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慟哭
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慟哭の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全151件 61~80 4/8ページ
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| 犯人側?と警察側?が交互に描かれていて話が各々進みます。 徐々に徐々に、リンクしていって最後に「カチっ」と合います。 途中で分かっちゃった人もいるみたいですが、私は、「、、、」と名前が出る前分からなかったし、 その瞬間「?!!」と衝撃でした。 やっぱり読んでいてこうゆう驚きがあると、読んでよかったと思いますよね。 昔にいろいろ読んだのですが、また再読していきたいと思います。 | ||||
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| 文章はデビュー作とは思えない。安心して読めます。一読の価値アリです。しかし、ラストの意外さで本書をPRするあまり、真犯人の意外さが薄れている。出版社もそのあたり気をつけて欲しい。また、ラストの後味の悪さが余韻を残すのかもしれないが、個人的に最後は刑事さんに「はい」と言って欲しかった。たとえ、その過程が本書内で明らかにされないとしても。 | ||||
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| 平行していく物語がどこで交差するのか、 そして交差したときの衝撃な哀しさというか、虚しさ。 仕掛けよりも何よりも、 よくもここまで残酷に描けるなという印象。 心理描写も巧みであるし、 これがデビュー作なのか!と感心してしまう。 作者の冷静な視点を感じる。 | ||||
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| 最初の方で主人公の名字が出てくるところで、トリックの一部だけは看破できた。 それは、この作者が多用する主語トリック(私はロートレック荘トリックと呼んでいる)なのだが、最後まで読むと、もう一つ驚愕のトリックがあった。 しかし、『さよならの代わりに』『追憶のかけら』にも父親の娘への強い愛が描かれている。年齢は違うけど『空白の叫び』にも。 作者に娘がいるのかな、と想像してしまう。 | ||||
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| 人によって評価が大きく割れるだろう。私はこの作品を絶賛する。確かに、少し曖昧なところを見受けることがあるが、最後は非常に衝動的だった。前評判を一切触れずに読んだからかもしれない。たが、「慟哭」を皮切りに貫井徳郎の作品にハマっていったのは事実。私は、貫井徳郎というミステリーに出会えたことを心から嬉しく思う。 | ||||
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| まぁ してやられた!という感じがしました。伏線もしっかりしているし、物語の流れを奇数章、偶数章で書き分けていてうまいなと思いました。彼のことがすごくかわいそうになりました。救いようのない気がして…。がしかし、後半の方でおや?っと思うこともあったり、筋が合ってないような気もしました。もう少し深みを期待します。 | ||||
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| 読了:2009年2月初旬読書期間:1日作品を読み進めていくと何とも言い難い深い哀しみや憤りを感じ取ることは出来るものの決して「慟哭」ではないと思いました。読書レビューなどというものは所詮個々の感性に委ねられているものなのでタイトルと内容の不一致さは否めないものの私的には嫌いな文体でもなく適度な重厚感も得られたので☆4つです。 | ||||
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| この本の解説には「本格推理」とか書いてあるわけだが、私に言わせれば、これは「推理小説」ではない。なぜなら、最初に出てくる大きな謎(もしかするとこの本で最大の謎)が解けていないからである。 この本は、人はなぜ犯罪者になるのか、人はどこまで転落するのか、といったことをテーマにした普通の小説と考えた方がずっと自然で(一種のサスペンスではあるが)、そこに本格ミステリーのトリックを応用した手法が使われている、と評するのがいいように思う。 その観点で読めば、非常によくできた小説。確かに、登場人物の転落ぶりが極端すぎるとか、難点はあるかもしれないが、傑作なのは間違いない。トリックについても、単に読者を驚かせるためだけではなく、複線的に進んでいくストーリーが最後に収束するために効果的に用いられている。 あえて注文をつければ、登場人物の転落の過程が、まわりまわって、未解決の謎を解き明かすことにつながっていれば、満点だったかもしれない(謎が未解決だからこそ、普通小説として傑作とも言えるので、矛盾した感想ではあるが)。 | ||||
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| 心が弱った時、己自身の葛藤に負けた時、宗教(でなくても) に縋ってしまいたくなるのが、人の性。 筆者がそういった心の闇を、宗教や社会階級という形で ヒューマニズムを抉り出したのは、さすが。 文章も安定したもので、好感が持てる。 ただもう少し、展開にひねりがほしかったかな…。 | ||||
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| 本作は、連続幼女誘拐事件を捜査している警視庁捜査一課長・佐伯を主役とした 偶数章と、己の心に穿たれた“穴”を埋めるべく、新興宗教に入れあげていく「彼」 こと松本を主役とした奇数章によって構成されています。 ある程度ミステリを読み慣れた方なら、本作に施されたトリックの見当をつけることは さほど難しくないと思いますが、そうした仕掛けだけが本作の美点ではありません。 人間はどんなに理性ではおかしいと判っていても、追い詰められれば容易く宗教に嵌り、 犯罪に手を染めてしまう弱い存在だという当たり前のことを、重厚かつ克明に描き切った 点こそ、まず評価されるべきだと思います。 | ||||
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| 本当に衝撃を受けた作品だ。 見事に裏切られた、そして感嘆させられた…悲しい… まさに慟哭。 この本は刑事の視点と犯人の視点、それが交互に進んでいく。 あえて内容は伏せますがミステリーとかじゃなくストーリーを楽しんで読んでもらいたいです。 内容的に楽しむというのは間違った表現かもしれません…はっきり言って内容は暗いです。 僕は序盤からもう読むスピードが加速していき中盤〜最後には止まらなかった。 非常にオススメできる作品。 | ||||
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| 最後のどんでん返しは、驚きましたが、はっきり言ってちょっと消化不良です。ストーリーの組み立てが斬新だし本当に驚きの展開には参りましたが、事件が全面解決じゃないのはどうなのかな? 空白の叫び 上 空白の叫び 下 | ||||
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| ずいぶんと評判になっているようなので読んでみました。 連続幼女誘拐殺人事件の指揮を執るキャリア組の佐伯捜査一課長と、犯人と思しき人物の一挙一同を交互に織り交ぜながらストーリーが展開していく。怪しい新興宗教の実態、佐伯課長の人物像の妙がストーリーを盛り上げる。 ストーリー後半、犯人像に「もしかしたら…」と気づいたが(当たってました)、本書は犯人探しというよりは、しっかりした文章でストーリーそのものを読ませる硬質な推理小説です。 | ||||
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| クライマックスで「あっ」と言わざるを得ない。 衝撃が走る。 完全に作者に踊らされた。 | ||||
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| 非常に面白かった。子供を殺された人間ならそういったこともありかなと思わせる結末が最後にありなにか考えさせるストーリーだった。この警官自身の話が物語と平行して走り、最初はそのつながりがわからなかったが後で明らかになってくる。実にあざやかな展開。 | ||||
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| 物語は幼女殺人と新興宗教の二つの物語が交互に登場します。とてもテンポ良く読めるので、止まらずに読み切ってしまいました。 「驚愕のラスト」ではありますが、半分ぐらい読めば大体の方が予想するのでは?それを更に越えるような展開が欲しかったのが正直なところです。 とは言っても構成と、登場人物の心理描写が素晴らしいので、一読をオススメします。 | ||||
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| 作者は、精緻で冷徹な文章で、男の堕ちていくさまを書いている。作者の主人公に対する観点は、愛情というより徹底的なまでの観察眼だ。だからこそ、心痛む残酷な事件や描写にもめげず、登場人物にそこまで感情移入することなく、成り行きを見守る一歩引いた感覚で事の次第を追っていくことができた。特にカルト的な宗教団体の緻密な描写には目を見張るものがあり、普段目に触れるものではないだけに、想像上の世界だとしてもすごく興味を引かれてページをめくる手が止まらなかった。しかし、最初は一歩引いた感覚で見られていたものが、人物を取り巻く環境が酷くなればなるほど、その感情が激しさを増せば増すほど、だんだんと心に、あくまで客観的に書かれている男の感情が、食い込んできた。感情を前面に出した小説よりも、事実を客観的に述べて、読者にその感情を類推させる類の小説のほうが、実は読者へ与えるショックは大きいのかもしれない。最後、慟哭は、まさにそうとしか言いようのない、強さで、大きさで、私を襲ってきた。 この小説の内容からしてこういう言葉は似つかわしくないのかもしれないけれど、すごく、面白かった。なかなか忘れない作品になると思ったし、しばらくはミステリーといえばこの作品を思い浮かべるだろう。まだ読んだことのない人は、小説の裏表紙に書かれているあらすじさえ読まずに、この作品を読んでほしいと思う。この作品を読む前には、ただ、おもしろいミステリーだという前知識以外は、邪魔になる。 | ||||
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| 周りの人が自分と同じものを好きで同じものが嫌いか? 答えはノーだろう。 この小説は、とにかくクセが強い。話が全体的に暗く、難しい単語がポンポン出てくる。 だが、そこがいいと私は思う。私はこの強いクセにはまってしまった。だが、逆に「クセが強くて自分には合わない」と思う人も数多くいると思う。 「読後感が悪い」と言われているが、私は数年前まで学校で日常的にいじめを受けていたので「そんなに悪いかなあ」というのが正直な感想だ(今でも少しいじめがある)。 私個人の意見としては、新鮮で純粋におもしろい作品だった。ただし、しつこいようだがクセが強い。だから好みは極端に分かれると思う。 | ||||
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| 幼児誘拐事件を追うエリート警察官。私生活では多忙の為に家庭を顧みず殺伐とした夫婦関係を営む虚しさ。一方では新興宗教に救いを求める精神破綻者。過去に深い傷を負い現実には決してあり得ない妄想が彼を異常な行動に突き動かす。2つのストーリーが意外な結末で結び付く。 慟哭というインパクトのある題名であるが、子供を抱える親の立場で読めばやはり慟哭という表現がぴったりの衝撃的な作品だった。 | ||||
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| 新興宗教にはまっていく人間の様子がリアルに書かれていて、新鮮だった。 今まで新興宗教にはまる人を理解することができなかったが、この本を読んで 少し分かった気がする。 現代に通じる問題をはらんでおり一読する価値はある。 | ||||
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