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遭難者
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遭難者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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良いミステリ小説の読後に味わえる痛快さや爽快感はない。 追悼集という設定だが、こんな追悼集はあり得ない。 無理が通り過ぎて違和感だらけ。 遭難者というタイトル、折原さんのことだから 遭難したと思われた人は実は架空の人物だった りするのかな、と山を張ってたが外れました。 | ||||
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こちらの文春文庫版でも、本の中にまるごと一冊の本があるという凝った装丁でおもしろいのですが、角川文庫版はさらに凝っていて、文庫ではあるものの箱入りで中に2冊の本が入っているようです。あちらにすればよかったかな。 アマゾンで評価が低いのはわかっていたものの、山が好きなので、山の雰囲気が味わえるだけでもいいかなと購入したのですが、やっぱりいまひとつでした(汗)。辛口で申し訳ないですが、ごくありきたりなミステリという感じで、犯人の可能性がある人物の数が限られているため、だいたい誰か予想がついてしまいます。そのあたり、まったくひねりがないというか。やっぱり思った通りだったと思うだけで、ハラハラドキドキもありません。他のレビューアさんがおっしゃっているように火曜サスペンスドラマ的な感じ。特にひかれるものがありませんでした。内容は星2つ、装丁に星3つ。気楽に電車の中なんかで読むのにはいいと思います。 | ||||
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証拠の品々のリアリティー、発想は良かったのですが、結果的に全般であげられた品々は犯人に結び付きません。 こんな小説が商品として売られていることにびっくりです。 | ||||
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証拠の品々のリアリティー、発想は良かったのですが……結果的に証拠として上がった情報に犯人につながる情報はなく推理小説としては成り立っていません。 | ||||
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最後、犯人が事細かに自分の犯行を説明し始めたところで、TVの火曜サスペンスを思い出した。 ちょっとこれは!と思うところが多い。 TVドラマとして見ていたらかなり楽しめたと思う。しかし、小説としてはどうなのかなあ。 途中、遭難報告書の形にしてあるけれども、それも面白いか?と言えば、微妙。 面白くなければ真に迫ってるのかと言えば(別にその必要無いけど)半端。 後半が、登場人物が説明口調のTVドラマになってしまっているくらいなら最初からそれでよかったのでは。 全体の印象としては、報告書とかのギミックの鎧で硬めに見せかけた火曜サスペンスかな。 | ||||
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文庫なのに2冊構成で追悼集と別冊の自主出版本という体裁が再現されている凝った作品。 登山中の息子の遭難死に疑問を抱いた母親が仲間の会社の登山部に接近する・・・といういかにも折原氏らしいプロットである。 1冊目の追悼集というフォーマットで事件を浮かび上がらせ、2冊目の別冊で真相が判明するという仕掛けだが、別冊の方は追悼集というフォーマットじゃなくて後半は完全にいつもの折原一の展開そのものなのが御愛嬌。 折原氏の作品としては話自体は終わってみれば当たり前の展開で、あまり出来が良いとは言えないが、仕掛けに凝った労力はそれなりに出ており、退屈せずに読める。 | ||||
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本屋で発見した際に「これは凄い。凝った作りだな。」と思い、購入。 「倒錯のロンド」が個人的に好きな作品だけに、期待して読みました。 結果、期待が大きすぎたのか、内容が厳しい〜!! 物語そのものにも不自然さを感じ、母親像もこんな人いるかな?と感じ、妹が脅迫される場面などは、かなり痛い作品だなと感じました。 途中からは、犯人が誰でもどうでもいいやと思ってしまい、最後の恋愛シーンで「これは寒すぎるでしょ。」と思いました。 読み進むほどにどんどん寒くなる作品でした。 | ||||
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この「遭難者」では折原一の叙述ワールドは存在せず 至って普通のミステリーだったと思います。 しかし折原一の作品です。読ませます! 特に登山を経験している人にはたまらない構成となっていることでしょう。 内容ですが、タイトルのとおりある男性が遭難してしまいます。 しかし、その遭難が偶然なものでなく 誰かが故意に引き起こしたものではないかという疑惑が浮上してきます。 その疑惑を暴こうとした男性の母も遭難してしまいます。 兄と母が遭難し、家族の一員である妹は会社から長期休暇もらい さらに疑惑を暴こうとしますが・・・・・。 最後の最後はちょっと笑ってしまいそうなエピソードがあり 三流ドラマを思わせる内容でした。 本の厚みはなくあっという間に読める作品です。 | ||||
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この「遭難者」では折原一の叙述ワールドは存在せず 至って普通のミステリーだったと思います。 しかし折原一の作品です。読ませます! 特に登山を経験している人にはたまらない構成となっていることでしょう。 内容ですが、タイトルのとおりある男性が遭難してしまいます。 しかし、その遭難が偶然なものでなく 誰かが故意に引き起こしたものではないかという疑惑が浮上してきます。 その疑惑を暴こうとした男性の母も遭難してしまいます。 兄と母が遭難し、家族の一員である妹は会社から長期休暇もらい さらに疑惑を暴こうとしますが・・・・・。 最後の最後はちょっと笑ってしまいそうなエピソードがあり 三流ドラマを思わせる内容でした。 本の厚みはなくあっという間に読める作品です。 | ||||
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他の人の寛大な評価に驚きました。私の読後感は「金と時間を返してほしい」です。なるほど構成は凝ってます。前半の部分は実際の遭難のノンフィクションのようで説得力があり、期待感大でした。しかし息子に生前「別の男性に乗り換えた元恋人N子」がいたのを知った母親がわざわざ松本まで行って会社の人に「それが誰か」を聞くというのはあまりに不自然です。いわんや乗り換えた相手のSが誰かまで調べるのは病的に過ぎます。(振った恋人がわかったって息子はまったく浮かばれない)こんな質問をされたら当惑して、知っていても話すのを躊躇するのが普通なのに(故人のプライバシーの問題だし)聞かれた人は皆臆面もなく自分の会社の同僚について「N子はXXさんだと思います」など根拠なくぺらぺらしゃべります。そしてこの「N子追求の過程」を会社でまとめている追悼集に掲載するなど荒唐無稽ではないでしょうか。(いくら頼まれても会社は断るでしょう)殺害は天気頼みの杜撰な計画だし。そもそも母親が自分の息子の元恋人探しに動いたからと言って殺さなければならない(またリスクが増える)必要性があるでしょうか?その過程で都合よく母親が真相に気づくのも無理があるし、部外者ではよほどの証拠がない限り大元の犯罪を摘発・証明することはできないのだから。娘はさらに不必要で、放っておけばいいのに脅迫の手紙や留守電を入れてわざわざ墓穴を掘るし。最後の方の恋の告白とプロポーズのあたりのやりとりと「それが録音されていた」という落ちはもう恥ずかしくて(何て陳腐なんだろう)赤面赤面です。そしてこれらすべてのやりとりを追悼集の別冊として出版して会社の関係者に配るという設定の無理さはもう開いた口が閉まりません。通常ミステリーにはけっこう寛容なのですが、これはいくらなんでもひど過ぎます。 | ||||
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他の人の寛大な評価に驚きました。私の読後感は「金と時間を返してほしい」です。なるほど構成は凝ってます。前半の部分は実際の遭難のノンフィクションのようで説得力があり、期待感大でした。しかし息子に生前「別の男性に乗り換えた元恋人N子」がいたのを知った母親がわざわざ松本まで行って会社の人に「それが誰か」を聞くというのはあまりに不自然です。いわんや乗り換えた相手のSが誰かまで調べるのは病的に過ぎます。(振った恋人がわかったって息子はまったく浮かばれない)こんな質問をされたら当惑して、知っていても話すのを躊躇するのが普通なのに(故人のプライバシーの問題だし)聞かれた人は皆臆面もなく自分の会社の同僚について「N子はXXさんだと思います」など根拠なくぺらぺらしゃべります。そしてこの「N子追求の過程」を会社でまとめている追悼集に掲載するなど荒唐無稽ではないでしょうか。(いくら頼まれても会社は断るでしょう)殺害は天気頼みの杜撰な計画だし。そもそも母親が自分の息子の元恋人探しに動いたからと言って殺さなければならない(またリスクが増える)必要性があるでしょうか?その過程で都合よく母親が真相に気づくのも無理があるし、部外者ではよほどの証拠がない限り大元の犯罪を摘発・証明することはできないのだから。娘はさらに不必要で、放っておけばいいのに脅迫の手紙や留守電を入れてわざわざ墓穴を掘るし。最後の方の恋の告白とプロポーズのあたりのやりとりと「それが録音されていた」という落ちはもう恥ずかしくて(何て陳腐なんだろう)赤面赤面です。そしてこれらすべてのやりとりを追悼集の別冊として出版して会社の関係者に配るという設定の無理さはもう開いた口が閉まりません。通常ミステリーにはけっこう寛容なのですが、これはいくらなんでもひど過ぎます。 | ||||
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小説と一緒に資料集の二冊が入った構成。 読んで見ましたが、外見ほど凝った内容ではなく平凡。空振りと言えます。 資料を生かしきっているとも思えず、この作品で一番の見所は装丁というのが少々残念です。 | ||||
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小説と一緒に資料集の二冊が入った構成。 読んで見ましたが、外見ほど凝った内容ではなく平凡。空振りと言えます。 資料を生かしきっているとも思えず、この作品で一番の見所は装丁というのが少々残念です。 | ||||
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北アルプス白馬岳を登山中、事故で死亡した笹村雪彦。彼の所属していた会社の登山クラブあすなろ会は、笹村の幼いころからの生い立ち、最後の登山の計画と行動、さらには事故後の対応から死体検案書までを含めた追悼集を作成することにする。協力を求められた笹村の母 時子は手記を書き始めるが、息子の事故死に疑惑を持ち始める・・・。 文庫で箱入り二冊組み、一冊は追悼集、一冊は追悼集の別冊、表紙もカバーのついた普通の文庫と違い、いかにも自費出版でつくった文集のような表紙という、凝りに凝ったつくりのミステリ。 こういう趣向というか遊び心というかは大好きです。内容の如何にかかわらず、もうこれだけで楽しくなってきて満足してしまいます。まあ、凝った分だけ厚さの割りにちょっと高値というのが玉に瑕ではありますが。 つくりにばかり目が行きがち、内容如何にかかわらずと書きましたが、ミステリとしても納得のでき。ちょっとかわったおもしろいミステリはないかとお探しの方、ぜひ一度本書を手に取ってみてください。箱に入った二冊を見ただけで、きっと笑みが浮かんでくると思いますよ。 | ||||
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北アルプス白馬岳を登山中、事故で死亡した笹村雪彦。彼の所属していた会社の登山クラブあすなろ会は、笹村の幼いころからの生い立ち、最後の登山の計画と行動、さらには事故後の対応から死体検案書までを含めた追悼集を作成することにする。協力を求められた笹村の母 時子は手記を書き始めるが、息子の事故死に疑惑を持ち始める・・・。 文庫で箱入り二冊組み、一冊は追悼集、一冊は追悼集の別冊、表紙もカバーのついた普通の文庫と違い、いかにも自費出版でつくった文集のような表紙という、凝りに凝ったつくりのミステリ。 こういう趣向というか遊び心というかは大好きです。内容の如何にかかわらず、もうこれだけで楽しくなってきて満足してしまいます。まあ、凝った分だけ厚さの割りにちょっと高値というのが玉に瑕ではありますが。 つくりにばかり目が行きがち、内容如何にかかわらずと書きましたが、ミステリとしても納得のでき。ちょっとかわったおもしろいミステリはないかとお探しの方、ぜひ一度本書を手に取ってみてください。箱に入った二冊を見ただけで、きっと笑みが浮かんでくると思いますよ。 | ||||
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折原といえば、叙述トリックの大御所であるのは衆目の認めることろであろう。ここまで叙述に拘っている作家も稀であり、しかも、それならのレベルの作品を手がけているのでいい作家だ。知的に騙されたいという欲求のある者には、たまらなく垂涎な作品だ。 本書も、やはり折原マジックが散りばめられている。雪山での遭難者というスリリングな流れで、表やら写真やらが添えられ、あたかもノンフィクションのドキュメンタリーのような作りとなっている。落ちもなかなかビックリした。 内容的には★4〜4.5はいけるくらいだが、何がダメって製本と価格の釣り合いである。本書は、一般の文庫と違って、2冊に分かれた箱入りとなっている。ジャケットのついてない藁半紙の文庫が2冊、箱に入ってるわけだね。本編と真相編みたいな感じだ。その作り自体は、なかなか斬新で良いのだが、如何せん値段が高い。なにせ2冊合わせて300ページにも満たないのだ。この程度のボリュームでこの価格は高すぎる。2冊に分けると製本上でどうしてもコストがかかるからそれなりに定価はアップすれど、これは高すぎだ。こんなんだったら普通に1冊で出して安価にしてほしいものだ。 | ||||
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折原といえば、叙述トリックの大御所であるのは衆目の認めることろであろう。ここまで叙述に拘っている作家も稀であり、しかも、それならのレベルの作品を手がけているのでいい作家だ。知的に騙されたいという欲求のある者には、たまらなく垂涎な作品だ。 本書も、やはり折原マジックが散りばめられている。雪山での遭難者というスリリングな流れで、表やら写真やらが添えられ、あたかもノンフィクションのドキュメンタリーのような作りとなっている。落ちもなかなかビックリした。 内容的には★4〜4.5はいけるくらいだが、何がダメって製本と価格の釣り合いである。本書は、一般の文庫と違って、2冊に分かれた箱入りとなっている。ジャケットのついてない藁半紙の文庫が2冊、箱に入ってるわけだね。本編と真相編みたいな感じだ。その作り自体は、なかなか斬新で良いのだが、如何せん値段が高い。なにせ2冊合わせて300ページにも満たないのだ。この程度のボリュームでこの価格は高すぎる。2冊に分けると製本上でどうしてもコストがかかるからそれなりに定価はアップすれど、これは高すぎだ。こんなんだったら普通に1冊で出して安価にしてほしいものだ。 | ||||
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ふと本屋で見つけた、2冊分冊の文庫という珍しさで購入して読み始めて、一気に読みきりました。追悼集という構成が面白く、詳細が練りこまれていて読んでいる間はかなり気分も高揚していたんですが、オチにあまり驚きませんでした。それまでの伏線が置き去りになってる感じです。1つの違う構成のミステリーとして読むのは面白いかもしれません。 | ||||
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ふと本屋で見つけた、2冊分冊の文庫という珍しさで購入して読み始めて、一気に読みきりました。 追悼集という構成が面白く、詳細が練りこまれていて読んでいる間は かなり気分も高揚していたんですが、オチにあまり驚きませんでした。 それまでの伏線が置き去りになってる感じです。 1つの違う構成のミステリーとして読むのは面白いかもしれません。 | ||||
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文庫本なのに箱入り2冊本。どうなっているんだと読み始めてみると、いつもとは少し違った折原マジックの幕が開きます。折原氏の作品といえば、とんでもない変人ばかりが登場するのが相場ですが、この一風変わった「追悼集」には至って真面目な人ばかりが出てきます。それなのに、読めども読めども謎は深まる構成はさすがです。最後の最後まで犯人が分からない展開や、死亡届や登山計画など細部に渡る凝りに凝った小道具、登山が好きな人にはたまらない設定にも、妙なリアリティがあります。 幕切れまでの数時間を北アルプスに行ったつもりで読んでみてはいかがでしょうか。 | ||||
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