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薄暮
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薄暮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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篠田節子の もつ 身体の中のうごめきが、 なんともいえず ざわざわ した心のざわめきが、 うっとうしくもあり 同時に 人間って こんな風なんだろうな と 妙に 説得力があり おどろきました。 『さが』 といえば 『さが』 なんですが、 一言でいえない 奥行きのあるものでした。 主人公は 宮嶋智子。 閉じられた画家を 献身的に支え、実家を飛び出し、郷里を捨てて 天才的な 画家を ささえた。 純愛のように思えた。 天才でも オトコであり、そして 悩み 惑うのである。 裏切られても、ただひたすらに 献身をする。 そうすればするほど 逃げていく。 タライの水を 引き寄せるには 引っ張ることではなく 押すことだということが わからない 智子。 どんどんと 自分を正当化させるための物語を紡ぐ。 しだいに 智子の虚構の物語 が崩れ去っていく 天才が死んでしまったがゆえに 過去が自分のものにできる。 そこまで 突き詰める篠田節子の筆力はなんともいえないほど執拗だ。 主人公の 智子の執拗さに比べれば、篠田節子の執拗さが 勝っているという 恐ろしい物語である。 でも 地元というものは ありがたいものである。 郷土愛 という屈折した 愛が さまざまな形で噴出する。 厳しい季節を おくらざるを得ない 切々たる思い。 それが おカネになると人々は ばらばらになっていく。 もう一人の主人公 乳母像のモデルは じっと時間をやり過ごす。 | ||||
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という感覚が拭えなかった。 そんな面倒な著作権者ならもういいやん?みたいなw 妻の葛藤より、趣味と意地で仕事してる男のバカさが痛かった。 内容の割にページ数厚すぎな感じでした。 | ||||
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篠田さんの作品は、ホラーもあるので、ある程度調べてからでないと読めません。 この作品は、角田光代さんの本で紹介されていたので、安心してよめました。 ストーリーは、美術雑誌を担当していたけれど、今はそれを本業にできない編集者の目から描かれる、ひとりの画家をめぐる物語です。 美術、絵画、画集、興味ある分野の裏側をも知ることができました。 長さは気にならず、最後まで引っ張っていかれたように思います。 ただ、登場人物がおおいのでしょうか、少しぶれる感じがありました。 画家と妻とあと重要なひとり、そこだけの物語のような気がしました。 | ||||
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