■スポンサードリンク
天使の屍
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
天使の屍の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.51pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連続飛び降り自殺の真相がわかった時、男の子がこの程度のことで「もう生きていけない」なんて思い詰めるわけないじゃん、と正直呆気に取られた。貫井氏は作中の登場人物に「同じ目に遭っても女の方が被害は小さい」みたいなこと言わせてますが、この手のビデオ流出で一生のダメージを負うのは女の方(というかむしろ女だけ)だと思うのだけど。それにネットが普及してない時代の話だからデジタルタトゥーされなくて済むし中2なんか大人になったら見た目まったく変わるから先の人生に支障はないし(名前バラされてるわけでもなさそうだし)、いくら何でも動機が弱過ぎる。絶対に死ぬほどのことじゃない。そして事件の主犯格の犯行動機もしょぼ過ぎる。しょぼいと言えば間を置かず2回連続リンチに遭う主人公の学習能力の無さもしょぼいし、中学生にちょっとナイフちらつかされたぐらいでびびって道路に飛び出して車に刎ね飛ばされるまで逃げ惑う二十歳男もものの見事にしょぼい(ついでに言うと作中の比喩表現が悉くしょぼい。ボコられた様子を「ボロ雑巾」とか。著者の若い頃の作品だということを考えても酷い)。 中学生を「大人には理解出来ない得体の知れない生き物」みたいに書いておいてラストはイイハナシダナーで締めているのもあまりに薄っぺらで読了後思わず失笑してしまった(まあ本作のタイトルからして子供=純真無垢だと作者が表現しようとしていることが伝わってきてしまうのだけど)。 特に私は中学生と関わる仕事をしているけど中学生こんなんじゃないし。小説ならではの誇張としてもリアリティがない。 本作が「重い」というレビューが多いようですが、本作を重く感じるなら天童荒太氏の「永遠の仔」や重松清氏の「疾走」なんかを読んだ日にはどうなるのだろうと考えてしまう。 貫井氏は本当に当たり外れが大きい作家さんだけど、昔の作品とはいえ本作は自分には外れだった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
同姓同名の別人の作品かと思ったし、今でも疑うくらいです。 は?は?な展開が続くのは最後のどんでん返しへの伏線かな?と思いながら読み進めていったらそのまま終わってしまった… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
テーマには惹かれた。 けども、腑に落ちない点が多く読んでいてイライラした。 青木の行動は痛々しく、あらゆる面で杜撰。 ラストに至っても、水野?君が真実を青木に打ち明けるメリットが無いし、必要性もない。 終始、ご都合主義的に物語は進行され、加えて腑に落ちず、貫井作品の中では残念な一冊となった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すみませんがネタバレとなりますので、以下は注意してお読みいただけたら、と思います。 とても興味深いテーマでしたが、次から次から若い人が亡くなってゆくのが非常に辛かった。 いくらフィクションであっても、そんな理由で 死なせる事はないのでは、というのが正直な気持ちです。 冗談半分で書かれた本とは思わないので、ケチを付けている訳ではありません。 ただ、私自身のごく身近な身内が若くして亡くなりましたので、その思いが強いのだとは思います。 読んで辛い気持ちになる方はいるかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
題材もよく作中のテンポもよいだけに、がっかり拍子抜けしました。 特に現実離れしている様な話しでは無いだけに、これと言って特に驚くこともなく、、。 かと言って、子供・親・教師・世間など個々の立場について深く書いているわけでもない、と言う中途半端な感じ。 というか最後に子供の立場を無理やりまとめ感じ?なにかを考えさせられることもない薄い内容でした。いろんな意味で心に残りました・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリー展開はスムーズで読みやすいものでしたが、 本書における最大の謎であるべき「自殺の動機」が、 あまりにも「それはないだろ」的なものなので、読み 終ったあとやや拍子抜けする感があります。結末まで の流れがミステリーとして十分なものであっただけに やや残念な気がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学生の気持ちになって考えるとわからないでもないですが、そこまでは。。。という感じになりました。この筆者の小説は何冊か読んでいますが、現代の事件を背景にって作品が多いですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
早すぎた傑作と言う触れ込みだが、現在の子供達でもここまで理解不能ではない。少年達の発言や、行動はちょっと現実離れしすぎている。分かったようなことを言う評論家を風刺するようなセリフが出てくるが、正に筆者こそがそれ。私が筆者の本を読んだのは慟哭に続いて二冊目だが、確かにこの作者の文章は読者を虜にするだけのセンスがあると思う。しかし、どちらも帯が強調すればするほど空しく聞こえてしまう。その理由は一番売りにしたい部分のできがいまいちだからである。慟哭は用意に結末が予測できてしまう落ちだったし、天使の屍は現在の子供達の描き方が、まるでマンガに出てくるデフォルメされた優等生のようで全くリアリティが無い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!