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身の上話
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身の上話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 1~20 1/4ページ
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金、犯罪、恋愛 それぞれの秘密が絶妙に絡み合った良い作品 最後まで面白く読むことができました | ||||
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そういえばドラマになってたなあ、と思い出して読んでみました。主人公が戸田恵梨香、故郷の親友役に安藤サクラ、主人公の妹役は波留、その後の朝ドラヒロイン揃い踏み、豪華なキャスティングでしたね~。 映像で観るのももちろんおもしろくはありましたが、夫の独白の形で読ませる原作、やはり断然厚みがありました。人間だれしも選択を繰り返して日々を送っているわけですが、ある日のほんの小さなそれによって、或いはシビアな偶然によって人一人の運命が変わってしまう、そういうことは誰にも充分起こり得るのだと考えさせられます。いやはや。 実は初・佐藤正午作品でした。他のものも読んでみたくなりました。 | ||||
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かなり前に「永遠の1/2」を読んで以来、佐藤正午のファンです。 | ||||
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宝くじ高額当選がきっかけの小説というワードで検索して読みましたが、意外な展開にびっくりでした。 | ||||
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最初はクドくてじれったい文章だな、と思ってましたが、読むのが止まらなくて一気に読んでしまいました。 最後までテンションが変わらず、たんたんと進んでいく感じが、少しだけ怖かったです。 最近、ご都合主義のハッピーエンドの話ばかり読んでいたので、丁度いい怖さでした。 | ||||
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佐藤正午の小説は初めてだったが、最初から第三者(後の主人公ミチルの配偶者)の回想が語られて行くという変わった趣向の小説で前半ではほとんどミステリー小説であると感じないものの次第にミステリー絡みの物語へと変化して行き、読者を引き込んで行くので、読み始めたら止める頃合いが悩ましい。ただストーリーの現実性という点では若干、違和感を抱く点もあり星は4つとした。具体的に述べてしまうとネタバレになってしまうため言及しないが、同様に感じる方もいらっしゃるだろうと思う。しかしながら、読んでいて飽きないし、どんどんストーリーに引き込まれて行ってしまう小説である事は間違いないので、読書にちょっと没頭したい気分の時に読むと良いかもしれない。小説としては佳作と言えるレベルだと思う。 | ||||
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正午氏の作品だとあるイメージを持って思って読んでいたので、虚をつかれました。 | ||||
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これから楽しませていただきます。 | ||||
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一般的に、それほど評価は高くはないみたいですが、自分としては、ベスト3に入るほどの実力本です。もっと皆さんに読んでもらえれば、その良さが分かってもらえるんですが、やや残念です。 ちょっと変わったキャラの女が転落していく人生ものです。『ジャンプ』同様、佐藤正午氏の話の進め方、表現力は素晴らしいです。 ドラマ化されたDVDも観たいです。 | ||||
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今まで読んだことがないタイプの小説でした。不思議な感覚に包まれたまんま、途中で読むことが止められない。最後 の一行はすぐ飲み込めなくて5回読み直した。5回ですよ。ビックリしたなあ。ああ、私のレビューではうまく面白さ を伝えられないのが何とも歯がゆい。 | ||||
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佐藤さんの作品を初めて読みました。 美しい文章、それと繊細な人間描写に圧倒された。 また、途中でこの本のテーマが明確になり、読み終わると大変満たされた気持ちになった。 「犯罪者の心に時効はない」の言葉にすべてが集約されているテーマだったと思う。 事件と呼ばれる犯罪でなくとも、誰しも生きている以上、人に優しく出来なかったり人を傷つけたりした過去(罪)を持っているのではないかと思う。 その罪悪感に時効はなく、ずっと胸の奥から消えない事をつくづく私は実感する。 最後の終わり方がとても良かった! 主人公(ミチルとその主人)は罪悪感から逃げない道を選んだのだと思う。 | ||||
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巻末の解説で池上冬樹は、本作品が日本推理作家協会賞を受賞できなかったことを大いに残念がることで、この作品が そのような賞を受けるに大いに値することを強調している。事実、この選考委員であった作家の内、伊坂幸太郎、佐々木 譲、赤川次郎の三人がこの作品を強く推していた。どうも、「ミステリー風味が他の作品に比して弱い」というようなことが逸賞の 理由らしい。佐藤の最新作(だと思う)である「鳩の撃退法」を読んだ時は、私も事実この作品は果たしてミステリーにカトゴライズ されるべきか戸惑った印象を持った。然しながら、この「身の上話」は、間違いなく卓越したミステリーであり、プロットの巧みな設定、 読者を驚かせるような幕切れ、そしていつもながらの丁寧な語り口による文章力の高さ、どれを取っても該当する賞に十分値 する作品であることで私は池上に甚く同意する。まず、池上も触れているが、この作品は主人公であるミチルという女性がその後 結婚する相手の男の語りで話が進められる。「土手の柳」と噂されるほど浮世離れしているミチルは、交際相手がおりながら 偶々知り合った出版社の男と一緒に着の身着のままで東京に行く。同僚に頼まれた宝籤を買っていた彼女は、やがて自分が 2億円の宝籤に当選したことを知る。そして、よく言われるように高額当選した人間に起こるであろう色々な不幸、いや世間 一般の常識から言うともっともっと大きな不幸に見舞われていく。筋運びが極めて巧みであり、何が起こるか分からぬワクワク 感で読者は一気読みせざるを得なくなるはずだ。そして、本作品の語り部であるミチルの後の夫が登場することで、作品は一気に クライマックスと終末を迎える。余りにも小説的であり、それも受賞を逃した一因であると池上は言っているが、それはきっと佐藤の 多くの作品に言えることだろうと思う。綺麗で丁寧な日本語でミステリーを楽しむという贅沢な時間をこの作家は与えてくれる。 | ||||
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結構厳しめのレビューも見かけてビックリしています。え、これほど素直に面白かった〜って言える作品も珍しいと思うのですが、やっぱり好みは人それぞれということですね。 重々しい雰囲気でもなく、スラスラとグイグイと引き込まれて行く感じは、産後一年半で育児には慣れてきたけれど、自分の時間がなくやりたいことが全然できない中、少しの時間を使って趣味の読書でストレス発散したかった私には、本当ぴったりの本でした。 面白いにも色々とありますが、笑える面白さ、重たいテーマや、長編を読みきった時の満足な面白さは、私は求めていませんでした。 単純にストーリーが面白く重くなく、サクサク読めるハズレのない本を探していました。 今話題の、コンビニ人間、ルビンの壺が割れた、も読みましたが、そこそこ面白かったという程度で、あ〜久しぶりにストレス発散できたー!とはなりませんでした。 しかし、この、身の上話は、あーストレス吹っ飛んだー!だれ?これ書いたの誰?と作者のことを調べてしまいました。 いつか、読もうと、買ったまま、本棚の未読コーナーに置いてあったこの本、もっと早く読みたかったー! | ||||
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しかも人に頼まれて買った宝くじが当たっていたら。誰でも一度はそんなことを考えたことがあると思いますが、そんなことから起こるドタバタ劇です。主人公の女性の設定にやや無理があるのではと思いきや、どんどん読ませる筆力はすごい。最後まで一気に突っ走ります。 | ||||
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氏が直木賞を受賞されたのを機に、俄かにファンになり、『ジャンプ』、『Y』、『5』、受賞作『月の満ち欠け』、そして本作と読み進めてきました。 実際、日常をほんの少しだけ逸脱すれば、主人公・ミチルの体験したことは十分にあり得る。そう思わせるだけの筆力が作者にはあると思います。 浜田山で繰り広げられるミチル、竹井、高倉、豊増をめぐるエピソードは些か長いような気もしますが、そこを過ぎると物語は一気に加速します。 語り手の予想外の正体。そして、ひとつの愛のかたちを表現したエンディング。 読み手に結末を予想させない、なかなかの秀作だと思います。 | ||||
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はじめは何が起こったのか分からなかったけど、グイグイと物語の中に吸い込まれて行った。 感動とまでは行かないけど、読みやすく、ワクワクしながら読めた。 | ||||
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最高に面白かった! 一人の若い女性が宝くじに当選したことから始まるドタバタ劇を、緻密に描写している。 作者の筆の運びが、極上の物語に仕上げています。 佐藤正午の小説は初めて読みましたが、こんなに技巧的な作家がいたとは! 今まで損をしていたような気がしました。 最後のオチも良かった。お勧めです。 | ||||
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妻の身の上についての話。 いろいろな男の人が出てきますが、まずこれを語っているのはその中の誰なのか。 そしてなぜ語っているのか。 それらが最後にわかります。 もちろんそれらがわかるも面白いのですが、身の上話の中身自体がとても面白いです。 まったく先が読めません。 | ||||
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常に「小説(家)とは何か」を追求し続ける孤高の作家である作者(最新作「鳩の撃退法」には特に感心した)にとっては実験性の薄い軽めの作品だが、良質の出来である。 ある女の夫が、結婚に至るまでの女の「身の上話」を読者に語って聞かせるという体裁のミステリ・タッチの物語なのだが、女の「身の上話」が良く出来ている上に、全体構成が巧み。女の「身の上話」を、あたかも夫の一人称であるかの様に語る様に実験性の萌芽が見えるし、その「身の上話」が真実か否か不明なトボけた点(夫の「作り話」かも知れない)も如何にも作者らしい。しかし、何と言っても本作の特長は「身の上話」に纏わる作者のミステリ的仕掛けであろう。中々楽しめた。 本作は作者の一連の作品からすると、やや外れた位置に属していると思う。本作に興味を持たれた方には、実験性に富んだ作者本来の作品群の購読をお薦めしたい。 | ||||
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やはりドラマから入ったクチです。 途中から話の続きが気になって気になって、でも結局全部見終わってから本は読みました。 ドラマは結構原作に忠実に出来てたと思いましたが最終回は随分はっしょってた感があったので本を読んですっきりしました。 話の内容知っていても引き込まれおもしろく読めたのはやはり著者が巧いからだと思います。 ドラマ見ないで読んでいたらもっとずっとおもしろかっただろうけど。 また、池上冬樹氏の解説がそれこそ巧くて、おかげでこの後この作家の小説を何冊も読むことになりました。 | ||||
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