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エヴァ・ライカーの記憶
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エヴァ・ライカーの記憶の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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この本は、初版で購入したことがあります。再読したく購入しました。 | ||||
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前編と後編に分かれている。後編が、いわゆる種明かし編?人物表に無い名前が一杯出て来るので、本格的に読もうとする私みたいな爺いは、名前をメモした方が良いかも。 | ||||
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10年ほど前の創元社版ですが、状態は良好です。文春文庫版は茶色に変色し文字も小さいので読み返すこと困難。 新たに探して見つけました。しかし創元社の表紙はいまいち・・・だけど読み返しはできるので良しとします。 | ||||
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史実と絡ませているだけに エンターティナ―小説としては抜群に面白い。 昔、この本を 『絶句に次ぐ絶句』と表現した小説家がおりました。 的を射た感想だと思います。 が・・・。 もろ手を挙げて素晴らしい作品だと 言うことはできない理由は、 読んだ方ならわかりますよね。 何故あの人があんなにも頑なになったのか。 あの部分がフィクションであるのなら、 もっと違う理由にしてほしかった。 カヴァーも心に痛すぎます。 | ||||
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最後の最後でこんな結末なんだと、ここまで楽しませてくれる本はなかなかないです | ||||
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本書は、まさにジャンルを超えたエンターテイメント作品といってよいだろう。ハードボイルド・ファンも、サスペンス好きも、冒険小説愛好家も、そして本格ミステリーにうるさい人にも楽しめる作品である。 全編のモチーフは、海難史上に名高い〈タイタニック号〉沈没事件である。タイタニック号の遺留品引揚事業のルポの執筆を依頼された主人公は、沈没船からの生還者エヴァ・ライカーの記憶を手がかりに調査を始めるのだが、調査が進むにつれて、さまざまなトラブルが襲ってくる。主人公の調査を妨害する者の正体は誰なのか? 引揚計画に固執する大富豪の真の動機は何なのか? 謎が謎を呼びながら、しだいに浮かび上がってくる奇怪な陰謀の構図。歴史的事実を根底に据えながら、縦横無尽に物語を紡ぎだす作者の筆力に圧倒される。面白い小説を読みたいという方、一読をお勧めします。 | ||||
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本書は、まさにジャンルを超えたエンターテイメント作品といってよいだろう。ハードボイルド・ファンも、サスペンス好きも、冒険小説愛好家も、そして本格ミステリーにうるさい人にも楽しめる作品である。 全編のモチーフは、海難史上に名高い〈タイタニック号〉沈没事件である。タイタニック号の遺留品引揚事業のルポの執筆を依頼された主人公は、沈没船からの生還者エヴァ・ライカーの記憶を手がかりに調査を始めるのだが、調査が進むにつれて、さまざまなトラブルが襲ってくる。主人公の調査を妨害する者の正体は誰なのか? 引揚計画に固執する大富豪の真の動機は何なのか? 謎が謎を呼びながら、しだいに浮かび上がってくる奇怪な陰謀の構図。歴史的事実を根底に据えながら、縦横無尽に物語を紡ぎだす作者の筆力に圧倒される。面白い小説を読みたいという方、一読をお勧めします。 | ||||
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週間文春1979年 総合4位 1912年タイタニック遭難時の出来事、1941年ハワイでの殺人事件、1962年タイタニック引き揚げに関わる人々の謎と事件。ストーリーの組み立てがよいのだろう、往年の本格ミステリさながらに「第二部解明」ですべてが明らかなったときは、どんでん返しもあってか、かなり衝撃的だった。 クライマックスのタイタニック遭難場面は、映画「タイタニック」さながらに臨場感があって、ヒロイン(?)エヴァが救出されることがわかっていてもハラハラしてしまう。登場人物のキャラクター設定もよくできていて、特に悪役は本当に憎らしい感情を喚起させるほど。ラストの追跡劇は、アクション満載だったりする。まさに冒険謎解きアクション歴史ミステリ。解説によると作者は、この作品だけがヒットした一発屋のようであるが、これだけいろいろな要素てんこ盛りの力作は、そうそう創りだせないだろうなぁと思う。主人公ノーマンが、元警官とはいえ怪盗さながら厳重警備の屋敷に忍びこんだり、銃火をくぐりぬけながらの追跡をやってのけるタフさは、ちと違和感ありですが。 往年の名作が復刊されるのはうれしいですね。 | ||||
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週刊文春1979年 総合4位 1912年タイタニック遭難時の出来事、1941年ハワイでの殺人事件、1962年タイタニック引き揚げに関わる人々の謎と事件。ストーリーの組み立てがよいのだろう、往年の本格ミステリさながらに「第二部解明」ですべてが明らかなったときは、どんでん返しもあってか、かなり衝撃的だった。 クライマックスのタイタニック遭難場面は、映画「タイタニック」さながらに臨場感があって、ヒロイン(?)エヴァが救出されることがわかっていてもハラハラしてしまう。登場人物のキャラクター設定もよくできていて、特に悪役は本当に憎らしい感情を喚起させるほど。ラストの追跡劇は、アクション満載だったりする。まさに冒険謎解きアクション歴史ミステリ。解説によると作者は、この作品だけがヒットした一発屋のようであるが、これだけいろいろな要素てんこ盛りの力作は、そうそう創りだせないだろうなぁと思う。主人公ノーマンが、元警官とはいえ怪盗さながら厳重警備の屋敷に忍びこんだり、銃火をくぐりぬけながらの追跡をやってのけるタフさは、ちと違和感ありですが。 往年の名作が復刊されるのはうれしいですね。 | ||||
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’79年、当時、国内・海外の区分けがなく、一緒にランキングを発表していた第3回「週刊文春ミステリーベスト10」で第4位になった作品。 物語は1941年、真珠湾攻撃直前のハワイで起こったアメリカ人観光客夫妻の殺人事件から幕を開ける。あまりの惨劇にホノルル警察の巡査ノーマンは職を辞することになる。そして1962年、いまや人気作家となった彼の元に、ある富豪からタイタニック号引揚事業に関するルポ執筆の依頼が来る。21年前の事件の被害者がタイタニック号の生存者だったことから因縁を感じたノーマンはこの申し出を受ける。 第1部の<事件−ザ・ピースズ>は文字通り世界各国を飛び回り、取材するノーマンが描かれる。しかし、新たな殺人事件が起きたり、自らも命の危険にさらされたりする。すべての謎を解く鍵は、富豪の娘でタイタニックからの生還者、1912年当時10才だったエヴァの“失われた記憶”の中にある・・・。 第2部の<解明−ザ・パズル>でノーマンは関係者一同を集めて、これら時空を超えた謎を解き明かしてゆく。なんとこれが200ページを超えるボリュームなのである。そして文字通りすべてのパズルがはめ込まれた時、壮大などんでん返しと犯罪計画が浮かび上がり、驚愕の真相が明かされる。 とにかく質・量共に圧倒的な謎また謎の連続、かつ第1部が暗号解読の趣向も含めた、スリルに満ちた冒険小説であるとすれば、第2部は本格謎解き小説とパニック小説である。 本書はまさに‘巻措く能わず’のページ・ターナーであり、全編にわたってサスペンスフルなエンターテインメントのフルコースである。 | ||||
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タイタニック号の生き残りという老夫婦の死を発端に、当時、警察官として事件に関わった主人公、ノーマン・ホール。彼は、この事件がもとで、警察を追われ、様々な職業を経て、現在はベストセラー作家として名をなしている。 ノーマンは妻とともに、タイタニック号の引き上げを描くドキュメント作品を依頼される。 沈没の1912年から、引き上げ計画の1962年、その間に起きた様々な歴史的な大事件。 ストーリーはアメリカの歴史を辿るかのように、大きなうねりを感じさせ、読者を謎のなかに巻き込んでいく。 長い歴史と、その闇のなかに沈んでいった、小さな少女の記憶がどう繋がっていくのか。 沈没という大事件。そのさなかに何が行われたのか。 世界に散ったタイタニックの生き残りたちの証言を求めて、ノーマンの旅が始まる。 地球上に散った証人を探しあてる過程、足跡を追うような誰かの影。 誰が悪なのか? 謀略を仕組んだのは誰なのか? 予想を次々と裏切られ、読者はノーマンと一緒に混乱し困惑する。 そして最後まで作者はその手を緩めないのである。ラストまで一気に持っていかれる。冒険とサスペンスと、なによりミステリとして一級品であることは間違いない。 こういう埋もれた名作が今回復刊されて日の目を見たことは、本当に喜ばしいことです。 | ||||
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タイタニック号の生き残りという老夫婦の死を発端に、当時、警察官として事件に関わった主人公、ノーマン・ホール。彼は、この事件がもとで、警察を追われ、様々な職業を経て、現在はベストセラー作家として名をなしている。 ノーマンは妻とともに、タイタニック号の引き上げを描くドキュメント作品を依頼される。 沈没の1912年から、引き上げ計画の1962年、その間に起きた様々な歴史的な大事件。 ストーリーはアメリカの歴史を辿るかのように、大きなうねりを感じさせ、読者を謎のなかに巻き込んでいく。 長い歴史と、その闇のなかに沈んでいった、小さな少女の記憶がどう繋がっていくのか。 沈没という大事件。そのさなかに何が行われたのか。 世界に散ったタイタニックの生き残りたちの証言を求めて、ノーマンの旅が始まる。 地球上に散った証人を探しあてる過程、足跡を追うような誰かの影。 誰が悪なのか? 謀略を仕組んだのは誰なのか? 予想を次々と裏切られ、読者はノーマンと一緒に混乱し困惑する。 そして最後まで作者はその手を緩めないのである。ラストまで一気に持っていかれる。冒険とサスペンスと、なによりミステリとして一級品であることは間違いない。 こういう埋もれた名作が今回復刊されて日の目を見たことは、本当に喜ばしいことです。 | ||||
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タイタニックものと言っていいんだろうけど、いわゆるパニック小説とかドキュメンタリー風とかではなく、謎解きとアクションが融合してテンポ良く読める。サスペンス横溢。 エンターテインメントとして傑作の部類に入る。 ジャンルとしては若干違うんだけど、映画にもなった「レリック」とか、フォーサイスの「オデッサ・ファイル」とかが好きな人ならおすすめできる。 全体の雰囲気がB級映画っぽいのもまたよろしい。 | ||||
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タイタニックものと言っていいんだろうけど、いわゆるパニック小説とかドキュメンタリー風とかではなく、謎解きとアクションが融合してテンポ良く読める。サスペンス横溢。 エンターテインメントとして傑作の部類に入る。 ジャンルとしては若干違うんだけど、映画にもなった「レリック」とか、フォーサイスの「オデッサ・ファイル」とかが好きな人ならおすすめできる。 全体の雰囲気がB級映画っぽいのもまたよろしい。 | ||||
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本書にはミステリのあらゆるガジェットが組み込まれている。その多様なさまはミステリ好きにはたまらない魅力だ。タイタニック号沈没というあまりにもベタな題材を扱っていながら、そこにフィクションを馴染ませ、現在と過去の事件を絡ませる手腕はとても処女作とは思えない完成度である。 謎が生まれ、やがてそこに一筋の光がさし解決していくかにみえるやいなや、根底からくつがえされる快感。それがストレスにならずにページを繰る手をさらにはやめる。様々な事件が起こり、多くの人を巻き込み、やがて真相はタイタニック号の生き残りであるエヴェ・ライカーの記憶に収斂されていく。 ラスト、時を隔てたすべての出来事が線でつながるところなどは、ちょっと他にはないカタルシスを味わわせてくれる。思わず息をするのを忘れてしまうような興奮だ。 それとこれだけは書いておきたいのだが、本書に登場する真犯人はいままで出会ったことがないほどのインパクトを与えてくれる。ぼくは現在に至るまでこの本に登場する犯人以上の悪人にお目にかかったことがない。これほどの悪意に直面したことがない。そういった意味でも、本書は永遠に記憶に残る作品となり得ている。 | ||||
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