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遭難者



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【この小説が収録されている参考書籍】
遭難者
遭難者 (角川文庫)
遭難者 (文春文庫)

遭難者の評価: 2.57/5点 レビュー 21件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(4pt)

文庫でこの凝った体裁

文庫なのに2冊構成で追悼集と別冊の自主出版本という体裁が再現されている凝った作品。
登山中の息子の遭難死に疑問を抱いた母親が仲間の会社の登山部に接近する・・・といういかにも折原氏らしいプロットである。
1冊目の追悼集というフォーマットで事件を浮かび上がらせ、2冊目の別冊で真相が判明するという仕掛けだが、別冊の方は追悼集というフォーマットじゃなくて後半は完全にいつもの折原一の展開そのものなのが御愛嬌。
折原氏の作品としては話自体は終わってみれば当たり前の展開で、あまり出来が良いとは言えないが、仕掛けに凝った労力はそれなりに出ており、退屈せずに読める。
遭難者 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遭難者 (角川文庫)より
4041919045
No.4:
(4pt)

凝ったつくりのミステリ。こういうの大好きです

北アルプス白馬岳を登山中、事故で死亡した笹村雪彦。彼の所属していた会社の登山クラブあすなろ会は、笹村の幼いころからの生い立ち、最後の登山の計画と行動、さらには事故後の対応から死体検案書までを含めた追悼集を作成することにする。協力を求められた笹村の母 時子は手記を書き始めるが、息子の事故死に疑惑を持ち始める・・・。
文庫で箱入り二冊組み、一冊は追悼集、一冊は追悼集の別冊、表紙もカバーのついた普通の文庫と違い、いかにも自費出版でつくった文集のような表紙という、凝りに凝ったつくりのミステリ。
こういう趣向というか遊び心というかは大好きです。内容の如何にかかわらず、もうこれだけで楽しくなってきて満足してしまいます。まあ、凝った分だけ厚さの割りにちょっと高値というのが玉に瑕ではありますが。
つくりにばかり目が行きがち、内容如何にかかわらずと書きましたが、ミステリとしても納得のでき。ちょっとかわったおもしろいミステリはないかとお探しの方、ぜひ一度本書を手に取ってみてください。箱に入った二冊を見ただけで、きっと笑みが浮かんでくると思いますよ。
遭難者 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遭難者 (角川文庫)より
4041919045
No.3:
(4pt)

凝ったつくりのミステリ。こういうの大好きです

北アルプス白馬岳を登山中、事故で死亡した笹村雪彦。彼の所属していた会社の登山クラブあすなろ会は、笹村の幼いころからの生い立ち、最後の登山の計画と行動、さらには事故後の対応から死体検案書までを含めた追悼集を作成することにする。協力を求められた笹村の母 時子は手記を書き始めるが、息子の事故死に疑惑を持ち始める・・・。
文庫で箱入り二冊組み、一冊は追悼集、一冊は追悼集の別冊、表紙もカバーのついた普通の文庫と違い、いかにも自費出版でつくった文集のような表紙という、凝りに凝ったつくりのミステリ。
こういう趣向というか遊び心というかは大好きです。内容の如何にかかわらず、もうこれだけで楽しくなってきて満足してしまいます。まあ、凝った分だけ厚さの割りにちょっと高値というのが玉に瑕ではありますが。
つくりにばかり目が行きがち、内容如何にかかわらずと書きましたが、ミステリとしても納得のでき。ちょっとかわったおもしろいミステリはないかとお探しの方、ぜひ一度本書を手に取ってみてください。箱に入った二冊を見ただけで、きっと笑みが浮かんでくると思いますよ。
遭難者Amazon書評・レビュー:遭難者より
4408533084
No.2:
(4pt)

ここまで凝っているとは…

文庫本なのに箱入り2冊本。どうなっているんだと読み始めてみると、いつもとは少し違った折原マジックの幕が開きます。折原氏の作品といえば、とんでもない変人ばかりが登場するのが相場ですが、この一風変わった「追悼集」には至って真面目な人ばかりが出てきます。それなのに、読めども読めども謎は深まる構成はさすがです。最後の最後まで犯人が分からない展開や、死亡届や登山計画など細部に渡る凝りに凝った小道具、登山が好きな人にはたまらない設定にも、妙なリアリティがあります。 幕切れまでの数時間を北アルプスに行ったつもりで読んでみてはいかがでしょうか。
遭難者 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遭難者 (角川文庫)より
4041919045
No.1:
(4pt)

ここまで凝っているとは…

文庫本なのに箱入り2冊本。どうなっているんだと読み始めてみると、いつもとは少し違った折原マジックの幕が開きます。折原氏の作品といえば、とんでもない変人ばかりが登場するのが相場ですが、この一風変わった「追悼集」には至って真面目な人ばかりが出てきます。
それなのに、読めども読めども謎は深まる構成はさすがです。最後の最後まで犯人が分からない展開や、死亡届や登山計画など細部に渡る凝りに凝った小道具、登山が好きな人にはたまらない設定にも、妙なリアリティがあります。 幕切れまでの数時間を北アルプスに行ったつもりで読んでみてはいかがでしょうか。
遭難者Amazon書評・レビュー:遭難者より
4408533084

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