大御所と比べるのもアレなので、今作がパイロット版的な 位置づけで、今後シリーズ化されてブ厚くなっていくことに期待します。 | ||||
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あらすじを見れば内容はわかりますが、警察小説+ロボットもの。攻殻機動隊をもっとはるかに現実的にした内容といったらいいでしょうか。機甲兵装といったパワードスーツが一般化した近未来で、警察内部の対立、メインの主人公3人の因縁(緑も主人公級ですが、今回は姿がメイン?)、そして謎のバックボーン持つ新鋭機『龍機兵(ドラグーン)』をめぐって物語が展開します。文体は乾いていますが、それぞれのキャラクター達のドラマが丁寧に描かれていて実際はもの凄くウェット。というか、著者の本領は、戦闘シーンや設定というよりは数多いキャラクター達の人間ドラマを丁寧に描くことだと思われます。この点でかなり自分好みの小説。まぁ警察小説なので当然といえば当然ですが、実際の物語の展開は警察小説のレベルでなく、国際情勢や軍事革命を含んだもっと大きいもの。おそらくアメリカが絡んでくるのかな? 個人的に興味はあるのはやはりテロリスト出身のライザと、彼女の愛機を複雑な思いで整備するテロ被害者の緑の絡み。ただしまだまだ導入部といった印象で、黒幕がはっきりしてくるのもこれから。このドラマの先に期待して、新刊が出たら後を追わせてもらうつもりです。しかし表紙はライトノベル調にする必要はありませんが、もっとセンスよくなりませんかね? | ||||
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初めて読む作家だが、著者の紹介を読むとOVAの脚本を書いている人らしい。 なるほど、機甲兵装なんていかにもありそうな設定とストーリー。新人らしからぬこなれた小説だ。 警官のプライド、警察官僚の内幕、傭兵やテロリストたちの世界、など、いろんな要素が詰まっていて、舞台仕立てとしてはとても盛り沢山なのはいい。 話も、三機の機甲兵装に乗る元傭兵、ロシアの警官崩れ、元テロリストの過去を絡めながら、警察という組織内部の争いをうまく描いていると思う。 ただ、面白いんだけど、何か物足りないんだよな。比べてはいけないんだろうけど、この前読んだ伊藤計劃の『虐殺器官』のような深みというか、人間の奥深くに潜む暴力性のようなものが描かれていない。設定も人物描写もよくあるなぁという感じ。 でも、面白かったので次作以降に期待したい。なんかシリーズ化されそうな気がするし... | ||||
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ひき締まった文体。話がずんずん進んでいく。乾いた緊張感が持続する。明快な人物像。どういうキャラをどう配置するか、伏線は何、ストーリーのどこに転換を置くかといった作法に、厳しい型があるんだろうなぁ。しかし、著者がその気になったら、どんなセリフでも吐かせられるような気がする。馮との直接対談は面白い。また、ライザの悪夢、緑との渡り合いが良い。これも型があるのだろうと思うのだが、なんというか、にもかかわらず、言葉が踊っている。文に埋め込まれた、著者のサスペンスの美学に対する思いが躍動しているような感じがする。言葉で表すよりないようなことに、大事な情報が込められているような気がする。元々文で読ませるためのもので、だから小説なんだなあと思った。愛とか正義とか勇気とか、そういうお題目が入り込んでこないのが良い。塩味に頼らない香辛料だけの刺激。続編が楽しみだ。 | ||||
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戦場やテロ、極限の世界に生きる傭兵。 緻密に構成された錯綜する情報戦。 計算された会話の妙。 最新技術と科学をつかった戦闘兵器。 罠をしかけたのか、しかけられたのか。 警察という組織の人間関係、その闇。 謎の裏社会。 極限の世界を生き残った戦士は“普通”とはかけ離れた思考、行動、発言なわけで その一つ一つに ああ、こういう世界の人間はこんなことを考えて、感じてるのか・・・と驚き、 その普通じゃなさがまずとてつもなくおもしろい。 警察小説やミステリーとしてもおもしろいが、 私は“人間”を描いた小説として最も楽しめた一冊。 | ||||
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パワーローダーのようなパワードスーツ「機甲兵装」が実用化された近未来の東京。 世の中では、それをつかった事件やらテロやらあります。凶悪事件をきっかけとして、その道の専門家ということで傭兵をやとい、警視庁に特別の対策部が設立されます。 3人の傭兵を軸に、テロとたたかう特捜部の奮闘記です。序盤は、スニーカー文庫の草創期にこの手のノベライズがあったなって感じでしたが、傭兵の過去もいわくありげだし、警察内部の部署・所轄の縄張り争いあり、もちろん機甲兵装をつかったバトルアクションありと、てんこ盛りの内容です。 あらすじを読んで、ありだなと思った方は買って読んでみる価値あり。 | ||||
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