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テロリストのパラソル



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テロリストのパラソルの評価: 3.95/5点 レビュー 176件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(2pt)

スピード感に振り落とされそう。。

物語のモチーフになっているのは60年代後半の学生運動時代。回想シーンはキャンパス内の建物に作ったバリケードから始まるのだが、平和な90年代の大学しか知らない自分にとって、この導入部は妙にハードルが高い。
こういう細かいところにつまづいては、この作品を楽しむことはできないようで、話が現代に戻ってからはテンポも良く、登場人物の会話もクール。「これぞハードボイルド」というスタイルを貫き、そのまま山場に突入。しかし、乱歩賞はともかく直木賞が取れる作品か、というと正直疑問。最後の仕掛けが奇抜すぎるし、登場人物が皆スーパーすぎるし、最後は2時間ドラマのごとく何事も喋りすぎ。スピード感と登場人物の会話を楽しむ作品と割り切るのが吉。
テロリストのパラソル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テロリストのパラソル (角川文庫)より
4043847017
No.7:
(2pt)

リアリティーが無い

それぞれの登場人物。物語の展開に無理はないのだが、
そもそもの爆破事件に無理があって、リアリティーに欠ける
展開に感じてしまう。読み進む気持ちに拍車がかからない。
作者が結局何を伝えたかったのか不明。ストーリで楽しませよう
という事だとしたら、小説である必要、小説である利点が全く活きて
おらず、少なくとも真保裕一ファンな自分は、次にどうなるんだろう、
とはまったくハラハラ、ワクワクしませんでした。
読者への良い意味での裏切りも皆無。イマイチ。
テロリストのパラソル (角川文庫)Amazon書評・レビュー:テロリストのパラソル (角川文庫)より
4043847017
No.6:
(2pt)

これが乱歩賞、、、?

ミステリーやハードボイルドに学生運動をまぜるとこういう作品になるという例。とにかく学生運動が前面に出てきて、それにシンパシーを覚える人には絶賛されたのだろう。講談社は最後にどんでん返しがある神業ミステリーと宣伝したが、たいしたどんでん返しでもなく、普通のミステリーならどこにでもあるような内容だった。
テロリストのパラソルAmazon書評・レビュー:テロリストのパラソルより
4062077973
No.5:
(1pt)

こういう本を高評価する人って・・・。

アマゾンに数多くのレビューを投稿し、「ベスト○○レビュアー」になっている方がいるが、その方々の高評価本がほんとうに「当たり」なのかどうか、その試金石になると、個人的に考えているのが、この本。
福田和也氏も書いているように「かつて全共闘運動に従事し、挫折してから天才ボクサーとなり、今はアル中のバーテンなのだが、イノセントな若い娘に惚れられている」というのが、この主人公のキャラクター。
こんな、カッコ良すぎる主人公が活躍する小説に、5つ星をつけるレビュアーの方は、自分とは違った本の好みをもっているのだなあ、と思ってます。
テロリストのパラソルAmazon書評・レビュー:テロリストのパラソルより
4062077973
No.4:
(1pt)

こういうのが、「ハードボイルド」なんでしょうか?

 自分自身がこの手のジャンル物を読まないからなのか、全く面白いとは感じませんでした。
 導入部では共闘世代の燃え残りな人物描写。
話の進展のきっかけは偶然ばかり、ご都合主義を感じてしまいました。
著者はコンスタントに執筆なさっているようですが、
自分はこの方の作品を今後読むことは無いと思います。
テロリストのパラソルAmazon書評・レビュー:テロリストのパラソルより
4062077973
No.3:
(2pt)

全共闘世代にしか通用しない危険な作品

私はおそらく作者や主人公とほぼ同じ世代なのだが、本作に描かれている登場人物(=作者)の考え方は到底理解できない。本作は全共闘世代の自慰とも言えるもので、他の世代には理解できないものである。実は私が大学に入学した当時、紛争は続いていた。私の知人(政治的な偏向なし)で暴力沙汰に巻き込まれた者もいる。それだけに私は本作の背景が見える。
作者がそれをハードボイルド・タッチで描いているのは、滑稽さを通り越して、醜悪感させ覚えさせる。本作をハードボイルドの傑作等と呼ぶのは浅薄過ぎる。これを仲間うちの同人雑誌に投稿するならともかく、公の刊行本として発表するところにこの世代の怖さがある(勿論、出版側にもこの世代がいるのであろう)。
テロリストのパラソルAmazon書評・レビュー:テロリストのパラソルより
4062077973
No.2:
(1pt)

かっこいい?

 刊行当初から全共闘世代の願望充足小説めいている、という批判があったそうだが、まったくその通りだと思う。
 登場する人物が皆そろいもそろって、妙にスカしたり、キザったらしい台詞を連発するので読んでいてウンザリしてくる。主人公の臆面もないハードボイルドヒーローっぷりははたして作者の確信犯なのかどうか。チャンドラー、「長いお別れ」の構図をそのまま持ち込んでいるのにも唖然とさせられる。直木賞の選考委員の見る目のなさがモロにでた作品だろう。
テロリストのパラソルAmazon書評・レビュー:テロリストのパラソルより
4062077973
No.1:
(1pt)

分からない

 本作ほど訳の分からなかった小説も少ない。 現在はさえないバーテンダーをやっている男は、実は・・・。 現実の世界ではいじめられっ子のハリー・ポッターは、魔法の世界ではヒーローだった! という展開とさほど変わらず、使い古された感じ。 作中の「しゃれた会話」とやらが評価されたというが、どの会話もいたって普通にしか感じない。 背景にある1970年代の学生運動やその取締に関しても、今となっては「なぜ当時の日本はその程度のことで大騒ぎしていたのか?」と首を捻りたくなるだけで、緊迫感が伝わらない。 ストーリーもありふれたもので、読んだ後、何も残らなかった。直木賞とか乱歩賞て所詮この程度か、と思わせた。
テロリストのパラソルAmazon書評・レビュー:テロリストのパラソルより
4062077973

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