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荒野



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荒野の評価: 3.86/5点 レビュー 56件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

読む年齢で感想はがらっと変わる、それがいい

大好きな本だったのに、5年ぶりに改めて読むと特別には思えませんでした。
かつては自分の中の言い表せないモヤモヤを荒野が言葉にしてくれた感覚があり自分の物語かのように大切に思えていましたが、いまはそこを通り抜け大人になってしまったからだと思います。

あの頃は荒野と同じくこんなふうに感じていたと懐かしくもあり、荒野には見えない蓉子さんとばあやの女の姿がどうだったのかがすごく気になりました。
すっかり大人になった読者はそこをもっと見たかったけど、「荒野」の物語だから仕方ないですね。

そして荒野をとりまく世界の可愛さにときめきました。
鎌倉周辺を舞台とした女の子たちの成長物語であり恋の甘酸っぱさや心をときめかせるアイテムたちが可愛らしいところが、折原みとさんの「乙女の花束」シリーズによく似ています。
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
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No.11:
(3pt)

可もなく不可もなく

日常が淡々と流れて行く。そういう小説です。起承転結の文章が私は好きです
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
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No.10:
(3pt)

恋を知って徐々に女になっていく…

少女荒野が周りの大人たちに翻弄されながら…少しずつ大人になっていく。
恋愛小説家である父の奔放な恋愛に同級生の初々しい恋愛を傍目でみながら自身の恋には疎い荒野。
荒野のキャラクターがよかったです。
義母の蓉子さんという快活な女性が徐々に荒野の心を開いていくのも微笑ましかったです。
ただ個人的に蓉子さんにはブレてほしくなかった…。
でもその代わり悠也がブレないキャラなので安心して読めました^^
桜庭さんは「私の男」しか読んだことがなく、ディープなのかと思いきや、すっと読めました。
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
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No.9:
(3pt)

可もなく不可もなく…

「少女七竈と七人の可愛そうな大人」 「青年のための読書クラブ」 を読んで、この本も期待して読みましたが…感想は、可もなく不可もなく。 著者の作品には、少女から大人になる過程の心境の変化などがよく描かれていますね。そこは素晴らしいと思いました。でも、主人公がいつまでたっても自分のことを『私』じゃなく『荒野』と名前で呼ぶ…それが作中ちょっと嫌でした。大人よりも10代の子、あと男性よりも女性に読んでほしい本です。
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
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No.8:
(3pt)

少女から女への階段を静かに描いた「荒野の恋」シリーズ完結編。

もともと、富士見文庫で若者向けのラノベ作品として書かれていた「荒野の恋」シリーズをまとめて、最終章を付け加えたもの。中学生の少女、荒野が奔放な作家の父を囲む女性たちに翻弄されながら、少しずつ大人の女にかわっていく思春期の様子が丁寧に描かれている.直木賞作家ということでハードカバーの仰々しい体裁になっているが、最近の作風と異なり、内容は青春小説そのままだ。ラノベの頃のイラスト入りの方が、イメージしやすく好きだが、一般向けにはこの方が売れるのかもしれない。誰にでも勧められる素敵な作品だ.
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
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No.7:
(3pt)

新たな恋へ

 「荒野の恋」(三部作)の第2部。しかし、第一部と第二部はファミ通文庫から出たものの、第三部はしばらく書かれず、2008年になって文藝春秋から、第一部〜第三部合冊の単行本が出版されることに。こういう出し方はちょっと…。
 本書では、第1部からすると、ちょっと意外な展開を見せる。主人公に新たな恋が芽生えるのだ。こういうマイナス方向へ予想を裏切る展開は作者ならでは。
 ただ、全体としては第1部にくらべてトーンダウンといった感じ。第3部を書く気をなくすのも分かるように思った。
荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)より
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No.6:
(3pt)

新たな恋へ

「荒野の恋」(三部作)の第2部。しかし、第一部と第二部はファミ通文庫から出たものの、第三部はしばらく書かれず、2008年になって文藝春秋から、第一部〜第三部合冊の単行本が出版されることに。こういう出し方はちょっと…。
 本書では、第1部からすると、ちょっと意外な展開を見せる。主人公に新たな恋が芽生えるのだ。こういうマイナス方向へ予想を裏切る展開は作者ならでは。
 ただ、全体としては第1部にくらべてトーンダウンといった感じ。第3部を書く気をなくすのも分かるように思った。
荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)より
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No.5:
(3pt)

好きな人は好き

小説家でモテル父とか、始業式の電車で助けてくれた男の子がカッコよくてしかも義兄弟になるとか、サッパリした家政婦さんのざっくりした料理がウマイとか、美人の女友達に告白されるとか…。
そしてベタな名前&容姿設定の主人公は特段の努力もなくやたら周りから愛され、好かれ…。
どこもかしこも設定が少女マンガディティール満載で、本当に全編そんな本なのか分からず最後まで読んだけど、やっぱり最後まで少女マンガだった。受賞後の作品がこれ、というのはすごい冒険だと思う。
ひとつひとつのエピソード、セリフ、ディティールがどれも過去に存在してきた作品、マンガの寄せ集めのよう。
それがこの作者のコアファンの望んでいるものであり、作者&編集者のサービス精神、編集能力の高さ、構成力ともいえるだろうケド。
中学生の同世代くらいの女の子に読んでほしい。
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
416327040X
No.4:
(3pt)

出版のタイミングとしては?

直木賞受賞後第一作の期待を見事に裏切って数年前に文庫で出版された少女小説に主人公のその後を2年分加えたというもの。これはこれで面白いというか、上手ですが、もう少し大人向けの書き下ろし題材で勝負して欲しかったです。著者の進化を体感したかったのですが。 
「私の男」で作者を知って好きになった読者には耐えられないでしょうが、昔からの読者なら納得の作品でしょう。 次回書き下ろし作を期待しています。
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
416327040X
No.3:
(3pt)

ちょっと小骨が

「赤朽葉家の伝説」でこの作者を知り、以降ジョブナイルを含め手に入る限りの作品を読んだ。
直木賞第一作の本書は大変期待して読み、読了後やや期待が大きすぎたことを反省した。
もちろん大変に面白く、のめりこんで最後まで一気に読めたのだが、
なんというか、おいしい御飯を食べたとき、焼き魚の小骨が引っ掛かってしまったような読後感を覚えた。
作者の食事は美味で、そう気にするほどの小骨だったわけではないのだが。
この作家はきっと非常に素直な心を持っているのだろう。
ご自分がわしわしと食べてきた素晴らしい作品の蓄積が、自らの作品に大きな影響を与えており、それを隠そうともしない。
本作は3章で成り立ち、その2章はジョブナイル時代に書かれたものだということ考えれば
無理もないのかもしれないが、私には吉野朔美作品を思わせる場面が多すぎて、
「あ、ここはあの作品のあのシーンで、この台詞はあの作品のあそこからきてるのだな」
と、どうしても連想せずにはいられなかった。
故にビジュアルが全部漫画として浮かんでしまい、自分で想像する自由を奪われたような気がした。
しかし以上のことを差し引いても、瑞々しい作品で非常に感銘を受けた。
「私の男」だけを読んで拒否反応をしめしてしまった方には、本書を是非読んで頂きたい。
荒野Amazon書評・レビュー:荒野より
416327040X
No.2:
(3pt)

女性の観点から描かれた恋愛模様('-,_ω-`)プッ

前半は正直物語の進展の無さに退屈しましたが、後半はかなりの勢いで没入しました。
内容はまぁ中学生になったばかりの男女の恋愛を描いたものなのですが、その恋愛がとある家族の事情で激烈に変化して、二人を戸惑わせます。
はっきり言って女性の観点から書かれた恋愛話なので、共感はしなかったかな。話の内容に没入して夢中になったりもしたけど、細かい箇所でどうにも受け入れがたい場面がありました。
ストレートな恋愛の話じゃなくて、一人の少女が恋に対して見せる驚きやら戸惑いが描かれていて、その描写はうまいなぁと思いましたけど、どうにも後味というか読んでいる最中心証を悪くしたので、☆三つです。('-,_ω-`)プッ
荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)より
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No.1:
(3pt)

女性の観点から描かれた恋愛模様('-,_ω-`)プッ

前半は正直物語の進展の無さに退屈しましたが、後半はかなりの勢いで没入しました。

内容はまぁ中学生になったばかりの男女の恋愛を描いたものなのですが、その恋愛がとある家族の事情で激烈に変化して、二人を戸惑わせます。

はっきり言って女性の観点から書かれた恋愛話なので、共感はしなかったかな。話の内容に没入して夢中になったりもしたけど、細かい箇所でどうにも受け入れがたい場面がありました。

ストレートな恋愛の話じゃなくて、一人の少女が恋に対して見せる驚きやら戸惑いが描かれていて、その描写はうまいなぁと思いましたけど、どうにも後味というか読んでいる最中心証を悪くしたので、☆三つです。('-,_ω-`)プッ
荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)Amazon書評・レビュー:荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)より
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