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(短編集)
七つの棺
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七つの棺の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「〜の奇想」や「倒錯の〜」のような、禍々しい雰囲気は微塵もありません。 作者の実質的なデビュー作であり、かつ短編集ということもあるのでしょうか、トリックについては大した事は無く、むしろ拍子抜けする感じのものでした。思いついたネタを余り練らずに作品に仕立てた感じです。結構無理のあるトリックも多く、かなりの部分で「偶然」に頼っています。ロジック重視の人には向かないかも知れませんね。 また、各話の最後にオチのようなものがついていますが、私としてはこれを「オチ」と呼ぶには抵抗があります。私見ですが「オチ」には必然性が不可欠だと考えているからです。それがないと物語が完結しないとか、それがあるお陰で物語が締まるなどの必然性です。 しかし、掲載話の殆どのオチには必然性が感じられません。多くは「裏ではこの様な事が起こっていた」というもので、それがなくても物語としては問題なく成立します。また、それに対する伏線も感じられず、物足りないから追加しましたという印象を持ってしまいました。ハッキリ言って蛇足です。 全編に黒星警部という人物が出てきますが、それ以外のストーリー上の繋がりは、各話の間にはありません。 | ||||
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