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身の上話



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【この小説が収録されている参考書籍】
身の上話
身の上話 (光文社文庫)

身の上話の評価: 4.06/5点 レビュー 105件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全105件 101~105 6/6ページ
No.5:
(5pt)

「代表作」に偽りなし

「ジャンプ」で作者の語りの上手さに舌を巻いたけれど、本作はそれを上回る出来で、もう形容する言葉が見つからない。少しずつ引きずり込まれ、気がつくと夢中になり、読み終えて放心状態に陥った。情景描写がきめ細かく、セリフがリアル、読みながらまるで映画を観ているようだと感じた。
ミチルという書店員が仕事中に失踪する物語なのだが、途中で殺人ミステリーかなと思わせて、最後に恋愛小説であったことに気づくという仕掛けがある。それぞれのシーンの描写は緻密で、主人公の心理もていねいに書き込まれているが、読み進むうちに何かが隠されているとの感覚が募ってくる。最後の数ページで種明かしがあるが、それを読者が受け入れるには少々の時間が必要かもしれない。私はもう一度じっくり読み返したいと思った。
ミステリーとみればプロットに無理があるが、作者の意図はそこには無いのだろう。狂おしいまでの愛を巧みな構成とさめた文体で描き出した傑作である。
身の上話Amazon書評・レビュー:身の上話より
4334926711
No.4:
(5pt)

読んだだけでは終らない怖い話

恐らく作者満を持して放つ代表作.主人公は物語の始め23歳のミチルと言う名の女性.しかし語るのはミチルの夫.この役割分担には深いわけがあるが,それが判るのは読み終わってからの話.ミチルの行動と彼女のまわりでたてつづけに起きる奇想天外な事件があまりに予想を超えるので,読んでいて恐ろしくなり,結局眼を離す暇なく読んでしまいふらふらになる.ところが最後に至って大爆発が発生し,ショックの余りまあ一日は考えますね.その結果,爆発の必然性も,役割分担の意味も,この作品の文書としての意味もだんだんに判ってくる,と言う仕掛けなのです.いやはやこんな物凄い話は始めてで,ただただ圧倒されました.密度の高い達意の文章で書かれているだけに,随分疲れたけれど,これは強く推薦です.
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.3:
(5pt)

読んだだけでは終らない怖い話

恐らく作者満を持して放つ代表作.主人公は物語の始め23歳のミチルと言う名の女性.しかし語るのはミチルの夫.この役割分担には深いわけがあるが,それが判るのは読み終わってからの話.ミチルの行動と彼女のまわりでたてつづけに起きる奇想天外な事件があまりに予想を超えるので,読んでいて恐ろしくなり,結局眼を離す暇なく読んでしまいふらふらになる.ところが最後に至って大爆発が発生し,ショックの余りまあ一日は考えますね.その結果,爆発の必然性も,役割分担の意味も,この作品の文書としての意味もだんだんに判ってくる,と言う仕掛けなのです.いやはやこんな物凄い話は始めてで,ただただ圧倒されました.密度の高い達意の文章で書かれているだけに,随分疲れたけれど,これは強く推薦です.
身の上話Amazon書評・レビュー:身の上話より
4334926711
No.2:
(5pt)

一気に読みました

地方の書店販売員の若い女性が主人公。
登場人物の職業から、「本屋大賞狙い?」「担当編集者から取材した?」など
想像するのもファンには楽しい設定です。
平凡な人生を送ってきた彼女の身に巻き起こる、ぜんぜん平凡じゃない事件の数々。
ちょっとしたできごとから次々にジェットコースターみたいに流転していく人生。
おもしろくてページをめくる手が止まりませんでした。
「お金」で周りの人間がどんどん本性を現す描写、ギャンブラーの作者ならでは。
忠告:最終ページはチラ見でも絶対しないでください!
疑問:一日をどの登場人物にも「いちんち」と言わせてるのは、何か理由があるんでしょうか?
身の上話 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:身の上話 (光文社文庫)より
4334763200
No.1:
(5pt)

一気に読みました

地方の書店販売員の若い女性が主人公。
登場人物の職業から、「本屋大賞狙い?」「担当編集者から取材した?」など
想像するのもファンには楽しい設定です。
平凡な人生を送ってきた彼女の身に巻き起こる、ぜんぜん平凡じゃない事件の数々。
ちょっとしたできごとから次々にジェットコースターみたいに流転していく人生。
おもしろくてページをめくる手が止まりませんでした。
「お金」で周りの人間がどんどん本性を現す描写、ギャンブラーの作者ならでは。
忠告:最終ページはチラ見でも絶対しないでください!
疑問:一日をどの登場人物にも「いちんち」と言わせてるのは、何か理由があるんでしょうか?
身の上話Amazon書評・レビュー:身の上話より
4334926711

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