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さよならの代わりに
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さよならの代わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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記憶を辿ると、この手のエンディングは「時をかける少女」までさかのぼるのではないだろうか? と思われる。私がSF小説に開眼し、数々の感動を覚えたネタも、この手の 切ない青春の不思議な思い出をテーマとするものが多い。 ただ逆に、そうだからこそ使い古されたネタであると言えなくもなく、読み始めてすぐに、タイトルからうかがえる印象も含めて、結末が想像がついてしまって、それ以上のものでなかったことが残念だ。そもそも貫井徳郎氏は、登場する主要人物がとても魅力的に描かれていることが、「貫井氏の作品であればどれでも読みたくなるくらいの磁力の大本」なのだが、描かれる人物がこの主人公(=20代男性)であれば、あまり深みを湛えている人物像であるほうが不自然かもしれない。 | ||||
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この作品は大まかに言えばミステリ、SF、青春の三要素でできているのだが、 どうにもどれも中途半端 まずミステリとしてだが、これに関しては全く期待しないほうがいい しょっぱいトリックが一個あるだけで、それ以外特に犯人を推理する方法など存在せず、 ただ殺人事件が起こるというストーリーなだけで、やられたという感じの作品ではない SFとしては、いわゆる既存のタイムスリップ物を皮肉り、自己解釈したような扱いをしているが、 分かりにくいわりに既存のタイムスリップ物の派生程度の内容でしかなく、微妙 青春物としてもわずかにも気が無い相手がヒロインの一人だったりと、どうにも面白みが無い ミステリやテンプレなタイムスリップ物の説明の為に大量にページを使ってるせいで、個人の魅力が あまり感じられないのが問題なのかもしれない ああいった展開をするのならば、ミステリ要素は捨てて青春SFのみで作品を書いたほうが いい作品になったのではないだろうか 読めなくはないが、期待以上ではない作品だった | ||||
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決められた過去は変わらないという重さは伝わった反面、このようなタイムスリップを題材にしたミステリはタイムパラドックスをはじめとする矛盾の整理が困難で、謎解きには不適な気がしました。 軽いタッチで読めばそれなりも、本格ものとして期待すれば、肩透かしのような作品。 | ||||
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何度もタイムスリップする女性が出てきて、スリップ先では同じ時代を経験しないはずなのに、スリップ先で経験した競馬を使ってもう一度そのレースの馬券を買うという件があり、その矛盾はどうするのかと理解できなかった。 貫井徳郎は外れのない作者だと思うのだがこれだけはちょっと。 | ||||
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ぶちぶちと細切れの文体が読みにくいが、それよりも何よりも登場人物たちの思考・言動があまりにも俗っぽく、正直読むのが途中でつらくなった。それにトリックがあまりにもしょぼい。しかし、ラストにはそれを補って余りあるだけの余韻があった。細部が洗練されていないことが本当に惜しい。 | ||||
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これまでの貫井作品愛読者には少し驚いて手を出しづらい作品になっているでしょうか。貫井氏の持つ「筆力(ひつりき)」とでも言うべきパワーがこれまでの作品に比べ幾分少ないかなと思いました。これまでの作品で読者が貪欲になっている面もあるのかも知れません(それほどのパワーを持っている作家故のことだと思います)。 しかし、貫井徳郎って誰?慟哭って何?という方にはむしろ本作品から貫井ワールドに入られると良いかと思います。文章の持つ力に魅せられるに得る作品です。力強くそれでいて切ない本作品を是非味わってみて下さい。 | ||||
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慟哭、神の2つの顔など、独自の世界を持った作家だと思っていたのですが、まあ、これまでの物語は至極暗かったから部数が出なかったということなのでしょうか。ハセキョンのメッセージ付の帯、ロマンティックなタイトルとすっきりとした表紙、「世界の中心で愛を叫ぶ」が爆発的に売れたからって、この人もあっち系に大幅路線変更したわけ?と思い、まあもともと実力はある作家だから、一皮向けてメジャー路線になる分にはいいじゃない、と思い興味本位で購入しました。でもがっかり・・・。ストーリー、プロット、人物の心理描写、全てが甘い。説得力が無い。話のトーンは初めから最後まで若いコ向けのロマンティックSF。やっぱり作家はわが道を追及してブレークスルーがあってこそ大成するものなのね、となんだか路線変更の失敗例を目の当たりにした感じ。 | ||||
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