薄暮
評判
薄暮の評価:
4.06/5点 レビュー 16件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1〜16 1/1ページ
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薄暮の評価:
4.06/5点 レビュー 16件。 B ランク
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けれども、これはれっきとしたミステリーである。
ミステリーには犯罪などは必要ないのかもしれない。
そう思わせる作品が、篠田節子や宮部みゆきにはある。
そして、これがその一つ。
テーマは美術界。
新潟の田舎で画壇に背を向けて一生を終えた画家がいた。
そして、その画家の絵を発掘した元美術雑誌の編集者は、この画家に献身的に尽くした妻と関わることになる。
献身的に尽くしたがゆえに、思いが暴走し妄想と化す妻。
地元の人の素朴な思い、そして策略。
殺人事件がなくても、ミステリーはこんなに面白い、という作品である。
篠田節子には異境もの、女性の生き方もの、芸術もの、というジャンルがあるが、これは芸術ものである。
彼女自身はバイオリンを弾くらしく音楽をテーマにしたものも多いが、絵をテーマにしたのはこれが初めてかもしれない。
ところで、この小説は日経新聞の夕刊に連載されたものだそうだ。
ぼくは、新聞小説や週刊誌の連載小説というやつが苦手である。
だって、読みたくても次が読めない。
そのフラストレーションを想像するだけで、敬遠したくなる。
毎日、これを新聞で読み続けてきた人には、それだけでぼくとは別の人種かもしれない、と思ってしまう。