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双面獣事件
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双面獣事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点1.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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怪奇風味満点の「二階堂蘭子」シリーズの中でも異色の作品。 作者本人は江戸川乱歩の『人間豹』をイメージしたそうですが、予想に違わず、ゴリラが合体したような謎の怪物がハチャメチャに暴れ回り、B級ホラー映画の原作にはなりそうです。 黒幕は第二次世界大戦中の軍部のような設定ですが、ま、恐怖小説にはなるかも……。 二階堂先生、是非とも蘭子シリーズの続編を書いて下さい! | ||||
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大力作にして世紀の怪作です。 名探偵二階堂蘭子と双面の怪獣の対決という信じられない組み合わせですが、思い返してみれば、このシリーズはオカルト色が強く、過去にも悪魔、吸血鬼、亡霊、超人などが出てきて、蘭子さんと知能的な対決を行ないました。 今回は、双面の怪獣というものをキーワードに、第二次大戦における日本軍の魔術的な蛮行を解き明かすという――それも論理的に――非常に実験的な作品なのです。一見、普通の本格スタイルとは違いますが、後半部において、事件の様相ががらりと反転するところなどはまさに本格の神髄で、これ以上の驚きはないのではないでしょうか。 この作品に限らず、本格ミステリーを評するのに「リアリティがない」という言葉ほど場違いなものがなく、たいていの場合は、読者側の想像力や空想力の欠如を表わしているに違いありません。(そういう方には、ノンフィクションのみを読むことをお勧めします) とにかく、これぞ、奇想型本格ミステリーの一つの到達点です。 | ||||
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