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女たちのジハード
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女たちのジハードの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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男は外で働き、女は家庭を守るというステレオタイプから、徐々に社会的な女性の役割が変化し、またそれをいろんなかたちで受容しようとする女性を複数の女性を通して描いた作品。言動や考え方が前時代的で違和感を感じる部分もあったが、思い悩んだ末に一歩踏み出す決断をする部分については爽快感が得られた | ||||
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保険会社に勤める異なるタイプの女性たち。結婚、仕事、生き方に迷い、挫折を経験しながらも、たくましく幸せを求めてゆく。現代OL道を生き生きと描く、第117回直木賞受賞作。 | ||||
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保険業のOLの生態を垣間見る面白いお話。しかし、それぞれの恋愛は一応は現実性はあるのですが、その筋の方々に対抗して危なすぎる物件を競う件は非現実てきで頷けません。作者の作品は好みですが、この作品に限り、読ませる力はさすがですが、社会性がお粗末で、共感できませんでした。 | ||||
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私は総合職で働いているというのもあり、一般職である登場人物の女性たちにあまり共感できなかった。今は総合職であれば男女の差を感じることはないし、コスト削減のなか一般職も高度な仕事を与えられるため、当時の彼女たちの価値観が逆に新鮮に感じた。こういう時代があって今の時代があるのだから、今の恵まれた環境に感謝しなければと感じた。 登場人物の女性のなかでは、私は紗織に考え方が一番近く感情移入していたが、深く計算して生きているようで、大事なことを衝動的によく調べもせず決断する場面ではややがっかりしてしまった。みどりは違うが、ほかの女性も簡単に男性と関係をもったり、他人の意見に振り回されたり、行き当たりばったりに行動したり、あまり尊敬できなかった。 | ||||
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篠田女史の作品としては、万人ウケ、大衆ウケする作品であると思う。 悪い意味ではなく、エンターテイナーとしての読書としてはとてもニーズに応えた作品ではないだろうか? 5人の女性の人生模様をオムニバスで・・・と構想からして、それである。 ちょっと物語過ぎると言うか、あまり感情移入は出来ないけれど、共感できる部分はある。 ただ、タイトルが軽薄だなと思う。「聖戦」と呼べるかどうか・・・。 ドラマ化されたらさぞおもしろいだろうな、と思う。 私は篠田女史の本領は他の作品にあると思うので、星3つ。 篠田女史の作品でなければ、星4つをつけたかもしれない。 それくらい、毛色が違う作品であり肩がこらない読書ができる1冊であるが、この作品を読んだ方には是非他の篠田作品も読んでいただきたいとファンの一人としては思ってしまう。 | ||||
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「外ジハード」はイスラム教におけるいわゆる「聖戦」を指し、例えば9.11の自爆テロも「外ジハード」なのです。こういう機微な宗教用語を安易に本の題名にするのは感心しません。作者の見識が問われます。 題名からして、女性の立場から見た男社会への挑戦というテーマは分かりますが、女性の視点が表に出すぎて見方が偏り過ぎです。出て来る5人の女性もあまりに類型的で、魅力を感じません。却って各人の個性が埋没しています。様々なタイプの女性、及び各人に合った生き方を提示する事で読者(特に女性)の気を惹こうとする発想は安易過ぎます。また、提示される生き方自身も「戦い」をしてまで得る程斬新なものとは思えません。競売に掛かった住宅物件を競り落とす場面など、取材の跡も窺がえますが、全体構想に甘えが見えます。 「女達の戦い」ではなく、男も交えた人間として現代社会にどう立ち向かっていくか、という視点にまでテーマを昇華して欲しい所でした。 | ||||
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