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そのケータイはXX(エクスクロス)で



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そのケータイはXX(エクスクロス)での評価: 3.41/5点 レビュー 49件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.41pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(3pt)

ホラーミステリーとしては佳作です。

地獄のババ抜きを先に読んでしまったのでネタバレしてしまったけれど、十分楽しめた。真実は最後まで闇のなか、かもしれないが、これはこれで、ありかなと思う。
もうちょっとサスペンス要素があると星4つかな。
そのケータイはXX(エクスクロス)でAmazon書評・レビュー:そのケータイはXX(エクスクロス)でより
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No.10:
(3pt)

勢いだけの力技

このミス大賞のいわゆるこの後定着した隠し玉枠からの初のリリースとなる作品。
隠し玉作品は微妙なのが多いが、本作も微妙だ。
本格ミステリーというよりはホラーサスペンスであるが、二人の視点で物語を構築するなど凝った構成になっているようだが、実際は要するにそのままの話で、特に驚愕のオチとかいった仕掛けもなくよく分からないまま終わってしまう。
小説内バランスを崩壊しかねないまでの格闘シーンの引っ張り方など素人臭い勢いだけはあるが、プロの作品としては粗削り過ぎるという印象である。
まあ積極的にはお勧めしかねるが、退屈はしない。
作者だけは楽しんで書いているんだろうなという無駄な熱意は伝わる。
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No.9:
(3pt)

リアル鬼ごっこより、少しましかな

しかし、これで賞の最終候補に残れるとは・・・
解説に、序破急ならぬ、序破破破破って書いてあったけど、それって破綻、破綻、破綻・・・のこと?
あまり細部をずらずら書き連ねて批判するのもなんだけど、だいたい女の子が冷蔵庫に閉じこめられて、蹴破って外に出れる? 警官からピストルを奪って発砲までした女の子を警察がすぐに釈放すると思う?
もっと根本的な疑問は、ケイタイデンワを持っていてネットにまでアクセスできるなら、警察だけではなくて、様々な助けを呼ぶことが可能でしょうが。
ファンタジーならいざ知らず、ミステリーからリアリティが抜け落ちていたら、なんでもありになってしまう。
でも、リアル鬼ごっこでもこの小説でもそうだけど、若い人には売れるんだろうね。
内容に疑問を持つことなく、すらすら読んでしまうから。
これは恐ろしいことでもあるよね。本になってしまったものなら、疑問を持たないんだから。
なんだかこの類の類似本で戦争賛美の内容でも、そういった若い人はこぞって読むんじゃないかって思えて薄ら寒くなった。
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No.8:
(3pt)

面白いけど

映画化されたんで文庫本を買って読んでみました。とにかくハラハラして一気に読み終わった感じですが、前半のドキドキ感と比較して後半の展開とオチが弱くて、ちょっと肩透かし。妙に説明過多な部分やクドイところがあっても、バランスの悪いところかポツポツと。でも、電車や旅行中に読む本としてはダントツでオススメです。
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No.7:
(3pt)

面白いんだけど…ねぇ?微妙なんだよなぁ…うん。

映画「エクスクロス」の原作であり、タイトルのXXはエクスクロスと読みます。
ジェットコースタースリラーと題された本作を手に取り、最初に思った第一印象はこういう出版のされ方をする小説は多分、面白いものなんだろうな、といった漠然としたイメージ。
「第一回 このミステリーがすごい!大賞」の最終候補作として残り、惜しくも選には漏れたものの、原稿を読んだ編集者が捨てがたい魅力を感じたため、特例として出版されることになり、そしてすぐに映画化が決定された、というのがその経緯です。「リング」「バトル・ロワイアル」「ホワイトアウト」を見たときに感じた面白そうな匂いがこの作品にも漂っており、読んでみました。作者は20代後半、作家を目指しながら現在某ホテルのベルボーイとして勤務されている方とのことです。
一読後、感じたものは「面白いんだけど…」でした。この「…」の部分が微妙な作品で、確かにグイグイと息をつかせぬ展開で物語に引っ張り込まれ、ハラハラドキドキの連続なんですが、あまりに情報過剰というか表現過多というか、支離滅裂の数歩手前というか…。
プロット自体は凄く面白そうです。
女友達と失恋の痛手を癒すための温泉旅行に出掛けた主人公の女子大生は、偶然立ち寄った妙な違和感の漂う阿鹿里村(あしかりむら)というひなびた村の旅館の押入れで、持ち主不明の古い携帯を拾います。その電話にかかってきた第一声が「逃げろ!そこから逃げるんだ!足を切り落とされるぞ!」という切羽詰った忠告、片目を潰され片手片足を切り落とされ、生き神様として座敷牢に死ぬまで繋がれるというこの村に残る風習、そして阿鹿里(足刈り)の里の中を主人公たちは逃げ惑い、追い詰められ、闘う羽目になるという、スリラーアクションとしてはもう存分に楽しめるシチュエーションです。
ただ先に述べたように表現過剰な描写や、「こんな状況でそんなこと普通しねーだろ?」とか、「なんでこの状況下でそんなに冷静に対応してるねん?」いう突っ込みをかましたくなるシーンが多々登場するため、そっちに意識を取られてしまうのが何とも勿体無い。サービス過剰の駄菓子屋というか、頭から尻尾まであんこがぎっしり詰まったタイヤキ(ただし餡は高級品ではなく普通レベル)というか、「面白いんだけど…」なんです。物語に惹きつける構成力・文章力はそれなりにあるんですが、そのパワーが作品のなかに散漫に(意図的?)点在してしまい、読後感に何か物足りないものを感じてしまう出来というか。
面白ければ、次巻以降(地獄のババぬき)も読んでみようかと思ってましたが、ちょっとどうしようか思案中。多分面白いんだろうけど…。
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No.6:
(3pt)

発想はおもしろい

皆さんの言ってる通り確かに無駄な知識説明や状況説明が多いし、文章はまだ甘いといった感じですでも主人公のしよりが誰を信じていいか分からず疑心暗鬼に陥る感覚は凄く伝わってきました最後まで誰が嘘をついているのか分からずドキドキしましたただ散々そのドキドキを引っ張っておいて最後全ての謎がすっきりしなかったのが残念です特にこれと言って得るものは無い感じですが、気楽に読むには面白いと思います
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No.5:
(3pt)

えぇっ!?

はじまりでぐっと掴まれて結局5時間ぶっつづけで読みきってしまいました。
どこまで読んでも謎だらけ、そして登場人物の怪しさに一体誰が嘘をついているのか全く予測できない展開。結構推理小説など読んでいると犯人が予測できちゃったりもしますがこの作品は最後の最後までわかりませんでした。
しかし!残念でならなかったのは、最後まで読みきっても、話しの内容が???の部分がいくつかあったこと。しかも重要なお話しの軸の部分で・・・。最後のページを読み終えて、思わず「えぇっ!?」とつっこんでしまいました。読みきっても真実があいまいって、おい。
でも深いこと考えなければおもしろかったし、続きを待てない気持ちをありがとうって感じです。それと私の場合映画の予告でこの小説を知ったので、本を読みながら映画のキャストで想像しながら読めたのでよかったです。私的には、この女優さんのためにこの役はあるのでは、というぶっとびキャラがいました。
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No.4:
(3pt)

独特の感性は買える

かるーいノリでホラーサスペンスを読ませるあたりは、なかなかのしたたか
ぶりです。正直、文章はプロのレベルに達していませんが、さほど苦もなく
読めてしまったのは不思議。
内容は、ホラーとサスペンスとギャグが入り乱れる破天荒な展開で、不思議
な魅力がありました。
携帯の機能をそれなりに巧く使っていましたが、まだまだ使い倒せたはず。
今後のエンターテイメントの担い手としてちょっとだけ期待してます。
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No.3:
(3pt)

ムダ知識が多すぎませんか

設定とか、物語自体は楽しめました。誰が味方で誰が嘘を言っているのかが分からないまま結末はどうなるの?と興味を持たせたのは上手いと思います。ただ、文章がどうしても私には合いませんでした。具体的には障子を開ける音を「スッパーン」とカタカナで書いてしまうあたり。ケータイがポイントだったので仕方ないのかもしれませんが、「ノイズキャンセラ」などの用語を普通に使うのか?あるいはこの設定にしたらあと何分くらい話せるなどと知っているのものなのか?いかにもとってつけたかのような説明口調が気になって気になって。あるいはやたら多様されていた比喩表現。全ての行動をイチイチ「まるで~のような」と描写されるとかえって冷めてしまいました。表現したい気持ちもわかるのですが、いかにも素人的で。読ませる才能はあるのですからせめて活字にする際にもう少しこなれた文章にしてもよかったのでは、と残念です。まあ、どんどん文章は上手になるでしょうから今後が楽しみとも言えるのですが。リアル鬼ごっこにも通じるものを感じるのですが、映画やゲームなんかになったらきっと素直に楽しめそうです。
そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)より
4796640967
No.2:
(3pt)

ゲーム感覚の小説ですね

 例えば『バイオハザード』のようなアクション・ホラーゲームを小説で楽しんでいる感覚、と言うのが一番近しいような気がします。取り巻かれた異常な環境からの脱出劇。友人とはぐれてそれぞれが同じ時間帯で冒険と恐怖を味わう。二人を結ぶのは携帯のみ。前述のゲームも多くは二人の主人公が設定され、どちらを選ぶかでゲームの進行が変化し、時折二人の行動がクロスしてストーリーを織り成して行きますが、その感覚がこの小説の大きな仕掛けとなっているのです。そして外部から携帯で指示を与えてくる謎の人物……。二人の主人公が味わう恐怖の質もちゃんと区別されていて、一人は自分を取り巻く得体の知れない謎と誰が本当の味方なのか混乱していく疑心暗鬼の恐怖、もう一人は明確な殺意を持って執拗に自分の命を狙う人物との死闘の恐怖。物語の構成と進行は、新人とは思えない技巧と新人ならではの大胆さでかなり楽しめます。ただ、取り巻いている怪しげな人物たちの言葉のセンスがいかにもステレオタイプで(「ひひひ~」と笑う年老いた旅館の仲居など)、物語の状況説明の段階で、そのリアリティの無さにシラケ気味となってしまいました。
そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)Amazon書評・レビュー:そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)より
4796640967
No.1:
(3pt)

映画的な展開力は買う

この設定を現代の日本でやるというところは相当無茶なところがあるが、それをそれほど不自然にみせないのは一種の構成力だと思う。恐怖をもり立てるさまざまな小道具や人物もそれなりにうまく配置されていて、特に深くかんがえなければ、最後までぐいぐい読ませる筆力はある。とくに最後までいったいなにが起きているのか起きていないのか、だれが味方でだれが敵なのかが、わからないというのはそれだけで恐ろしく、サスペンスをもりあげる。映画として、うまい監督がとれば、相当おもしろい映画になると思う。設定自体も斬新であり、この設定で、別のストーリーを作りたくなるほどである。しかし、登場人物が、やたら解説をしすぎる(緊迫感のある格闘シーンで犯人が、どうやって、こんなことができたの!か~こんなことの内容は読んでのお楽しみ、を延々と解説したり、民俗学の細かい知識を今時の普通の女子大生がやたら詳しく知っていて、解説したりする)のは、やはり、この手の小説ではやってはいけないことだろう。また、結末もいまひとつカタルシス不足、あと一歩、最後のどんでん返しを作ることもできたのでは・・・。あと、村の地図ですが、縮尺がむちゃくちゃです。
そのケータイはXX(エクスクロス)でAmazon書評・レビュー:そのケータイはXX(エクスクロス)でより
4796633022

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