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身の上話



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【この小説が収録されている参考書籍】
身の上話
身の上話 (光文社文庫)

身の上話の評価: 4.06/5点 レビュー 105件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全105件 41~60 3/6ページ
No.65:
(5pt)

おもしろかったです。

キッカケはドラマだったのですが、先が気になる展開で、購入しました。
ドラマの雰囲気が、そのままだったので、違和感なく読めました。
とにかく、タケイが、おそろし〜。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.64:
(3pt)

どこまでも不穏な物語

2億円の当選くじを手に入れ、妻は流れに任せるように郷里を捨て東京へ。
不倫相手、学生時代の友人、郷里に残してきた家族や友人、同僚……少しずつ妻の人生が歪んでいきます……

NHKのよる★ドラとして'13.1〜放映されている「書店員ミチルの身の上話」の原作。
TVドラマの第何話かを偶然目にして、引き込まれて原作を読んでみることになりました。

男が、郷里を捨てて、宝くじの当選金を得て翻弄される妻の"身の上話"を淡々と語る物語。
物語の語り手である男も含めて、全ての登場人物が不穏な雰囲気をまとっており、いつの間にか物語に引きずり込まれてしまいます。
派手な作品ではなく、物語の閉じ方も人によってはポカンとしてしまいそうな感じですが、個人的には巧いなぁと感じました。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.63:
(5pt)

身の上話

そうきたか…….。最後まで引っ張られ、一気に読んでしまいました。面白いです。そしてよくできた作品だとすれば思います。
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No.62:
(3pt)

テーマは良いけれど

どうしても主人公が好きになれず、共感も同情も最後までできませんでした。
いや、好きになれないどころか、むしろ嫌い。

彼氏がいながら二股、しかも不倫、しかも仕事放り出して
不倫相手について上京、都合よく後輩の家に居候、宝くじの当選金は独占。
いろいろ事件があったあと旅にでて、得意の「放心」してるとこ出会った男とでき婚。
何でしょう、この女は。

テーマとして宝くじが当たって人生が思わぬ方向に・・・みたいな感じだけれど、
宝くじ当たっていようが、いまいが、彼女の身に起こったことは自業自得だと思えてならないです。
大金が彼女の人生を狂わせたのではなく、彼女のいい加減な性格とかワガママが周りを振り回した結果で
そこに無理やりお金が関係づけられたような印象です。

起こった殺人も1件目をのぞいて他は想像で語られてるようなところがあり
なんか腑に落ちない、モヤモヤ、フワフワする箇所が多々あります。

トンチンカンな会話とか畳み掛けるような文章とかはちょっと面白いと思いました。
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No.61:
(5pt)

不気味なキャラクターの存在感

「身の上話」といえば普通は自分の身の上である。しかるに『身の上話』と題された本作は、「私の妻の郷里は……」という書き出しで始まり、20章まである本書の実に17章まで、その妻の(結婚前の)身の上が延々と語られる。語り手である「私」は何者なのか。なぜこんなまだるっこしい語り方がされているのか。戸惑いを覚えつつも読者は物語の面白さに引き込まれずにはいられない。
 とりわけ冒頭の宝くじのエピソードは秀逸である。ミチル(というのがその妻の名前である)は三人の同僚から宝くじの購入を依頼される。渡されたお金はそれぞれ五千円、五千円、三千円である。一枚三百円の宝くじはそれぞれ十六枚、十六枚、十枚ずつ購入し、最初の二人に二百円ずつお釣りを渡せばよい。ところがミチルは慌てて一万三千円の全資金を使って宝くじを四十三枚購入してしまう。余計に購入したその一枚が、ミチルの運命を大きく変えることになる。
 物語の終盤でようやく語り手である「私」が登場し、二人のなれそめや現在の二人の状況が明かされるが、過去と現在およびミチルと「私」を結び合わせる重要人物として登場する竹井の不気味なキャラクターが光っている。ミチルの幼なじみである竹井はミチルや「私」を圧倒する存在感によって物語の主役ともいうべき位置を占めている。「殺した死体を埋める奴は馬鹿だ」という彼の持論には説得力があり、物語に奇妙なリアリティを添えている。
 すばる文学賞でデビューした佐藤正午はそういった意味では純文学系の作家であるが、ミステリー系やSF系の作品も数多く書いている。最高傑作『ジャンプ』もそうであったが、基本的にミステリーの上手い作家であり、しかも単なるエンターテインメントにはないリアリティを持ったミステリーを絶妙の描写で書いてくれる。「知る人ぞ知る」作家にとどまっているのは勿体無い。
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4334763200
No.60:
(5pt)

テレビドラマの展開が気になって

いまNHKで放送中のドラマの展開が気になって、つい購入してしまった。
うわぁ・・・そう来るか、的展開で読後のドラマ鑑賞がより楽しくなっています。
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4334763200
No.59:
(5pt)

ドラマ「書店員ミチルの身の上話」を見て購入

先がとても気になったのでどうしても先が知りたくなって購入しました。
この作者さんの本は初めて読みますが、文章に癖もなく読みやすくて一度に最後まで読んでしまいました。
ミステリーとまではいかないのですが、サスペンス調で先が気になります。

村上春樹さんの文体に似ているというコメントを他の作品のレビューで見たのですが、私は感じませんでした。
他に「アンダーリポート」「Y」など評判のよい作品があるようなので、そちらも読んでみようと思いました。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.58:
(1pt)

登場人物に感情移入できない

最後まで読ませる力はあり、なかなか暇つぶしにはなりますけど、
とにかく登場人物(特に主人公のミチル)の突拍子のない意味不明な行動や
主人公とその他の主要キャラが「話があるんだ・・・」と言いながらなかなか核心に触れない会話の流れ
主人公の性格全般にイライラしてきます。

イライラする理由は心理描写が甘いのと、一般人とはあまりにも違った思考でありながらも
リアリティに欠けすぎるからではないでしょうか。

最初に主人公が東京へ行くのですが、その動機もあいまいで、
職場の人が哀れなのと同時に主人公をまず殴りたい衝動に駆られます(笑)
その後の行動もまったく理にかなっていなくて、頭が悪いとしか言いようがない・・・。
とにかく不倫だのなんだのしている割には
まったく魅力が感じられません。

その他の登場人物も物凄く突拍子もない行動を取りまくるので、
人物像が浮かんできません。「え?なんで?」みたいな驚くことが多く
サスペンスというよりはぶっとび話かも。

イライラしたり、はぁ?と思いながらも暇つぶしにはおすすめですが、
小説を読んで感動したい、色んな何かを得たい、と考える人には全くお勧めできません。
非常識な登場人物に今思い出してもイライラします。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.57:
(4pt)

秘密はいつまでも守れるものではない

秘密というものは、いつまでも守れるものではない。
 本人は、「完璧」と思うくらいに固めたつもりでもほんの少しの隙間から洩れてしまう。
 それが本作を読んで一番思ったことだ。

 物にもよるが、誰よりもつらいのは自分自身だ。
 そして時が経てば経つほど、白状しにくくなる。
 だからそれが軽いうちに告白することだ。
 本作の古川ミチルも、そうしていればこんなにも苦労することはなかっただろう。
 告白、相談する人間が近くにいなかったこともあるだろう。
 
 誰にでも秘密はある。
 それは仕方のないことだけど、早いうち、小さいうちに告白することだ。
 そうしないと、とんでもないことになる場合もある。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.56:
(5pt)

予想外

事細かい描写に臨場感さえ感じました。
購入してとても良かったです。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.55:
(4pt)

一気に読んだけど

地方の書店に勤める23歳の平凡な女性・ミチルが主人公。流されやすいというか、ぼーっとした感じのミチルが、妻帯者のセールスマンとなりゆき任せの関係をもち、これまたなりゆきでそのセールスマンを追って東京に出る。その際に買った宝くじが一等の2億円に当選していたことからさまざまな波乱に遭遇していく。

 一気に読める。読み始めたらとまらず、最後まで読み通してしまった。主人公のミチルの人物造形がうまいと思う。地方在住で、特段の才能も特技もなく、別に道徳にうるさいわけでもない女性だとだいたいこんな感じではないか。そういう平凡な女性が、ちょっとの気まぐれから駆け落ちもどきのことをしてみたら、それまでの日常とはまったく違う事態に陥っていく。ひょっとしたら自分にも、ちょっとした歯車のズレからそういう人生が待っているかもしれない、という奇妙な気分にさせる小説である。

 本書の著者紹介にわざわざ「神経が隅々にまで行き渡る文章」で書かれているとあるが、たしかに文章はうまい。美文というわけではないが非常にこなれた文章だから、文章にひっかかることなく、すなおに作品世界に没入できる。最近の小説としては、改行や会話文が比較的少なく、文章が詰まっている印象を与えるページが多いのだが、読みにくいと感じることはまったくなかった。

 出てくる登場人物は、少々精神的に病んでいるのかなと思われる二人を除いて、みな良くも悪くも平凡。平均かそれ以下の倫理観の持ち主。それだからか、全体的な読後感は、かわいた、乾燥した感じをもたらす。

 病んでいそうな二人が突拍子もない行動をとるから、物語は動く。ほかのいくつかのレビューが触れているように、そこに不自然さを感じなくもない。だが、作者の文章の力なのか、私の場合は、不自然さよりも、普通だと思っていたけど実は歪んだ性格の持ち主だったという恐怖をうまく描き出していると感じだ。

 人生を不確実さ、不安定さを描いた佳作だと思う。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.54:
(5pt)

予想を裏切るサスペンス

ミチルという地方都市に住む書店員の身の上話を将来ミチルと結婚することになる男の「私」
が語るというスタイルの作品です。
久太郎という彼氏がいながら取引先の妻子持ちの豊増と不倫、故郷を離れて東京に出るところ
までは恋愛小説かな?と思いながら読んでると予想外の展開が待ってる。職場の人間に頼まれ
た宝くじを余計に一枚買ったことが災いの始まりとなり1等2億円の当選金が災いを引き寄せ
ミチルの身に不幸をもたらす。大金で人生を狂わせる女の話かと思いきや、サスペンスになり
途中からとにかく予想を裏切りとんでもない方向に行く物語です。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.53:
(3pt)

怖さは伝わるものの、疲れる作品。

「嘘」と「衝動」のために
人生を破滅させていく女と
その周辺人物の物語です。

恐ろしいのは、人生を破滅させていくのが
その主人公だけではなく
主人公に関わった、ほとんどの方々だから。
ある人に関しては主人公の恋人が現れたために
人生を狂わす行動をとらざるを得なくなりますし
ある人は、主人公の秘密に気づき、
人間ではなくなっていきます。

本当、この主人公、と言うものは
存在自体が迷惑そのものです。
そのくせ他人には秘密を守れと強要する。
身勝手なものです。

しかし、結局主人公は
その嘘によって手に入れた栄光のために
最後にはついに何もかもを失います。

そんな、無責任な女の話です。
ミステリー要素が絡みますが容易に想像できるので
それがらみとは言いがたく、中途半端です。

こういったいい加減な女がむかつく人は
絶対に読まないことです。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.52:
(4pt)

「型のはまった日常」が現実なのか?

普段私たちは知らず知らず枠に嵌って生きている。そうした方が居心地が良いから。
でも、ちょっとした事でその枠から外れて生きていくと世界は全く違ったものに見えてくる。
何が現実で真実なのか?
型に嵌って生きていくと、そんなことも考えなくなって一生を終えてしまうのかもしれないけれど、
何だか世界が狭いような気がする。
この本の主人公のように、考え無しに行動したことで、その「型」からどんどん外れていってしまう。
だけれど、それが不幸せなんだろうか? 井の中の蛙のように生きていくことが幸せといえるんだろうか?
そんなことを考えさせてくれる小説だと思います。何も自分が殺人まで犯さなくっても、小説の中で疑似体験できるんだから、そこをうまく利用すれば、自分の世界を見る目を変えることができる。
まぁ、自分も「柳に風」みたいなところがあって、はたから見れば「あぶなっかしい」ところがあるんだな、と思ったわけですけれど。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.51:
(4pt)

「型のはまった日常」が現実なのか?

普段私たちは知らず知らず枠に嵌って生きている。そうした方が居心地が良いから。
でも、ちょっとした事でその枠から外れて生きていくと世界は全く違ったものに見えてくる。
何が現実で真実なのか?
型に嵌って生きていくと、そんなことも考えなくなって一生を終えてしまうのかもしれないけれど、
何だか世界が狭いような気がする。
この本の主人公のように、考え無しに行動したことで、その「型」からどんどん外れていってしまう。
だけれど、それが不幸せなんだろうか? 井の中の蛙のように生きていくことが幸せといえるんだろうか?
そんなことを考えさせてくれる小説だと思います。何も自分が殺人まで犯さなくっても、小説の中で疑似体験できるんだから、そこをうまく利用すれば、自分の世界を見る目を変えることができる。
まぁ、自分も「柳に風」みたいなところがあって、はたから見れば「あぶなっかしい」ところがあるんだな、と思ったわけですけれど。
身の上話Amazon書評・レビュー:身の上話より
4334926711
No.50:
(3pt)

なんだろう。モノローグの果ては、行き場のない焦燥感。

おもしろい。
おもしろいし、スピードもあり、企画性を感じる。

だからだろうか。
リアルなのにあまりにリアルではない殺人。

人の数だけ表現があり、観察力があるから、行き場を失う。

「おいおい、だからってどうしたらいいんだよ」

この本に出てくる登場人物同様、もしかするとそれ以上に「置き去りにされた」感が
最後の最後に手を振る。

あ、それが狙いだったのかもしれない。
ならば、まんまと導かれたんだ。この人の話を聞くばっかりだったから。
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.49:
(3pt)

なんだろう。モノローグの果ては、行き場のない焦燥感。

おもしろい。
おもしろいし、スピードもあり、企画性を感じる。
だからだろうか。
リアルなのにあまりにリアルではない殺人。
人の数だけ表現があり、観察力があるから、行き場を失う。
「おいおい、だからってどうしたらいいんだよ」
この本に出てくる登場人物同様、もしかするとそれ以上に「置き去りにされた」感が
最後の最後に手を振る。
あ、それが狙いだったのかもしれない。
ならば、まんまと導かれたんだ。この人の話を聞くばっかりだったから。
身の上話Amazon書評・レビュー:身の上話より
4334926711
No.48:
(4pt)

ブラックユーモア

私たちは何気なく地味に暮らしているようで、これだけの危険をはらんだ日常のど真ん中にいるのですよ、という警告もありの、今、読むのに大変面白い小説である。文体がまた手練手管に満ちていて、読み手が軽く翻弄されていく快感も得がたい
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.47:
(4pt)

ブラックユーモア

私たちは何気なく地味に暮らしているようで、これだけの危険をはらんだ日常のど真ん中にいるのですよ、という警告もありの、今、読むのに大変面白い小説である。文体がまた手練手管に満ちていて、読み手が軽く翻弄されていく快感も得がたい
身の上話Amazon書評・レビュー:身の上話より
4334926711
No.46:
(4pt)

話題の本なので読んでみました。

思いつきのような失踪、宝くじ、そして.....
ありえないよねこんな話、と思いながらもぐいぐい読まされてしまいました。
最後はちょっと拍子抜けな感じもしましたが、
おもしろいことは、まちがいなしです!
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200

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