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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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<ネタバレ注意> この物語には致命的な欠点があると思います。 それは、失踪した恋人(=南雲みはるさん)が携帯電話を持っており、しかも主人公の男性(三谷氏)はその携帯電話番号を知っているということです。 著者は「彼女(=南雲みはるさん)の携帯電話の充電器は自宅にあり、彼女の携帯電話の電池は切れているので、絶対に充電できない」と記述していますが、今もそうですが、当時も携帯の全機種充電器は共通でF社、SO社、SH社、P社、N社、等など全部共通で充電できたということです。 つまり、例えば南雲みはるさんは途中で立ち寄ったことがわかっている女性友人宅等で充電器を借りて充電できるということです。(当時というのはこの物語が書き始められたであろう1998年か1999年ごろのことです。) (そもそも、1年も5年も携帯を充電しないので)連絡が取れないという展開に無理があります。 また、最後に主人公の三谷氏と南雲みはるさんがばったり駅であったとき、彼女(南雲みはるさん)は決して、主人公の三谷氏を避けるなどの行動をとることはありせんでした。むしろ、何があったか、詳しく親しげに話しています。 つまり、もし、主人公の男性が南雲みはるさんの携帯電話に電話しても、南雲みはるさんは電話に出ないということはなかったでしょう。 もちろん電話に出てくれないなら、南雲みはるさんの行きつけのバーである「あさひ」の電話からかけるという選択肢もありました。 それなのに著者は、携帯電話は電池が切れた設定をまったく改善せず、なんと1年後には、主人公が南雲みはるさんと話したいから東京から沖縄まで行って、しかもすれ違いで会えないという設定までしています。 こんなの、南雲みはるさんに携帯に電話をかければ一発です。東京から携帯に電話してもいいし、沖縄のホテルから彼女の携帯に電話してもいい話です。 私は、こういう、さすがに無理がある物語は「軽蔑」します。 「競輪が当たりまくる物語」等はSF的でまだ受け入れられますが、 南雲さんの携帯にまったく電話しないような無理がある物語は「軽蔑」するということです。 (最後まで読んだ理由は、最後は、携帯電話が解決のKeyになるんだろうな。さすがに、著者も携帯電話の存在は無視しないだろうなと期待していたからです。しかし最後まで携帯電話のことは触れずに物語はおわってしまいました。) | ||||
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なんじゃ、こりゃ。これがどうしてミステリーの年間ベストテン入りするのよ! 敢えてジャンルに分ければ、青春小説ってなことになりそうな、やわやわなお話なのに。 主人公の彼女の失踪が唯一の謎なのだけれど、そんなのどうでもいいわい、ってな感じ。ダレます、かなり。 最初に出てくる彼女の姉ってのが不愉快極まりないのだけれど、どうして出てきたり引っ込んだりするの? 何の意味があるの? 「自分で道を切り開いたと思っても、実はそうじゃなかった」と気づくこと、なんてのが言いたいのなら、何もこんな回りくどい話にしなくても・・。時間の無駄。 | ||||
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200ページくらいにまとめて貰いたかったかな。お話の構造は好きなんだけど作者がテーマである「偶然(にみえて必然)のすれ違い」を拡大しすぎているように感じた。それ自体はそこまで面白いものではないというのが私の意見。同じような理由でウディ・アレンの映画嫌いなんだよなと思い出した。リンゴという小道具にしても、あんな後半まで引っ張る必要があったのかなと。 あと主人公三谷が失踪後のみはるにこだわり続けている理由が弱い。結局一回寝ただけの彼女、なのに彼の中では「芯を失った林檎のように」自信を喪失した。にも関わらず失踪1週間後に早苗と新宿で会ってる。そんなこともあるんだろうけど、なんか三谷が好きになれないんだよな。早苗と会うにしてもいつもの会い方という設定で良かったのか? それだけ傷つく相手と一回しか寝てないってあたりのトロくささとか。男関係疑ってるんならもっとはっきりそう書いて欲しい気もするし。 ここまで書いてみて自分の好みはやはり劇的なもの、日常から逸脱していく主人公が見たいっていうことなんだろうなと感じた。 気になりつつも探せなくて中途半端になっていくっていうのはリアルなんだろうけどドラマに乏しい。 ところでみはるの失踪の理由について、半分くらいまで自分は「三谷という優柔不断な男に物足りなさを感じていて偶然再会した未亡人に自分と三谷の将来を重ねて(夫の死に傷つききれないような中途半端な関係)、敢えてヒントを残して失踪することで三谷が探しに来るのか確かめたい、もしくは自分と三谷の関係を運命づけようとしたのでは?」とミスリードしてしまっていた。ミスリードしといてだが、こっちのラインのプロットの方が好みである。 | ||||
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要するに、非現実的な展開の「失踪劇」のストーリー。 何故、表題が「ジャンプ」なのか理解に苦しむ。 現実から、非現実世界へのジャンプの意味だろうか?。 普通、女性が姿を消すのに、近所のコンビニへ「リンゴを買いに行って」失踪なんて有り得ない。 これが、旅行先での出来事とかならば、合点がいくのだけれども。 リンゴを買いに行ったコンビニで、ある出来事が起こり・・それが次の展開を呼び・・。 財布一つ持っただけの女性が、この様な非現実的な出来事の連続に巻き込まれるだろうか・・。 30ページ程度で終わる物語を、ひたすら長引かせていく感じかも。 主人公である一方の「僕」が、読み進む内にストーカーに想えてきて重苦しい。 最後に、「半年後の再会」があるけれどもとても違和感を覚える。 「半年後の再会」があるくらいなら、手紙での告白の方がまだ許せる感じ。 わざわざ、お金を支払ってまで手に入れる事はないかも。 図書館で、借りて読んだ方が良いかも。 | ||||
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例えるなら2,3分で済む話を2時間、だらだらだらだら聞かされて、しょうもない結末にぐったり… って感じです。 何のひねりもトリックもどんでん返しも無い話です。 身の上話が面白かったので、この本も読んでみたのですが、がっかり。 | ||||
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その夜、主人公は奇妙名前の強烈なカクテルを飲んだ。ガールフレンドは、酩酊した主人公を自分のアパートに残したまま、「五分で戻ってくるわ」と笑顔を見せてそのまま姿を消してしまう…。人生を選択したと思い込んでしまうのは、自己の存在を正当化しようとしてしまう人間の性かもしれません。 「自分が芯のないリンゴみたいに頼りなく思えるんだ。なぜ彼女は消えたのか?肝心かなめの疑問がいつまでも頭の隅に居すわって、その答が埋まらないからだ。なぜ?という疑問には普通は考えれば答が出るんだ。だから人は考えて、一つ一つ疑問を解決することで自信を回復して生きてゆけるんだ。わかるだろ?」 | ||||
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最後まで読むのがつらいほど、イラついて、つまらなかったです。 最後くらい救われるかと思ったら、あの終わり方…。 登場人物全員にイラつく小説というのも、なかなか珍しいと思います。 設定として、まともな仕事をしていて、まともな家族がいて、まともな友達がいたら、失踪というものはできないはずなんですよね。 特に女性の場合…。 みんながみんな、大切なところを突っ込まない、そしてそれがちょうど良い距離感・やさしさだと勘違いしている。 今の日本の出来損ないの人間関係を象徴していると思いました。 「どっちもどっち」と書いた方に賛成です。 | ||||
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大変話題になった作品のため期待が大きかったせいもあるのですが、期待はずれでした。後味も悪く、結末も特に驚くべきものではありません。途中で想像がついたのですが、「まさかそんなわけはないだろう。これだけ話題になっているのだし。」と思って最後まで読んで、がっかりでした。とにかく主人公がいただけません。小心者だし、ええかっこしぃだし、自分に酔っているだけ。こういう人も世の中にはいるでしょうからリアルといえば、リアルなのかもしれないですが、わざわざ本で読みたくないです。 | ||||
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彼女の失踪の理由は、勘のいいひとなら、気付けるらしいです。 わたしは気付けなかった。 構成も良いし、スラスラ読めるけど わたし、この人の書く登場人物を好きになれない。 男も、女も。 人間臭くないというか。 ラス前の「半年後」とか、読み飛ばそうかと思ってしまったし。 経過にも興味を失い、「で、結論は!??(イライラ)」みたいな。 恋愛感情、希薄な二人の恋愛。 頭で恋してるカンジで、見て(読んで)いられなくなるのです。 | ||||
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「身につまされる」とありますが、正にその通りでした。 後味悪くて、すっきりしないですね。 また、私は読む前に題名とあらすじを見て、タイムトラベルの 絡んだ話だと思っていたのですが、そういう現象もないし、結局 種も仕掛けもないというような真相なので、がっかりです。正直、 この作品をミステリーとは呼べないと思います。 更に展開には無理がありすぎるし、登場人物の言動の不自然さ も目に付きました。それを真相でフォローできていないにのみな らず、失踪の理由にもつながる、この作品のテーマにも私は陳腐 に感じました。 まあ気になって早く読み進めたくはなりましたが、全部読んだ 後で振り返ってみると無駄が多いと思います。無理にミステリー っぽくしない方が、まだ読後感が良かったのではないかと思います。 | ||||
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この本読んだのは随分昔なので細部は忘れましたが私は主人公の男目線で読んでいたのでみはる(だったかな?)の態度に腹が立ってたまりませんでした ラスト再会したときの「昔のことは覚えてない」的なこと言われた日にゃぶっとばしたい勢いでした(笑)そこでの主人公のセリフ「君が夢に出てくる~」のところは全然いらなかったなぁ いっきに詰め寄りたいところなのにあの会話から一気にペースダウンしてぬるくなっていったみはるの姉、みはるの友達この作品に出てくる女性全てが僕の嫌いなタイプ(強気で自己をしっかり持ちわが道を行く、そのことになんの迷いもない)なのでキャラに感情移入できない部分はマイナスですね | ||||
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『失踪をテーマに現代女性の「意志」を描き…』という評論はどうなんでしょう。何か違う、という気がします。現代女性としては。「意志」などという確固としたもんじゃなく、レットイットビーな雰囲気が蔓延していて、ちっとも元気にはなれない展開でした。リンゴという小道具からして「キレイ」すぎて御伽噺。もちろん、御伽噺を期待していれば、期待値どおり星5なわけです。もっと泥臭いものが欲しいお年頃にて、辛い点数となりました。 | ||||
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ストーリーテリングはうまいです。どうなるんだろう、どうなるんだろう、と一気に読めました。その部分では、星4.5くらいつけてもいいかもしれません。でも、主人公の男が私は嫌いでたまらない。こんな男が、二人もの女性から真剣に愛されるのかと思うと、いやになってくる(笑) 愛の価値がひどいデフレを起こす感じ。でも、ま、おもしろいです。読んで損はないと思います。 | ||||
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