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さよならの代わりに
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さよならの代わりにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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キーマンとなる少女(祐里)は、ほんとに未来から来たの? 和季(主人公)は新條さんを救くえるの? 結局真犯人は誰? と 一気に読めるストーリーです。 貫井氏の作品の中では『迷宮逆行』に似てる感じ?。 恋愛物ではないし かといってバリバリの推理小説でもありません。 読み終えた時の気持ちは........あなた次第です。 | ||||
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いつか別れるとわかる相手とのほろ苦い思い出. もっとSFチックなものかと思っていましたが青春もの. お話はとある殺人事件を軸に回ります. そこへ未来から来たという美少女が主人公の青年を引っ張りまわし, 結果,彼女たちが犯人やそのトリックを明かしていくわけですが, それ(事件)は大きな意味を持たずこのふたりの物語という感じです. また,この美少女の時間移動やそのトリックがいい感じのスパイスになっています. 強すぎず弱すぎず,その上で物語に重要な意味合いを持たせて. そしてついに訪れる別れ. これから起こることを知っていて引き留められないもどかしさ. それなのに別れたあとの青年のさわやかさがこれまたニクい. 読み終わったあとにタイトルを眺めると改めて切なくなります. また,ページを戻してふたりの出会いのシーンを確認するとさらに. | ||||
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『さよならの代わりに』のノベルス版です。が、ただのノベルス版じゃありません。作者自身のホームページにも書かれてましたが、プロローグが若干変わってます。作者自身が最初に書いた形に戻っているそうです。私は親本を持っているにもかかわらず、買いました。ノベルス版と四六版を読み比べて、どこが変わったかを探すのも面白いかもしれません。 | ||||
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読み終わって、ボーっとしてしまいました。なんという喪失感、切なさ・・・読みながら、読み終えてから、いろんなことを考えました。お願いだから映像化しないでくださいね。イメージが壊れます。登場人物が多少、類型的かなとも思いますが、そんなことはどうでもよし。貫井作品は、もちろん「慟哭」もよかったし、驚愕したけれど、この本もまったく別なタイプとして、大好きな貫井作品の一つです。ミステリとしての要素は少ないかもしれませんが、それはそれで、別の作品を読めばよいだけのこと。 | ||||
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光と影の誘惑を読んでこれを読んで愕然、おんなじ人が書いてるのか??続編を意識したエンディングになってるような気も。プロローグエピローグで出てきた年上のお姉さんも実は祐里と同じ能力を持っていてまとめて和希の前に再来再会 なんて続きもこれだけ強引な展開なら可能かも。 | ||||
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個人的に「貫井作品」は「ドロドロしたものが多い」と思っている。勿論、例外はこれまでにもある。青春モノという意味では『転生』だとかもそうだし、『被害者は誰?』みたいに、ギャグを前面に押し出した作品もあるわけだから。でも、同じ青春モノでも、『転生』とは全く別物だなぁ…という風には感じた。多分、それはミステリとしての部分に主眼が置かれていないからだと思う。劇団に所属している青年・和希はある日、劇団のファンだと名乗る少女・祐里に出会う。そして、その祐里は和希に「公演の楽日、看板女優の部屋に誰も出入りできないようにして欲しい」と頼む。そして、楽日…。勿論、この作品中の事件にも一応の説明はつけられている。が、あくまでもそれは主題ではなくて、むしろおまけ的な要素が強い。むしろ、祐里を巡る青春SFモノてきな部分が強いというか…。その辺りに重きが置かれていることも影響しているのだろう。作品全体として、これまでの作品には無かった爽やかさ、切なさのようなものが溢れている。確かに、貫井作品としては異色だ。他の貫井作品を好む人間としては戸惑うかもしれない。ただ、作品を通してみれば完成度は高いと思う。 | ||||
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貫井氏の作品は全体のムードが暗いという印象がありました。今回もそのような雰囲気を味わいたいと思い読んだのですが、不覚にも読み終わった後に涙がこぼれました。こんな心地よい雰囲気をだせるとは・・・。厳密には本格物とは言えないと思うしそれを期待するとがっかりする人もいると思いますが、そんなことをとやかく言うのは野暮というもの。この優しくて痛いミステリーを堪能してもらいたいです。未来への連鎖が感じられる作品です。 | ||||
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私は殆ど何の事前情報もなく読んだのですが、主人公にめちゃくちゃ共感できました。別に劇団に入っているわけではないですが、主人公の周りに人へのつきあいかた、女性へのスタンスなどがまさに「そうなんだよな~」という感じなのです。智美さんとの関係など、共感というか、分かりすぎて、ちょっと泣けてくるかも…。殺人とその捜査、という体裁ではミステリのそれなのですだが、本作がミステリかというと、そんなのはどうでもいい(まあ正直なところ、本格ミステリとしてみると、謎解きは「うーん」という感じではあるのですが)。小説として部類に面白いのです。村上冬樹的エンターテイメントですが、村上冬樹のような嫌らしさ(勝者の視点というのか)がないのがいいですね。ミステリとしてはともかく、小説としては貫井徳郎全作品中(『殺人症候群』だけはまだ未読なのですが)で最も好きな作品でした。ということで、いい小説であるがゆえに、先入観なしで読んで頂きたい!私は一気に読んでしまいました。いい!タイトルを「凄い」とか「素晴らしい」とか「驚愕」とかにしなかったのは、そういうわけです。 | ||||
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これまでの貫井作品愛読者には少し驚いて手を出しづらい作品になっているでしょうか。貫井氏の持つ「筆力(ひつりき)」とでも言うべきパワーがこれまでの作品に比べ幾分少ないかなと思いました。これまでの作品で読者が貪欲になっている面もあるのかも知れません(それほどのパワーを持っている作家故のことだと思います)。 しかし、貫井徳郎って誰?慟哭って何?という方にはむしろ本作品から貫井ワールドに入られると良いかと思います。文章の持つ力に魅せられるに得る作品です。力強くそれでいて切ない本作品を是非味わってみて下さい。 | ||||
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あまり失望させないで欲しかった。次の追憶のかけらもどうせ同じような路線なんだろうと思って、買うのをやめてしまうくらいがっかり。慟哭に感銘を受けてずーっと読み続けてきたが、さすがにもう難しいかな?はっきり言って慟哭を超える作品にめぐり合えない。 | ||||
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慟哭、神の2つの顔など、独自の世界を持った作家だと思っていたのですが、まあ、これまでの物語は至極暗かったから部数が出なかったということなのでしょうか。ハセキョンのメッセージ付の帯、ロマンティックなタイトルとすっきりとした表紙、「世界の中心で愛を叫ぶ」が爆発的に売れたからって、この人もあっち系に大幅路線変更したわけ?と思い、まあもともと実力はある作家だから、一皮向けてメジャー路線になる分にはいいじゃない、と思い興味本位で購入しました。でもがっかり・・・。ストーリー、プロット、人物の心理描写、全てが甘い。説得力が無い。話のトーンは初めから最後まで若いコ向けのロマンティックSF。やっぱり作家はわが道を追及してブレークスルーがあってこそ大成するものなのね、となんだか路線変更の失敗例を目の当たりにした感じ。 | ||||
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ある劇団の団員、和希はふとしたことから劇団のファンという祐里と知り合う。 純情そうな振る舞いに興味を持った和希はたびたび会うようになるのだが、 ある日彼女から公演の楽日に劇団のトップ女優の楽屋に誰も立ち入らせないでという以来頼を受ける。 そしてその楽日、殺人事件が起きる。なぜ彼女はそういう依頼をしたのか。 彼女にはある秘密があった・・・・・ どうした貫井徳郎。久々の単行本に期待したのだが、その期待は悪い意味で大きく裏切られた。 帯に載っていた長谷川京子のコメントでいやーな感じはしたのだが・・・・ プロットがSFぽくても仮に主人公が幽霊でも小説では「あり」だと思う。 しかしこの小説ではストーリーに決定的な破綻を記している。 それを補うために小説の中で説明をしているのだが、それはダメ。あり得ない。 途中で明かされる犯人も意外性が全くない。 症候群シリーズで期待したファンは全くの肩すかしを食らうだろう。 | ||||
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タイムスリップ物です。本作は謎解きミステリー(中盤以降に仕掛けが。。。)というよりも、事件を挟んだ劇団の主人公 和希と祐里の出会い、会話、結末までの絡みが本作の読みどころだろう。作者のよい部分が出た、ここ最近の貫井作品のベスト、読後感がよい。 | ||||
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最初は、内容はありきたりでどこかで読んだ気がしていました。内容も予想通りの展開だったし。だが!最後は、きちんと予想を裏切ってくれました!やっぱりこの作者の作品は面白い!読み終わった後、何だが爽やかな気分になれます。 | ||||
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劇団《うさぎの眼》の団員和希は、落としたコンタクトレンズを探した縁で劇団のファン祐里と知り合う、何度か会ううち和希は彼女から今回の公演の楽日に劇団のナンバー2の圭織の楽屋を見張る様にという不思議な依頼を受ける、そして事件は起こる。出ました大好きなタイムスリップもの、事件そのものはちょっと安易でしたがとにかく仕掛けがすごい、脱帽 | ||||
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~昨日、読了いたしました。良い意味で、今まで持っていた著者のイメージが変わった作品となりました。私が今まで持っていた著者のイメージというのは、ストーリーは全体的に灰色のトーンで、テーマもどちらかといえばマイナス志向というか、人間の黒い部分が主題になっている気がしていました。一言で言うと、ドロドロしているといったところでしょうか。~~(著者の作品をすべて読んでいるわけではないので、あくまで現在の私が持っているイメージです)しかし、この作品の場合は、全体のトーンは表紙の青空のように爽やかで、タイトルにも書きましたが読後感は非常に良いものでした。久しぶりに良い作品に出会えたと思います。~~また、女性にもお勧めできる内容だと思います。帯に長谷川京子さんのコメントが記されているのも、解るような気がします。ピュアでファンタジックなミステリ(?)を求めている方に。~ | ||||
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