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天使の屍



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【この小説が収録されている参考書籍】
天使の屍
天使の屍 (角川文庫)
天使の屍 (集英社文庫)

天使の屍の評価: 3.51/5点 レビュー 35件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.51pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21~35 2/2ページ
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No.15:
(4pt)

意欲作

本書の探偵役は、実質的には、自殺した青木の父親だ。
青木の父親は、中学二年の息子の自殺の原因を、自らが動いて探る。
その途中で、出るわ出るわの驚くべき新事件と新事実。
ただ、本書は、子供達の世界は、大人の常識では理解出来ないという事を強調する。
確かに、そういう面もある。
しかし、事件の真相は、大人顔負けではないか。
当然、当事者達のうろたえぶりは、並では無かっただろうが。
著者は後に、少年犯罪を扱った「空白の叫び」を世に問う。
少年の心理に迫るには、空白の叫び、上下分冊の方が、密度が高い。
本書は、少年の心理に迫ろうとした意欲作だ。
青木の父親によって、最後に明かされる全貌は、非常に面白い。
本作品は、最終局面まで読まなければ、全貌の推理は難しい。
あなたは、どのあたりで、全貌を推理出来るだろうか?
天使の屍 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:天使の屍 (角川文庫)より
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No.14:
(2pt)

いくらなんでも

ストーリー展開はスムーズで読みやすいものでしたが、
本書における最大の謎であるべき「自殺の動機」が、
あまりにも「それはないだろ」的なものなので、読み
終ったあとやや拍子抜けする感があります。結末まで
の流れがミステリーとして十分なものであっただけに
やや残念な気がしました。
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4043541015
No.13:
(5pt)

子供の考えって・・・

次々と同級生が自殺していく・・・”なぜ自殺するのだろう?”と子供の考えが読み取れず突き進みましたがラストでは非常に考え深い結果になりました親としてすごく子育ての難しさを感じさせられましたまだまだうちの子は小さいですが 果たして自分の育て方でいろんな面で的確な判断ができる子供に育つのだろうか!すごく不安に感じましたがすごく考えさせられ勉強になった内容でした話のテンポもよく大変読みやすかったです
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4043541015
No.12:
(3pt)

子供の理論

中2の息子・優馬がマンションから飛び降りて自殺した。父親は自殺の原因を探ろうと息子の友人に逢って話を聞こうとするが、誰も皆話をしてくれない。そのそばから友人達が1人、また1人と自殺をしてしまう。そんな子供の理論にたどり着くべく行動し苦悩する父親の姿を描く、現代社会の問題とミステリーを融合させた物語です。思わぬ展開が続き、スピード感もあり、終盤までは非常に読みやすかったです。ただ、最大のテーマである「子供の理論」がちょっと突飛過ぎる感があり、結末は「う~ん...」と唸ってしまいました。俺が中学生のときはそんな事考えるほどすげぇ子供じゃなかったな...と。
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No.11:
(2pt)

おいおいと言いたくなる作品でした

中学生の気持ちになって考えるとわからないでもないですが、そこまでは。。。という感じになりました。この筆者の小説は何冊か読んでいますが、現代の事件を背景にって作品が多いですね。
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No.10:
(4pt)

子供の世界観

息子の自殺の真相を探るうちに主人公、青木は自らの持つ「大人の世界観」とは全く異なった「子供の世界観」にぶち当たる。そして、それこそがすべての動機だった。「大人の世界観」とは全く違う「子供の世界観」。そして、その違いに戸惑う父親(主人公)。その葛藤が実に巧みで、苦しみながらも真相を探って行く主人公にリアリティを感じた。が、世界観の違いに苦しむところにリアリティはあれども、肝心の子供の世界観はちょっとオーバーかな?という印象もした。その辺の匙加減は微妙だが。
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No.9:
(4pt)

親の気持ち子知らず、子の気持ち親知らず?

〝貫井ワールド〟ですね。あの何とも言えない深い語り口を読み進めていくうちにいつのまにか小説にどっぷりと浸かりきっている自分を発見する・・・・、そんな貫井さんの作品は流石なものです。ところでこの作品、リアリティ有る無しの議論はともかくとして、血の繋がらない親子の、一見〝親の気持ち子知らず、子の気持ち親知らず〟的な疑問を持つところからの物語です。自殺という衝撃的な場面のスタートですが、真相に対しての評価は置いておくとして、LSDと競争というkeyは現代社会の縮図として身震いさせるものを提議しているように思いました。ラストの心の交流は実は親子ともに解り合えている、という作者の救済措置なのでしょうか?
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4043541015
No.8:
(4pt)

意外に真実

中学生という時期の世界観は意外にこの本に描かれているくらいに不安定なものだと思う。息子の自殺の動機がどうしてもわからない父親は、やがてあまりに稚拙且つ純情な動機の存在に慄然とする。が、私は自分が中学生の頃ってこれくらい狭い現実の中でしかものが見えていなかったことを思い出して、かえって貫井徳郎のリアリティに感銘を受けた。この小説が空虚だとかリアリティがないとかいった批評は、自分が中学生だったときのことを忘れちゃったのではなかろうか?
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No.7:
(2pt)

子どもに対する間違ったイメージ

早すぎた傑作と言う触れ込みだが、現在の子供達でもここまで理解不能ではない。少年達の発言や、行動はちょっと現実離れしすぎている。分かったようなことを言う評論家を風刺するようなセリフが出てくるが、正に筆者こそがそれ。私が筆者の本を読んだのは慟哭に続いて二冊目だが、確かにこの作者の文章は読者を虜にするだけのセンスがあると思う。しかし、どちらも帯が強調すればするほど空しく聞こえてしまう。その理由は一番売りにしたい部分のできがいまいちだからである。慟哭は用意に結末が予測できてしまう落ちだったし、天使の屍は現在の子供達の描き方が、まるでマンガに出てくるデフォルメされた優等生のようで全くリアリティが無い。
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No.6:
(4pt)

現代社会に翻弄される子供たち

中学2年生の男の子がマンションの屋上から飛び降り自殺をするところからこの事件は始まる。その真実にたどり着きたい父親の苦悩。サスペンスでありながら、もっと深い問題が根底に描かれています。情報過多で学歴社会、そんな社会の中に組み込まれていく子供たち。そして、その中で大人には理解不能な子供の理論を組み立てることでした、自分たちの世界を保てないのかもしれません。「いじめを苦に自殺するなんて馬鹿だ」と言って自殺していく少年の決意が痛々しい。
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No.5:
(4pt)

肉厚な作品

中学生の自殺・心理という現代的なテーマと、ミステリーがうまく融合している。息子の自殺の原因を追いかける父親の姿をリアルに描き出している力作。勿論ミステリーとしての面白さも十分に発揮されている。ただ、中学生のイメージが誇張され過ぎている感がないでもないので、星4つ。
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No.4:
(4pt)

サスペンスだった

ネット集団自殺が流行っている昨今、96年当時に早くもそれを先取りした風俗小説かと読み進んでいけば、いつのまにかサスペンスしていた。上手い、のだが、上手くまとめすぎている。
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4043541015
No.3:
(5pt)

「慟哭」の流れをくむミステリの傑作。

初期貫井作品群でも出色の傑作。初っ端から物語にぐいぐい引き込む力は「慟哭」に優るとも劣らず。何せ「早すぎた傑作」ですから(オビ)。「慟哭」のラストが辻褄があわんと思ったシニカルな読者も「屍」にはやられるでしょう。とにかく読んでないひとはタッチ・アンド・バイです。
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4043541015
No.2:
(5pt)

自殺の真相

 14才の普通の少年、どちらかと言えば、クラスで成績優秀な少年たちのあまりにも突然の自殺。何故?何故?何故?という思いが駆けめぐる。 少年たちに一体何があったのか。心の奥底にはどんな思いが潜んでいたのか、真相を知りたくて、どんどん物語にのめり込んでしまった。 私にとっては、衝撃的な結末でした。
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4043541015
No.1:
(4pt)

中学生とは?

数年前は中学生だった私も、この本の中の中学生には驚き!連続自殺の真相に迫る父親に思わず感情移入してしまいました。登場人物たちの「これから」を想像せずにはいられません。
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