■スポンサードリンク
さよならの代わりに
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
さよならの代わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっとジーンとくる、ハートウオーミングな作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり前に読んだあと、内容だけは何故かいまだに覚えていた作品で、また読みたいと思っていました。 SFやミステリー要素も楽しめますが、それよりもわたしは主人公とヒロインの二人の触れ合いに惹かれるものがありました。会う回数も距離感もそんな近くではないのに何故か二人の関係性が心に残ってます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後のタイムスリップの説明がダラダラ。 祐里は数度に渡って、より【過去】に向かってタイムスリップするんですよね? そうするとナイフで刺されて死んだ時より前(過去)の場面に出てくる祐里ってどの時代の祐里が現れてるんでしょうか? てか不可能ですよね?死んだ時点でおしまいですから。刺されても実は死んでなかった、という設定なら別ですが。 それだけが凄い気になるしょっぱい作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
記憶を辿ると、この手のエンディングは「時をかける少女」までさかのぼるのではないだろうか? と思われる。私がSF小説に開眼し、数々の感動を覚えたネタも、この手の 切ない青春の不思議な思い出をテーマとするものが多い。 ただ逆に、そうだからこそ使い古されたネタであると言えなくもなく、読み始めてすぐに、タイトルからうかがえる印象も含めて、結末が想像がついてしまって、それ以上のものでなかったことが残念だ。そもそも貫井徳郎氏は、登場する主要人物がとても魅力的に描かれていることが、「貫井氏の作品であればどれでも読みたくなるくらいの磁力の大本」なのだが、描かれる人物がこの主人公(=20代男性)であれば、あまり深みを湛えている人物像であるほうが不自然かもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
切ない記憶、それを過去に戻ってやり直せたら? 名作映画「バタフライエフェクト」が正面から挑んで、忘れがたい ラストシーンを残したのと、同じシチュエーションの物語。 正直、物語は中だるみというか、今の2/3くらいのボリュームで 収めたほうが良かったのかな、と言うのが実際の感想。 だけど、最後に悲劇的な展開を予言されつつも、主人公の前向きな 未来を信じる姿には感動した。 同じタイムトリップ物の漫画「仁」は語りすぎて、逆にご都合主義的な オチになっちゃたけど、この物語は、終わり際というか、 どこから読者の想像にまかせるべきか、判って書かれている。 読み終わって、改めて題名の意味に思い至る作品って、ほぼ 間違いなく名作。この作品もそうなんだろうな。 ヒロインに再会したい、って思いが痛いほど伝わってくる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は大まかに言えばミステリ、SF、青春の三要素でできているのだが、 どうにもどれも中途半端 まずミステリとしてだが、これに関しては全く期待しないほうがいい しょっぱいトリックが一個あるだけで、それ以外特に犯人を推理する方法など存在せず、 ただ殺人事件が起こるというストーリーなだけで、やられたという感じの作品ではない SFとしては、いわゆる既存のタイムスリップ物を皮肉り、自己解釈したような扱いをしているが、 分かりにくいわりに既存のタイムスリップ物の派生程度の内容でしかなく、微妙 青春物としてもわずかにも気が無い相手がヒロインの一人だったりと、どうにも面白みが無い ミステリやテンプレなタイムスリップ物の説明の為に大量にページを使ってるせいで、個人の魅力が あまり感じられないのが問題なのかもしれない ああいった展開をするのならば、ミステリ要素は捨てて青春SFのみで作品を書いたほうが いい作品になったのではないだろうか 読めなくはないが、期待以上ではない作品だった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井氏の作品はこれが初めてでした。 この作品の後「転生」を読みましたが、読み進む快感、 読後感共に「さよなら〜」の方が好きです。 読後感のモヤモヤした感じはありますが、解決していない からこその想像力を駆り立てられる心地さがありました。 あくまで小説であり、非現実的な部分は大いに結構だと思う 方なので、読みやすく、楽しめた作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作は劇団の公演中に起こった劇団員の密室殺人という新本格系の作家がよくモチーフにしていた設定で送るミステリー要素に、異色のタイムスリップSFの要素を加えた貫井氏としては異色の作品。 劇団の公演中に起こった劇団員の密室殺人というネタがあまりに手垢が付き過ぎているので、時間SFの要素で膨らましたといった感じだが、それほど殺人事件のトリックと真犯人が意外性が殆どない割に、時間SFならではの複雑な時間再構成もさほどされてないため、読み応えはそれなりと言った感じだが、ラストの切ない幕切れはなかなか印象的である。氏の代表作にはならないだろうが、読後は貫井氏の作品としては重くなく爽やかなので、気軽に手に取るにはいいだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「慟哭」と同様、主人公の問題の解決には至らず、結局のところ謎解きを主題としているところには不満を抱いてしまうが(私は、本格推理モノにはあまり興味なくて、普通にエンターテイメント好きな読者なので)、それでも主人公と祐里のやり取りも面白かったし、サブキャラも引き立っていた。 貫井さんの作品の中では一番、この作品が好きだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイムスリップにみせかけた巧妙なトリックを期待していただけにガッカリしました。 途中から‘あれっ・・・これはSF?いやまさか・・・‘と疑った時点で止めればよかったのですが・・・ 確かにラストはファンタジーとしては切なく、感動的ではあるのでしょうが自分の求めるジャンルではありませんでした。 それ以前に、主人公が素性のしれない女の子の依頼を安易に受けたり、警察の捜査がズサンだったりと首を傾げる描写が多く出来のいい作品とは思えません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非現実を疑似体験し感動できる、これこそ物語です。 ただこれから読む人は帯だけは絶対に見ないでください。 物語のほとんどの部分はある一つのセルフもしくは一つのセンテンスを如何にして読書に感動もって読ませるかのためにあると思います。 帯にその大切なセルフが長谷川京子の感想として掲載されてしまっているのです、、、 そのセリフを見た瞬間、物語の結末を想像できてしまいました。 なんでこんな大切セリフを帯に載せるんだよ、と最初は出版書に(長谷川京子に?)腹が立ちましたが、 そのセリフを知っていたとしても、物語として素晴らしいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
決められた過去は変わらないという重さは伝わった反面、このようなタイムスリップを題材にしたミステリはタイムパラドックスをはじめとする矛盾の整理が困難で、謎解きには不適な気がしました。 軽いタッチで読めばそれなりも、本格ものとして期待すれば、肩透かしのような作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何度もタイムスリップする女性が出てきて、スリップ先では同じ時代を経験しないはずなのに、スリップ先で経験した競馬を使ってもう一度そのレースの馬券を買うという件があり、その矛盾はどうするのかと理解できなかった。 貫井徳郎は外れのない作者だと思うのだがこれだけはちょっと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井作品では吉祥院先輩シリーズのような軽い文体のものが好きなので(重いのもイイのがありますが)、とても楽しくハイペースで読めたし、貫井さんの長編の中ではかなり好きな作品になりました。貫井さんの小説が好きで、吉祥院シリーズが好きな人にはおススメです!(土台がSFですし、ストーリーは壮大なので、全く違いますが、あくまで読みやすさという点で。) タイムスリップものは、どうしても矛盾が付きまといますが、それを承知で色々と後日談を考えずにはいられなくなる切ないストーリーですね。ぜひとも小説までを前編、小説以降を後編として、2編構成の映画またはドラマにしてほしいです。 (以下ネタバレ含む妄想) 主人公がヒロインと半年後に再会することは難しいでしょう。でも確実に会える方法が一つありますね。6年後(?)、知人の息子の娘として生まれてくる主人公に会うことです。その頃には主人公は綿密な計画が練れているでしょうから、2人のパワーで一緒に未来を変えられるかもしれません(「未来から来た」といった近づく女性より、「未来から来たあなたに過去にあったことがある」といって近づく男性のほうが、狂人扱いされる可能性は遥かに高いでしょうけど)。それはそれで、とても面白いストーリーが出来るとは思うんですが、未来が変えられないのが運命なら、主人公には「ヒロインに絶対に接触できない未来」が待っていることになりそうです。つまり、ヒロインが生まれる前に死ぬ運命にあると。そう考えると、この小説のラストは、さらにさらに苦しいものになるんです。 どうか、未来が変わる方向性で実写化してほしいものです。「時かけ」よりも名作になることは間違いありません! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井徳郎さんの中でもイレギュラー中のイレギュラーな感動作。爽やかな青春SFです。まあ、SFなんで何でもありっちゃ、何でもありですが……。ミステリーにおいて、いまいちなので減星1。とにかく、最後の切なさは半端なものではない。背筋が痺れまくり! 個人的に、「時をかける少女」より好きです。貫井徳郎さんらしさを求める方は、よそ行きやがれ(笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
27年前の事件が、自分の生活に影響を及ぼしていると語る祐里。和樹は、事件の真相を 探るべく行動を開始する。本来なら、真相追究の場面はワクワクしながら読むところだが、 この作品ではそういう感じがまるでなかった。ダラダラとした緩慢な展開は、むしろイライラ感を 募らせる。タイムスリップは、よくある話だ。未来から来た者が過去を変えることができるのか? これもよくあるテーマだ。目新しさがあまりない。ラストもうまくまとめたように見えるが、不満だ。 結局何も解決していない。最後の最後は読者にゆだねるということなのだろうが、プッツンと 切れてしまったようですっきりしない。ミステリーとしてもお粗末な感じで、「いまいち」としか 言いようがない作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井さんの本て、もっと「ドロドロ」というか「痛々しい」というか そんな印象を受けるような本ばかりだと思ってました。 読んだ後に毎回凄いなとは思うんですが、でも同時に感想として心 が痛いむような作品だなぁと勝手に思ってました。「慟哭」とかそん な感じでした。 ところがおっとどっこい、青春小説と聞いてすぐに読んでみました。 感想としては、 やっぱスゲーよ、この人。こんな文章も書けるんだ。 でした。 リアルだけがこの人の売りじゃない。こういう作品も書ける人とい う新たな著者の一面が垣間みれて、ますますこの人の本を読みたいと 思いました。 内容はネタばれが嫌なので書きませんが、ラストが切ないです。 どうか主人公がラストの後にヒロインと会う事が出来、本とは違 う結末へといく事が出来たら。 運命に抗ってくれ そんな感想を持ちました。 とは言っても、こういう結末も嫌いじゃないですけど。やっぱ り違うのがいいかなと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ぶちぶちと細切れの文体が読みにくいが、それよりも何よりも登場人物たちの思考・言動があまりにも俗っぽく、正直読むのが途中でつらくなった。それにトリックがあまりにもしょぼい。しかし、ラストにはそれを補って余りあるだけの余韻があった。細部が洗練されていないことが本当に惜しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、この話の結末である殺人のトリックは、あれほど思わせぶりに書いていたにも関らず、「あれっ??」って感じで拍子抜けするものでした。そういう意味ではこれはミステリーではなくSF青春小説って感覚で読んだ方がいいのかな。 この小説のSFチックさは、他の貫井作品には見られなかったもの。しかもそれがすごく面白い!それだけでなく、主人公の所属する劇団に関する描写も演劇の世界を知らない僕でも見事に惹きこんでくれました! また、片思い一直線な主人公と、未来から来たというミステリアスなヒロイン。リアルさが売りの貫井さん(僕の勝手な解釈)の書いたこの2人の結末には正直胸が締め付けられました… ただ、この小説で少し残念に思ったのはあの「解説」。私は、自分の解釈を確認するため、他人の解釈を知るために、必ず解説は読むんですが、あれはマジで理解不能。 「…だから、軽重、現実的/非現実的を問わず貫井作品では、モティーフもプロットもキャラクターもディティールも文体も、すべて等価の必然性となって、その主題に奉仕する。そこでは、アイディア/トリックとテーマ性もまた等価に一体化する。…」 …なんのこっちゃ?自分の知ってる横文字の多さをひけらかすためじゃなく、もっと読者に分かりやすく解説を書いてほしい。最後にちょっと後味の悪さが残りました… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「タイムスリップ」というSF仕立てのミステリ小説。 劇団の仲間が殺される事件を、劇団員である主人公の和希の視点で描いている。 ミステリの部分は別に荒唐無稽ではなく、謎の少女祐里とともに真犯人を探すストーリーになっている。 それとともに主人公の片思い・劇団での人間模様などが青春小説風に描かれている。 そして切ないラスト・・・。 軽妙な語り口でぐいぐい読み進むことができるのだが、ミステリとしてもSF、青春小説としても、それぞれ少し物足りない。 たとえば殺人の動機や犯人探しの動機が弱いと思う。主人公と祐里の関わりももう少し深いほうがラストが生きたと思う。 そういう弱点はあるが、休暇に楽しいひとときを過ごせた小説だったので、ちょっと甘めだが星4つ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!