■スポンサードリンク
クレイジーヘヴン
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クレイジーヘヴンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
垣根先生安定のハラハラで面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハラハラしながら読みました。 どうなるのか心配でした。 危ないです。 多分、終わった後も危ないです。 一歩間違えると、地獄に落ちる人たちです。 なぜ生き延びてるのかさえ分かりません。 そんな危うさがいいと思いました。 すごいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
垣根さんの作品は全部読まないといられなくて、いつもドキドキしながらページをめくります。作品によりドキドキ度数がまちまちですけど、コレは45%位でしょうか。 犯罪は犯罪だけど、露呈しないよう頑張って生きてくのもまた人生なのかな、と少し考えさせられました。いつも割とそうなんですけど。ドキドキが強いとそんな事は気にならないのですが、今回は気になりました。 面白いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公の設定が秀逸。他人に関心のない男が巻き込まれた事件の中で、垣間見せる思いやり。一晩で読み終わってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
垣根涼介さんの本です。 なんか、いつもの垣根さんの鋭さはない、というか、手を抜いている感じっつーか、とりあえず濡れ場書いとけばええべ的な安直さを感じました。 舞台はおそらく水戸だと思うのですが、やはり垣根さんは水戸とか、茨城好きじゃないんだな、と茨城出身の私は悲しくなりましたよ。 主人公の恭一が、だんだんと普通の枠にとらわれなくなり、また売春をしている圭子とともに生活、やがてヤクザ事務所に盗みに入る、という展開です。 この本で強調されていたのは「フレーム」とか「フレーミング」とか、いわゆる過去も含めた枠組みに、人間は縛られていて、そこから自由になること、大切だよね、ということなのだろうと思いました。 なんとなく、北方謙三の一部の小説っぽいというか、普通の生活していたら、いつの間にか暴力に目覚めるようになって、ヤンチャしちゃいましたテヘペロ的な流れの小説ではあります。 ただ、いささか「深さ」がない、というか。 垣根さんの小説にはそういう「深さ」があったところがよかったのに、と思っているのですが、この作品には、「深さ」がないのよね。 要は、ハジけちゃっただけでしょ。 まあでも、時間潰しにはなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
旅行代理店に勤める、切れたところのある男。 デパートを辞めてヤクザに美人局や売春を強いられている女。 こんな二人が主人公で、出会い、いろんなヤバいことに手を染め、それでもどこか決然とした潔さや、優しさのようなものがあって・・・。 読み進めていくうちに、この最後がハッピーエンドで終わるのか、恐ろしい破局に至るのかだけが気になってきた。 それによって、読後感が全く違ったものになるからだ。 何を読むかに迷い、積読の中にあったこの本を手に取ったが、読み始めたころは失敗したかなという気持ちもあった。 が、読後感は、悪くない。 垣根涼介らしい。 結末がどうだったかは、ここには書かないが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
説明通りで、配達もちゃんと予定通りに来ました。 良かったですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「君たち・・・」を大変興味深く読ませてもらいました。で、略歴を見ると、なんと大藪春彦賞なんて 畑違いのスゴイ賞まで受賞してるじゃあーりませんか。なんという芸風の広さ!と感心して思わず 図書館で借りてきたのですが・・・。 ひとことで言って”ゴミ”だと思います。全く意味の無い理不尽な暴力シーンとセックス描写の連続。 主人公の人物設計もなにもないので、彼がどんなことをしでかしても全く共感できません。カタルシスも当然ありません。 (映画でしか知りませんが、かの「蘇る金狼」の主人公の”昼間は大人しい会社員、しかし夜は残虐な悪党”てな 設定を真似してるつもりかもしれませんが、そんなギャップもあるんだかないんだか判然としない中途半端な描写です) また、小さなことですが、作者は車好きでも有名らしく、主人公の車のことを最後まで「クルマ」ではなくいちいち「RX-8」と呼び続けるセンスの無さと言うか、ガキっぽさにはほとほとあきれ果てました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
このジャンルといっていいのか、犯罪、アウトロー小説によくある時代の商品、文化を詳細に描き出すことでリアリティを醸成するのを狙っているのかもしれませんが、2012年の今から、過去の作品を読んでみると、様々なアイテムの存在が今の時代に読み替えることを困難にしている。ファッション、車、TV番組、時代感。それぞれの瑣末な要素を巧妙にずらしていき時代を超えても 読者が現代の物語として読み直せることで、文学の命は長られるし、それこそ現代の情報のスピードと対峙する文学のあり方ではないでしょうか? そのうち、あのアイドルは今、のように恥らんだ世界観に塗りつぶされてしまいそうです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
垣根さんの本は、内容が非常に力強く、ほとんど読みましたが、この本だけは自分にはあまり響かなかったです。ついて行ける人だけ読んで欲しいという意図があるのかどうかわかりませんので、個人の好みかもいしれませんが、「サウダージ」と同様に読んだ後、あまりいい気分にはなりませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ヒート・アイランド」などのヒット作を飛ばす垣根涼介の長編小説。 エロと犯罪だけで成り立っているものすごい小説です。どのページめくってもエロ、じゃなければ犯罪。この徹底ぶりには感心すらしました。 もともとそういう傾向の強い作家でしたがここまでやるとは。 でも、不思議なことに読後感はとても爽やか。 物語運びのうまさとともにこの持ち味は、この人の特徴ですね。 面白かったです。 あと、映画化されたらきっとR18指定だと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
通勤電車で読んでいたが、セックス描写が結構長いので、さすがにちょっと隣を気にした。女性が読む場合は特に気をつけた方が良い。 性と暴力がテーマの一つだけれど、主人公の暴力衝動、怒りの源泉が今ひとつ腑に落ちなかったし、極端に言うと「なんでそこまでキレるかなあ」と感じてしまった。わざと「過剰感」を出しているのだろうけど読んでいて疲れた。その分、最後には主人公とともに「過剰」からの解放を感じたけれどね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まあその。。。なんつーか、人間、ちょっとしたことで歯車が狂うのだなと。 しかし、そんなにセックスって人生にとって重要? うーん。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ワイルド・ソウルの強烈な印象に引きずられて、君たちに明日はない、クレイジーヘヴンと読んできましたが、ちょっとこれは今ひとつという感じ。どなたかのレビューにもありましたが、必要性のないハードな性描写が多すぎるし、一見普通の好青年がなぜここまで暴力的になるのかがよく分からないし・・ 確かに結末はそれなりの爽快感を感じますが、帯に書かれている「境界線を越えて跳べ!やがて、自由になる−」というコピーと中身とがあっていない感じがします。 ワイルド・ソウルは、相当な現地取材の末にできあがった作品と思われますが、最近の作品は明らかにそうではないですよね。その辺のバックグラウンドの違いなのかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ワイルドソウルでファンになり全作品は読みました。 本作は単行本が出たときに一部を立ち読みして、文庫が出てからで良いや、ってことで今般読みました。 いろいろとちょっと中途半端かな。ストーリーが徹底的にノワールに徹すれば良かったのに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不必要な性描写が多い最近の垣根であるが、 私はこの小説に限り、性描写もやむなしと思う。 それはこの小説の根源である「怒り」が、性と暴力を下敷きにしているからである。 ただし、多くのファンが垣根に求めているのは、クレイジーヘブンのようなものではなく、 ワイルドソウルやヒートアイランドのようなものではないのか。 また、それらが認められたからこその、 山本周五郎賞の中では異色作とも言える作品での受賞ではないか。 垣根が今の立ち位置にいることが残念でならない。 たとえ本人が望んでそうしているとしても。 いったい彼はどこを見ているのだろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて垣根涼介の本を読んだので、氏の他の本の傾向を知らないのですが、フィクション本の典型的な過ちが私ごときの知識でもって分かる一つの例です。23pの「間違いなく内部のロムは熱にやられ、使い物にならなくなる」って、これはないだろう。編集者とか、校正しろよって思うよね。高村薫の本でもコンピューター関連の記述(unixがどうとか)が出て来たときには、勘弁してくれとかなり引きました。で、こういうのをみると、その他の記述でもほんまかいなと思うんだよね。媚薬の話とか、金庫の話とか。フィクションだからってあまりに荒唐無稽なやつは勘弁して欲しい。他の人は知りませんが私はあんまりバカな本は読みたくないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
根無し草、深く人とも交わらず、なんとなく毎日を生きる若いサラリーマン。ヤクザに美人局をさせられている若い女性。そんな二人が出会い惹かれあう。二人を襲うトラブル。暴力への衝動、虚無、絶望、孤独、二人の求めているものは?そして救いはあるのか。 筋も単純で、読みやすい本ですが、その分、主人公たちの、絶望の中での明るさ(?)、孤独などの気持ちが伝わってきて、気持ちがかきまわされる本でした。 セックスと暴力に満ち溢れた本でしたが、なぜか、すがすがしい。。不思議な本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者が自分の為だけに書いた小説――。読んでいてふとそう思った。物語の主人公に感情移入しながら熱い姿で執筆している著者の姿が、目に浮かぶようである。それほどまでに、この物語の主人公は著者と似通った属性を多く持っている(ように思えた)。過剰に荒んだ性衝動。売女への歪んだ愛。腹の底に蠢く暴力の予感。日本という国への侮蔑。そして・・・・アナルへの執着心。この本は垣根涼介という作家が持つイデアの集大成だと思う。ストーリー展開の生温さだとか、主人公のご都合主義的ヒロイズムはエンタメ小説として致命的ではあるが、著者の「なんちゃって自叙伝」だと思って読めば腹も立たない(と自分に言い聞かせてみる)。この小説を書くことで厄を落とせたはず!・・・とファンは作者の今後に期待すればいいと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ヒートアイランド」、「ワイルドソウル」と読んで完全にファンになったのですが、このままでは読者は減る一方でしょう。次々と書きたい作品を書き続けているようですが、読者がついてこれていませんよ!と言いたくなります。本作は、感情移入もままならず、どこで盛り上がればいいのかよく分からないし、一向に上がらないテンションに戸惑います。セックス描写だけでテンションを持続できると思っているなら考えが甘すぎる。恐らく作者が思っているほど読者に伝わるものもありません。ファンだからこそ厳しい見方になりますが、期待しているからこそです。「ヒート~」「ワイルド~」のノリが好きなら、本作はパスする手もありです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!