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真夏の島に咲く花は
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真夏の島に咲く花はの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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絶対、フィジーに行きたくなる本!! 南国の島、海の綺麗なリゾートとしてしか知らなかったフィジー。 日本人の私から見たらハチャメチャで呆れるけれど、その分人情にあふれた暖かいフィジーの人たちに触れたくなった!! フィジーに行ったことも無いのに、まるでそこで生活しているような感覚にもなりました。 垣根さんの作品は、これが初めてだったので、他の本も読んでみたいと思います。 他の方がおっしゃっている様に、この本がそれまでの本と趣旨がどのように違うのか、実際に感じてみたいと思いました。 星4つにしたのは、いつか私がフィジーに行ってフィジーを実際に感じたいという希望を残りの1つにこめました。 | ||||
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『ワイルド・ソウル』に漲っていた壮大なスケールはこの本にはない。 垣根氏お得意の日系人や、ラテンな性格フィジー人が出てきて、 垣根作品が好きな人には浸れるので面白いのだろうと思う。 垣根氏がこれまでに描いていた世界観と重なり、目新しさは無い。 | ||||
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南の平和な島に強く心が惹かれる 食べ物が豊富にあって、一生食べることには不自由しないフィジー人 そんな中でしたたかに生きるインド系、中国系の人たち そんな中、過激なフィジー人がクーデターを起こした それが日本人の茜とフィジー人のチョネ、日本人のヨシとインド系のサティのカップルに微妙な影を落とし始める 作者が温かい目を注ぐフィジーの自然がまず素晴らしい 今までと違って派手なドンパチはないが、その代わりにゆったりと流れる時がある チョネという人物が、実に魅力的に書かれている | ||||
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青い海と気さくな人たちで、リゾートのイメージが強いフィジーに、 インド人が半数もいて、クーデターがあったなど知らなかった。その題材がとてもおもしろいと思った。 そんな中、自由に生きているフィジー人のチョネが魅力的だった。 食べ物に不自由しなく、働かなくとも生きていける文化に育ったフィジー人と日本人との対比。 友情、家族、お金……。人間にとって大切なものは何なのだろうか、と思わず考えさせられた。 余韻のあるラストがとてもよく、切なくてはかなさを感じ、読み心地がとてもよかった。 「ワイルド・ソウル」や「君たちに明日はない」とは違った作風だが、 作者の新しい試みが熱を持って伝わる、いい小説だと思った。 | ||||
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フィジーのビチレヴ島国内3番目の都市ナンディタウン に住む四人の若者・・・ 日本食レストラン『織田』のマネージャーの日本人:ヨシ ガソリンスタンドで働くフィジアン:チョネ 父アジャイのお土産物店で働くインド人:サティー 観光で訪れたフィジーの惚れワーキングビザで 移住してきた日本人:茜 それぞれが,いつも通りの朝を迎え,いつも通りの一日を送っていた。 そんなある日,首都スバでクーデターが起こり,若者達の日常へ 少しずつ影を落とし始める。 フィジーへ行ってみたくなった・・・ 陽気だけどいい加減。 太っていて怠け者だけど,力持ちでラグビーの時など 驚くほどの俊敏性をみせる。 仕事は覚えないけど, 一度話した人のことは決して忘れない。 この本の中のような子どものような大人のフィジーの人々と 触れ合ってみたいと本を読みながら感じる。本当に南の島に 咲く花のようなフィジーの人々の心だなぁ・・・と感じた。 | ||||
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フィジーを南の島の観光地、ぐらいにしか知らなかったが、こうもややこしい背景のある国だとは思わなかった。もともとのフィジー人と、インド系移民が混載する国家。その二つの種族の根本的な価値観から食い違う思想や観念。しかしそれが共存している小さな島国・・・。世界にはいろんな国があるなあ、と勉強になった。 さて物語はフィジーに住む種族の違う4人の若者が中心。彼らの友情や愛情などがフィジーに起きたクーデターを背景に描かれている。私はその中でも純粋なフィジー人のチョネに好感を持った。彼の無償の優しさや、人を気遣う心は、自分の保身ばかりを考えてしまう現代の日本人が忘れているものだ。日本人のヨシとアコが彼に惹かれるのも当然に思う。ただし、ストーリー自体は大して盛り上がらなかったなあ・・。この著者は、あの「ワイルドソウル」の作者である。あの作品で見せた圧倒的な臨場感、緊迫感、スピード感、などはほとんど今作では感じられなかった。著者も、全く別のものとして書いただろうから、比べるのは本来おかしいのかも知れない。しかし私がこの作品を手にしたのは、「ワイルドソウル」の著者の最新刊だからである。そういう理由で読んだので、少し肩透かしを食らった。 決して悪い作品ではない。良作だ。しかし名作とは言えないと感じた。 | ||||
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南太平洋の島国フィジーを舞台にした小説で、フィジーにおけるフィジー人とインド人の複雑な人種問題を背景に、フィジー人、日本人、中国人、インド人という異なる人種を主要登場人物として登場させ、本の帯に書いているように、自由と幸せというのはいったい何なのかということを読者に考えさせようとしている。特にフィジー人というのは、日本人的価値観からすれば怠惰な人種として描写されているのだが、その反面、ものすごく自由に生きており、また、人間関係を大事にする人種である。お金を持たないといけないという強迫観念に駆られて、あくせくと生活し、仕事し、人間関係が希薄化している日本人とはある意味対極的な生き方をしていると言える。垣根涼介の本ということで、「ワイルドソウル」「ヒートアイランド」的な展開を想定していたので、男女の青春を描く穏やかなトーンの展開にびっくりしてしまったが、これはこれでよい味が出ていると思う。 | ||||
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