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テロリストのパラソル
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テロリストのパラソルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全121件 21~40 2/7ページ
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「学園闘争は世間の悪意をも相手にしていた」「桑野は主人公の自由なのんきさに嫉妬し、対抗するため爆弾を製造した」この場面、私の未知の世界でした。 | ||||
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再読中。直木賞受賞時に購読して以来。 ミステリーとしては、展開が分かってしまうのだが、何より文章が良い。 序盤の一文。 『私は時に差別を受ける。身なりで。』とか。 終盤の一文。 『沸点か、と思った。私にも変質するなにかの契機はあるのか。引き金を絞るだけの契機』 最後のセリフ。 『きょう、友達を一人なくした』 文章はカッコつけてナンボです。読んでいない方は是非。 | ||||
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読書家の知人に勧められるままにポチりましたが大正解でした。日頃小説はあまり読まないのですが、これは一気に読み終えてしまいました。手に汗握るサスペンス映画を観ているような感覚でした。 | ||||
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綺麗な状態でした | ||||
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作品の全体的な雰囲気がノスタルジックで、特に団塊世代とその前後の世代の人にお勧めです。 読み始めてすぐ、ミステリーなのに表現力が、すごいと感じました。 自分世代よりちょっと年上の人たちの時代背景ですが、ノスタルジックなところに、ちょっぴり涙が出ます。ビートルズより、「長い髪の少女」がぴったりくる主人公。「長い髪の少女」。そういう時代ありましたね。また主人公の人間性が素晴らしい。物語はそこのところが1番大事だと思います。最後に直木賞受賞作と知って頷けました。 | ||||
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一気読み出来るストーリー展開の巧さを感じる良い作品でした。お薦めします。 | ||||
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最近実用書ばかり読みミステリー離れしていたのですが、この本を読みまたミステリー欲がうずうずしてきました。 一晩徹夜して…ほどのパーフェクトさではないものの、なかなか面白かったです。 | ||||
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ボクシングが絡んでいるからそう思うのかな。主人公なら雰囲気も似ている。エルロイの現代版であり和風版でもあると感じた。 重要な真相が派手な装飾なく、次の行で突然現れる技法も好きです。読み手を裏切る方法を熟知している。 | ||||
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直木賞と江戸川乱歩賞をどちらも取った作品ということで期待して読んだ。なかなか面白かったものの、手放しで絶賛する気には到底なれない。 時間的に射程の広い物語は魅力的だし、 一部のそんなことあるわけねえだろというご都合主義に目を瞑れば登場人物の造形も台詞回しもなかなかである。それらの要素が絡み合って生まれたハードボイルドな香りのする文体にも一見の価値がある。(あくまでミステリーの中でであって、所謂「文学的な領域」ではもっとぶっ飛んだ個性・独自性を持つ作家は腐るほどいる) ただ、度肝を抜くような部分がない。物語には起伏があるし、筆致は安定していていかにも賞レースで勝ち抜きそうな、そして実際に勝った作品なのだが、何か物足りない。もっと読者をあっと言わせる何かが物語の最後に待ち構えていてほしかった。 娯楽としてミステリーを読んでいる人ほど、本作を読んだときの物足りなさは強くなると思う。本作はその文体が魅力の一つだが、娯楽と割りきってミステリーを読む層は文体なんぞに毫も興味がないのだから、物語に強烈な部分がないと「もっとすげえ結末なのかと思った」と評価されてしまうことは避けられないだろう。ましてや頭の固い文学好きからは「文体がもっとやべー奴なんてごろごろいるだろ」と言われてしまうことは必至である。賞の威光に目が眩みでもしない限りこの作品に5はつけられないだろう。 全ての要素が星3.6ぐらいの作品というのが妥当だと思う。 | ||||
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大体最後の展開は読めてしまうものだがこれは全くわからなかった。最後になって様々な人間関係から伏線があったのだと気付かされた。 | ||||
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物語の展開のテンポも良く登場人物も面白い。 | ||||
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何年か振りの再読ですが、やはりこの作者は物語作りがうまいと感嘆しました。 いささかプロットが作り物過ぎている嫌いがありますが、登場人物の配置とキャラクター設定に作者のうまさが光ります。どのような登場人物を並べて、それぞれにどのようなキャラクターをつけるか、そのキャラクターたちが自分たちの行動原理でどのように動くか、そしてそれをどのようにプロットに当てはめるか。 普通、このようなプロットで書けば、ご都合主義が鼻につくか、おとぎ話過ぎて読むに耐えなくなりますが、主人公を邪魔する障害のバリエーションを増やして、緩急をつけることで読者を引き付けて離しません。 うまい小説の作り方としてお手本になるような作品です。 | ||||
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何度読んでも面白い 著者が早逝されたのが残念 他の人には出せない味がある | ||||
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怖い。 愛する者を奪う関係ってのは、こういうシチュエーションにリアリティを付加する。激しく面白かった。 | ||||
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主人公のキャラが立っている、というレビューがありましたが、主人公だけでなくその周辺の人物が非常に魅力的。赤いコートのバイオリン弾きの少女。ホームレスの老いた元医師。奇妙なやくざと、女子大生の運転の対比。そして、前衛的な演劇少女の元彼女。最重要人物の「汚れを拒む」ような学生時代の姿。遺族のマスコミ志望の少年。お茶好きな遺族で警察嫌いの頑固おやじ。犯人当てミステリとしては、証拠はあからさまにはなってないので、純粋に読み物として楽しむのがよいと思います。本当に楽しい読み物です。何回も繰り返して読んだ文庫本が紛失したので、キンドルで買いました。これで何度でも読めます。やっほー。 | ||||
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小説好きなのでいままでたくさんの本を読みましたが この話ほど緻密でカッコいい世界観の作品は知りません。 リアリティもあり引き込まれます…。 読んで損なし!だと思います。 まさに名作!! | ||||
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何年か前に読んだことがあるのですが、すっかり忘れて今回再読。 新鮮な気持ちで読みました。 面白かったです。 初対面なのにすぐに心を許してしまうことや 週刊誌の記者が簡単に情報を伝えてしまうことなど いまの時代から考えると ありえない感じですが 書かれた時代ではまだあり得たことだと思います。 それにしても主人公が魅力的。 解説にもありましたが、キャラが立ってるとはこのことだと思います。 飲んだくれのアル中の中年男性が これほど魅力的に(容姿についての書き込みはないのに) 思えるのは、ひとえ作家さんの力量だと思います。 若くして食道がんで亡くなられたのはほんとに残念です。 もっともっと作品を読みたかったです。 ただ、ほかの作品も読ませていただきましたが どの作品も主人公も タバコとアルコールが切っても切れない感じで ご本人もきっと広告代理店という職業柄なども踏まえて タバコとアルコールで お亡くなりになったのかと思います。 もっともっと作品を読みたかったです。 生きることの難しさを感じます。 | ||||
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自分の学生時代と同時期で、封鎖中の安田講堂にも出かけ、教室に一晩泊まったことが思い出されます。大学1年の1/18でしたえ | ||||
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物語の設定には偶然が多過ぎる。 だが、登場人物たちは魅力的で一つの青春小説としても強い印象を残す。 | ||||
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作者は、ダックスフントのワープですばる文学賞受賞したものの、その後原稿依頼を断っているうちに注文が来なくなってしまう。1995年、ギャンブルでかさんだ借金の返済のため、賞金を目当てに本作品を江戸川乱歩賞に応募し受賞した。翌年、同作で直木三十五賞も受賞し、史上初のW受賞となった。 ハードボイルドものです。 作者は東大出身で、電通に入社されていますが、1970年代の学生紛争が背景にあると思います。 吉川英治文学賞受賞作である奥田英朗のオリンピックの身代金や、横山秀夫の出口のない海のボレロのマスターが思い出されました。 1996年に萩原健一、根津甚八、高橋恵子など豪華キャストでテレビドラマ化されているそうです。見てみたくなりました。 | ||||
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