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陰摩羅鬼の瑕



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陰摩羅鬼の瑕の評価: 3.71/5点 レビュー 121件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全121件 121~121 7/7ページ
No.1:
(5pt)

血も涙もある吸血鬼奇談

 京極の熱い物語です。華麗な修辞も,本格探偵小説論も、林羅山を中心とする儒学への卓抜な解釈も、妖怪談義も、芝居の早代わりの様々な衣裳の柄に過ぎません。 京極の物語が、多数の読者をひきつける魅惑の源泉は、男たちの友情の物語の熱演にあります。「恥が服を着て歩いて」いる三文小説家関口巽が、一時的に視力を失った名探偵、榎津礼二郎とともに、巨大な迷宮のような館で、時を越えて起こる花嫁連続殺人事件の謎に挑みます。こりにこった舞台美術の豪奢。電力不足で、冷房も気息奄奄の東京の不快指数を吹き飛ばしてくれる、男たちの物語が幕を開けます。 闇が極まるところ、スポットライトを受けて浮かび上がる中禅寺秋彦の憑き物落しの黒い翼が、太陽に向かうイカロスのように時を越えて飡?翔します。
陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)より
4061822934

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