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密閉教室
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密閉教室の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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自殺したと思われる少年についての人物像の描写が無さすぎるように感じる。他殺なら被害者に恨みを持つ人間を洗い出して捜査するが自殺なのでそこに至らなかったのかもしれないがそれにしてもネタバレになってしまうから言えませんがただ一つ言えることは普通の高校生には殺す可能性のある人間がゴロゴロいてるのか?ミステリーなので仕方ないか。 | ||||
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探偵作家の中では著名な作者さんとのことで手に取った次第だが、半分くらい読んだ ところで脱落しそうになった。作者が24歳の時のデビュー作とはいえ、かなり酸っぱい。 軽小説ならこれでもいいのだろうが、ノリが学園アニメというか、自分が高校生の時に 書いた小説を強制的に読まされるようなツラさがある。こんな高校生が現実にいるとは 思えない。刑事が主人公の少年に捜査の助手を依頼したり、推理や捜査情報を少年 にペラペラしゃべったりというのも、無理がありすぎだろ!とツッコまずにはいられない。 それでもなんとか最後のトリックと種明かしだけに期待をかけて読み続けることにした。 残念ながら種明かしもやはり酸っぱい。良く言えば初々しいというか。推理の鍵はなぜ 机と椅子が移動されたのか、 遺書は複写なのかといったところにあると踏んでいたが、 それらには整合性ある説明がついた。ただ事件の背景と、犯行にいたる経緯は荒唐 無稽の印象である。ま、探偵小説に野暮は言うまい。そこそこ面白く読めたんだから。 | ||||
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探偵作家の中では著名な作者さんとのことで手に取った次第だが、半分くらい読んだ ところで脱落しそうになった。作者が24歳の時のデビュー作とはいえ、かなり酸っぱい。 軽小説ならこれでもいいのだろうが、ノリが学園アニメというか、自分が高校生の時に 書いた小説を強制的に読まされるようなツラさがある。こんな高校生って現実にいるだ ろうか(笑)。刑事が主人公の少年に捜査の助手を依頼したり、推理や捜査情報を少年 に ペラペラしゃべったりというのも、無理がありすぎだろ!とツッコまずにはいられない。 それでもなんとか最後のトリックと種明かしだけに期待をかけて読み続けることにした。 種明かしもやっぱり酸っぱいかな(笑)。良く言えば初々しいというか。推理の鍵はなぜ 机と椅子が移動されたのか、 遺書は複写なのかといったところにあると踏んでいたが、 それらには整合性ある説明がついた。ただ事件の背景と、犯行にいたる経緯は荒唐 無稽の印象である。ま、探偵小説に野暮は言うまい。そこそこ面白く読めたんだから。 | ||||
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教室の机が消えていた理由や、コピーの遺書の理由は理にかなって面白かった。 しかし完全に迷走推理の主人公にはヤキモキさせられ、真犯人はどんでん返しで意外な人物が 浮上しますが、そのせいで結末がスッキリしない。トリックはお見事、物語は弱い、の一長一短な印象の作品です。 | ||||
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教室の机が消えていた理由や、コピーの遺書の理由は理にかなって面白かった。 しかし完全に迷走推理の主人公にはヤキモキさせられ、真犯人はどんでん返しで意外な人物が 浮上しますが、そのせいで結末がスッキリしない。トリックはお見事、物語は弱い、の一長一短な印象の作品です。 | ||||
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なんとなく、小説を読んだという気がしない。 それはたぶん登場人物、特に主人公の人間が書けていない からだろう。 この作品の主人公は、作者の操り人形か、ロールプレイング ゲームの中のキャラクターのように思えてしまった。 もちろんこの作品は推理小説として、人間がどうこうと言うよりは、 トリックや謎解きに重きを置いているのだろうが。 肝心の謎解きも、荒唐無稽な背景に、偶然に偶然が重なった だけという気がしてしまった。 ラストでは多少とも人間臭くなり、意外などんでん返しが楽しめるのだが。 一つの章が異常に短いので、普段本を読まないようなゆとり世代の 人には読みやすいかも。 | ||||
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なんとなく、小説を読んだという気がしない。 それはたぶん登場人物、特に主人公の人間が書けていない からだろう。 この作品の主人公は、作者の操り人形か、ロールプレイング ゲームの中のキャラクターのように思えてしまった。 もちろんこの作品は推理小説として、人間がどうこうと言うよりは、 トリックや謎解きに重きを置いているのだろうが。 肝心の謎解きも、荒唐無稽な背景に、偶然に偶然が重なった だけという気がしてしまった。 ラストでは多少とも人間臭くなり、意外などんでん返しが楽しめるのだが。 一つの章が異常に短いので、普段本を読まないようなゆとり世代の 人には読みやすいかも。 | ||||
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法月氏のデビュー作。 自分は推理小説を読む時にあまり人物の描き方がどうとかそういう点に 気を注ぎながら読むタイプではない。 そういった事は他のジャンルの小説に求めればいいと思うからだ。 この小説の大きなポイントは1点。 なぜ殺害現場となった教室から机と椅子が運び出されていたか? 現場は目張りの密室だがこれはそれほど堅牢なものではないから その謎は予想の範囲の中で説かれる。 肝心の机と椅子の移動の理由は5点満点でいうと 3点のアイデアだった。 後に大活躍する法月氏の船出ということで読むとおおいに楽しめる。 | ||||
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作者のデビュー作。高校生名探偵の"工藤"が警察の助力願いに応じて、密室状態の教室で起きた殺人事件を解くと言う「名探偵コナン」のような作品。工藤のセリフ「おまえが犯人だ !」がポーの作品名だと分かる方は相当のミステリ通。この他、チャンドラーやカフカを引用する等、デビュー作らしい気負いと衒学趣味が見られる。 密室の構成法はチャチであるが、教室から全ての机が移動されているという一見奇抜なアイデアがクィーンの「チャイナ橙」をベースにしている点を作中でアッケラカンと明かしているのは作者の生一本な性格によるものか。冒頭でその「チャイナ橙」に言及しているのは逆に茶目っ気だろう。犯人の設定は平凡で、冒頭で犯人の予想が出来てしまう。ヴァン・ダイン「カブト虫」と同じ狙いか。このような事件では、犯人を含む登場人物の性格、人間関係、恋愛模様の細かな描写が必須だと思うのだが、この辺曖昧で、"ほのめかし"程度に終っており、最後にそれが前面に出て来る展開はミステリの宿命とは言え苦しい。動機の一部とも関係するが、事件の背景が薄汚いのも学園ものとしては後味が良くない。これらの欠点にも係らず、学園小説としてテンポ良く読め、途中までは密室の謎で引っ張る手腕は中々のもの。作中で観念論を振り回す教師が出てくるが、それに対して工藤があくまでクィーン流の論理で頑張る姿勢は潔い。 デビュー作としてはマズマズの出来だと思う。その後の作者の活躍を考えると、順調なスタートと言うべきか。 | ||||
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