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身の上話
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身の上話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 1~20 1/6ページ
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物語は、中盤から面白くなってきてサクサク読み進めることができました。 前半は冗長気味で少し苦労しましたが。 私にとって致命的だったのは、主人公の人柄というか情緒的な面がどうなっているのか、人物像が掴めないために、魅力を感じない、応援したい気持ちになれなかったところでしょうか。 | ||||
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金、犯罪、恋愛 それぞれの秘密が絶妙に絡み合った良い作品 最後まで面白く読むことができました | ||||
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そういえばドラマになってたなあ、と思い出して読んでみました。主人公が戸田恵梨香、故郷の親友役に安藤サクラ、主人公の妹役は波留、その後の朝ドラヒロイン揃い踏み、豪華なキャスティングでしたね~。 映像で観るのももちろんおもしろくはありましたが、夫の独白の形で読ませる原作、やはり断然厚みがありました。人間だれしも選択を繰り返して日々を送っているわけですが、ある日のほんの小さなそれによって、或いはシビアな偶然によって人一人の運命が変わってしまう、そういうことは誰にも充分起こり得るのだと考えさせられます。いやはや。 実は初・佐藤正午作品でした。他のものも読んでみたくなりました。 | ||||
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かなり前に「永遠の1/2」を読んで以来、佐藤正午のファンです。 | ||||
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宝くじ高額当選がきっかけの小説というワードで検索して読みましたが、意外な展開にびっくりでした。 | ||||
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大きくドラマチックな事件が起こる!というより、じんわりと嫌な雰囲気が流れ続ける作品です。 主人公の女性に感情移入できる読者は少ないかもしれません。もし近くで見てたら突っ込みどころ満載で。 最初は丁寧な日本語が連ねられている印象でしたが、会話についてはフランクなものが多く、そのバランスにちょっと疲れた感じでした。 ミステリーを期待するのであれば、違うなという感想です。後半、少しだけ盛り上がってくれる手紙みたいな作品です。 | ||||
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最初はクドくてじれったい文章だな、と思ってましたが、読むのが止まらなくて一気に読んでしまいました。 最後までテンションが変わらず、たんたんと進んでいく感じが、少しだけ怖かったです。 最近、ご都合主義のハッピーエンドの話ばかり読んでいたので、丁度いい怖さでした。 | ||||
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佐藤正午の小説は初めてだったが、最初から第三者(後の主人公ミチルの配偶者)の回想が語られて行くという変わった趣向の小説で前半ではほとんどミステリー小説であると感じないものの次第にミステリー絡みの物語へと変化して行き、読者を引き込んで行くので、読み始めたら止める頃合いが悩ましい。ただストーリーの現実性という点では若干、違和感を抱く点もあり星は4つとした。具体的に述べてしまうとネタバレになってしまうため言及しないが、同様に感じる方もいらっしゃるだろうと思う。しかしながら、読んでいて飽きないし、どんどんストーリーに引き込まれて行ってしまう小説である事は間違いないので、読書にちょっと没頭したい気分の時に読むと良いかもしれない。小説としては佳作と言えるレベルだと思う。 | ||||
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正午氏の作品だとあるイメージを持って思って読んでいたので、虚をつかれました。 | ||||
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1/10くらいしか読んでませんがミチルはサイコパスなんですか? 何を考えてるのか分からなすぎて怖い。 いま考えるとそういうテーマあるいは手法の小説かもしれませんが、心の準備ができてなかったため序盤で脱落。 これからどんな展開があるか知りませんが(取り敢えず宝クジは当たるんですかね)これだけ常軌を逸してれば作者のお好み次第何でもありなので逆に興味ない あと地方都市は匿名なのになんで東京の描写は具体的なんですかね。日本の小説は大体そうなので今更だけど。読者の大多数が首都圏在住だから?多数決で決めることではないでしょう。 まあ東京を舞台にした方が売れるんでしょうかね。そういえばNHKのドラマもそうですね。後半絶対に上京する。 最後に、 表紙に登場人物の絵を描くのはイメージの押し付けで良くない | ||||
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これから楽しませていただきます。 | ||||
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宝くじが出てきた段階で、なんとなく先が読めて興味がなくなった。 | ||||
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評価の高い作品で購入しましたが、展開があまりにも突拍子なく、全く共感できる点がありませんでした。 主人公をはじめ、ほとんどの登場人物の行動が理解不能です。 展開はそれなりありますので、退屈する事はないのですが、面白いとは思えませんでした。 | ||||
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同じ著者の本を連続して読んでいる内に、突如満腹感で頁が進まなくなることがあるのですが、この本がまさにその典型でした。 下半身が緩く、姓を呼び捨てで会話して、自分勝手な主人公という、著者が好きな主人公に飽きが来て、これこそ著者が軽蔑する「かまぼこを切って並べたような」造形じゃないかとうんざり感が出ると、もう駄目。 読了すると、非常によくできているお話だなとは思いましたが、もういいや・・・。 | ||||
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一般的に、それほど評価は高くはないみたいですが、自分としては、ベスト3に入るほどの実力本です。もっと皆さんに読んでもらえれば、その良さが分かってもらえるんですが、やや残念です。 ちょっと変わったキャラの女が転落していく人生ものです。『ジャンプ』同様、佐藤正午氏の話の進め方、表現力は素晴らしいです。 ドラマ化されたDVDも観たいです。 | ||||
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今まで読んだことがないタイプの小説でした。不思議な感覚に包まれたまんま、途中で読むことが止められない。最後 の一行はすぐ飲み込めなくて5回読み直した。5回ですよ。ビックリしたなあ。ああ、私のレビューではうまく面白さ を伝えられないのが何とも歯がゆい。 | ||||
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伊坂幸太郎推薦とのことで手に取ったんですが、語り口に違和感があって全部読めませんでした。 主人公は妻で、その妻のことを夫が語っていくというスタイルです。一番違和感があったのは、妻とその同僚の会話も夫が語っている点。会話を夫が語ってるんです。夫はいったい誰からこんな会話を聞いたんだろう?と気になってしまいました。妻だとしても、こんなに細かく夫に話すか?と。内容は話しても、自分はこう言って、相手はこう返してなんて夫に話すだろうか?と。この、一人称でも三人称でもない独特の語り口にひっかかってしまいました。 ストーリーも、宝くじが高額当選して不倫相手と逃避行というもので(それを装って実はちがう話でしたってこともあるかもしれないですが全部読んでないのでわからず)、興味が持てずに途中で読むのをやめました。 | ||||
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宝くじに当たったことで、自分の心と周りの人に翻弄されていくといった話。 うーん、正直言ってあまり好みの話ではなかったな…。 著者はきっと事なかれ主義の主人公を描きたかったんだろうけど、ちょっと曖昧だったような…。 嫌われ松子の一生に話が似ているけど、そっちの方が断然面白かったかな。 | ||||
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佐藤さんの作品を初めて読みました。 美しい文章、それと繊細な人間描写に圧倒された。 また、途中でこの本のテーマが明確になり、読み終わると大変満たされた気持ちになった。 「犯罪者の心に時効はない」の言葉にすべてが集約されているテーマだったと思う。 事件と呼ばれる犯罪でなくとも、誰しも生きている以上、人に優しく出来なかったり人を傷つけたりした過去(罪)を持っているのではないかと思う。 その罪悪感に時効はなく、ずっと胸の奥から消えない事をつくづく私は実感する。 最後の終わり方がとても良かった! 主人公(ミチルとその主人)は罪悪感から逃げない道を選んだのだと思う。 | ||||
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巻末の解説で池上冬樹は、本作品が日本推理作家協会賞を受賞できなかったことを大いに残念がることで、この作品が そのような賞を受けるに大いに値することを強調している。事実、この選考委員であった作家の内、伊坂幸太郎、佐々木 譲、赤川次郎の三人がこの作品を強く推していた。どうも、「ミステリー風味が他の作品に比して弱い」というようなことが逸賞の 理由らしい。佐藤の最新作(だと思う)である「鳩の撃退法」を読んだ時は、私も事実この作品は果たしてミステリーにカトゴライズ されるべきか戸惑った印象を持った。然しながら、この「身の上話」は、間違いなく卓越したミステリーであり、プロットの巧みな設定、 読者を驚かせるような幕切れ、そしていつもながらの丁寧な語り口による文章力の高さ、どれを取っても該当する賞に十分値 する作品であることで私は池上に甚く同意する。まず、池上も触れているが、この作品は主人公であるミチルという女性がその後 結婚する相手の男の語りで話が進められる。「土手の柳」と噂されるほど浮世離れしているミチルは、交際相手がおりながら 偶々知り合った出版社の男と一緒に着の身着のままで東京に行く。同僚に頼まれた宝籤を買っていた彼女は、やがて自分が 2億円の宝籤に当選したことを知る。そして、よく言われるように高額当選した人間に起こるであろう色々な不幸、いや世間 一般の常識から言うともっともっと大きな不幸に見舞われていく。筋運びが極めて巧みであり、何が起こるか分からぬワクワク 感で読者は一気読みせざるを得なくなるはずだ。そして、本作品の語り部であるミチルの後の夫が登場することで、作品は一気に クライマックスと終末を迎える。余りにも小説的であり、それも受賞を逃した一因であると池上は言っているが、それはきっと佐藤の 多くの作品に言えることだろうと思う。綺麗で丁寧な日本語でミステリーを楽しむという贅沢な時間をこの作家は与えてくれる。 | ||||
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