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理由(わけ)あって冬に出る



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【この小説が収録されている参考書籍】
理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)

理由(わけ)あって冬に出るの評価: 3.76/5点 レビュー 42件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.76pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 41~42 3/3ページ
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No.2:
(2pt)

はじまりからモタモタ

第16回鮎川哲也賞の佳作でデビュー作になります.
よく言えば丁寧,悪く言えば冗長という印象が強く残ります.
はじまりから舞台となる学校についての立地を語るあたりは,
このあとの物語に絡むのかと思いきや,まったくそうではなく,
ただダラダラとつづくだけで,その先への期待がわいてきません.
また,物語の本編となるいくつかの『騒動』についても同様で,
流れが『トリック』ではなく『動機』のほうへと移っているのに,
図解入りで検証,犯人当てを繰り返す様子は,少しばかり疲れます.
ほかにも,学園ミステリっぽい独特の『ゆるさ』はあるものの.
ハッピエンドにしたいのか,ブラックにしたいのかよくわからず,
結局どうおわらせたいのか,落ち着かない結末にモヤモヤとします.
『コミカルなミステリ』という割には,そんな風でもありませんし….
『誰が』『なぜ』『どうやったか』という流れはキレイですし,
ひねりの効いたタイトルは,なかなかよかったと思うのですが….
ページはそれほどでもないのに,スッキリ読めないのが残念でした.
理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)より
4488473016
No.1:
(4pt)

ミステリーとしては秀作の青春ミステリー

鮎川哲也賞佳作入選の新人作家の長編ミステリーですが文庫で手頃なので買いました。市立高校の文化系部活が活動する芸術棟が舞台ですがそこに何回か幽霊が出没するといううわさが立ち主人公の美術部
の少年と他の高校生が探偵するというストーリー。一件無関係に見えるプロローグと幽霊騒動が最後にはきれいに結びつきトリックもそれなりに良かったと思います。本格重厚物が好きな人には物足りない
かもしれませんが登場人物が生き生きしており会話も楽しく長編の割に比較的読みやすいと思います。最後のエピローグはちょっと怖かったかな・・・昔は本格どろどろが好きだったのですが年取って連作ミステリーばかり読んでいるので久々の楽しい長編ミステリーでした。似鳥鶏の次回作が楽しみです。
ミステリー初心者や中学高校生くらいにおすすめです。
理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)より
4488473016

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