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(短編集)
ダブル・ジョーカー
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ダブル・ジョーカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全93件 41~60 3/5ページ
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1冊目ほどの高揚感はありませんが、それなりに面白い。 3冊目も買っちゃいました。 | ||||
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前作の『ジョーカー・ゲーム』の続編になるのかな。前作を読まなくても、本作品は楽しめるのではないですかね。最後の章以外は他の人から見たD機関のスパイの活躍が客観的に見られます。好きな章は「ダブル・ジョーカー」ですね。風機関vsD機関という様相でしたね。この章だけの長編小説でも良かったかもね。 ダブル・ジョーカー:風機関(風戸)vsD機関。どちらが生き残るのか。 蠅の王:陸軍軍医の脇坂目線。目立ちすぎるのが仇となる。 仏印作戦:中央無線電信所の高林目線。 柩:ドイツのヴォルフ大佐目線。若い頃の結城中佐が所々でてくる。 ブラックバード:D機関の仲根の話。D機関存亡の危機となるのか? | ||||
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おそらく陸軍中野学校を主体としたスパイ小説短編集。登場人物が少し現実離れしているが、ストーリーはテンポ良く進み、面白かった。スパイ物にありがちなスプラッタ描写も少なく、そちらが苦手な方にもお勧め。 | ||||
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前作「ジョーカー・ゲーム」がとても面白かったので本作も読んでみました。 本作も面白くないわけではないのですが、前作の設定の範囲内でまとまってしまっていて 新たな驚きやインパクトはありませんでした。 本作を読むにしても、前作と密接に関係する部分があるので、前作を読んでから読まれることをお勧めします。 | ||||
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スパイものはなぜか知らないが長く、かつ色々な人物を登場させ複雑にし読者を惑わせる傾向が大。この本は全体としては架空のスパイ組織の話ではあるが 一つのエピソードを短編にしてある。かえってそれが緊迫感を呼び起こし 実にすばらしいエンタテイメントになっている。 | ||||
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帝国日本陸軍内に設立された二つの秘密組織の戦い。一つは謎につつまれ たD機関。そしてもう一つは、そのD機関に対抗すべく設立された、エリ ート中のエリートメンバで構成された風機関。組織の生き残りを賭けた諜 報活動が静かに幕を開ける。 五つの短編。表題のダブル・ジョーカーもいいが、セリフが多くて少しテ イストの違う「蠅の王」も捨てがたい。 | ||||
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007とかアメリカのテレビドラマのスパイ物が結構好きです。 スパイは「頭脳明晰」「語学堪能」「身体能力が高く」「冷静沈着」で、しかも女の人をくどき落とせるルックスでなければいけません。 「実際にそんな人いるわけないでしょ」と言われてもいいのです。 スパイはかっこいいのです。この小説でも「D機関」の面々はかっこいいです。第3弾もぜひ読みたいところですが、「ブラックバード」以降の話となると展開が難しいのではないか、とちょっと心配してしまいます。 | ||||
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007とかアメリカのテレビドラマのスパイ物が結構好きです。 スパイは「頭脳明晰」「語学堪能」「身体能力が高く」「冷静沈着」で、しかも女の人をくどき落とせるルックスでなければいけません。 「実際にそんな人いるわけないでしょ」と言われてもいいのです。 スパイはかっこいいのです。この小説でも「D機関」の面々はかっこいいです。第3弾もぜひ読みたいところですが、「ブラックバード」以降の話となると展開が難しいのではないか、とちょっと心配してしまいます。 | ||||
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「好評につき、続編」の大半のケースは、「続編など、書かなければ良かったのに」と思うものだが、この「ダブル・ジョーカー」は、本当に面白かった。前作「ジョーカー・ゲーム」が、書き下ろしの最後の2話が今一つの出来であったのと比べると、本作は粒揃いであり、全体的な出来としては、むしろ続編の本作の方が、前作を上回っているといっていいのではないだろうか。 また、シリーズを通して読んで感心したのが、とても短編作とは思えないような複雑な仕掛け・トリックを、ほぼ全話にわたって施していることだ。だらだらとして締まりのない下手な長編作を読むよりは、長編作を濃密に凝縮したかのように引き締まったこのシリーズを読んだ方が、よほど読み応えがあると思う。 本作で特に注目されるのが、読者の興味をそそらずにはおれない設定の物語である「ダブル・ジョーカー」と「柩」だろう。 「ダブル・ジョーカー」では、「D機関」と、それに対抗して作られた我々世間一般のスパイのイメージに近い「風機関」との、どちらか一方が不要とされる、組織の存亡を賭けた争いが見られるのだが、一言でいって、胸がすくような痛快な作品に仕上がっている。 「柩」では、前作で抽象的に語られていた結城中佐の、味方の裏切りによるスパイ罪での逮捕から過酷な拷問、そして、脱走に至るまでの壮絶な出来事が明らかにされており、当時の因縁のヴォルフ大佐との、キツネ狩りとキツネの再戦の物語が重ね合わされている。 「蠅の王」も、周到なひねりの効いた鮮やかなプロットに読者は付いていけないくらいなのだが、全てを最初から完全に把握していたという「D機関」が唯一放置できなかったある事件が起きた日と、「D機関」が実際に動き始めた日が、時期的に前後しているという矛盾があるのではないだろうか。 最終話の「ブラックバード」は、作品の出来は別にして、私は書かなかった方が良かったと思う。作者は、第3弾について、インタビューで、「読者の皆さんがぜひということであれば」と答えているのだが、この最終話は、時計の針を戻さないと続編が難しいような結末にしてしまっているのだ。続編があるかどうかは別にしても、これまでずっと一貫して、超人的な能力を持ったスマートな集団という設定で読者を魅了してきた「D機関」としては、描いてほしくない結末だった。 | ||||
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「好評につき、続編」の大半のケースは、「続編など、書かなければ良かったのに」と思うものだが、この「ダブル・ジョーカー」は、本当に面白かった。前作「ジョーカー・ゲーム」が、書き下ろしの最後の2話が今一つの出来であったのと比べると、本作は粒揃いであり、全体的な出来としては、むしろ続編の本作の方が、前作を上回っているといっていいのではないだろうか。 また、シリーズを通して読んで感心したのが、とても短編作とは思えないような複雑な仕掛け・トリックを、ほぼ全話にわたって施していることだ。だらだらとして締まりのない下手な長編作を読むよりは、長編作を濃密に凝縮したかのように引き締まったこのシリーズを読んだ方が、よほど読み応えがあると思う。 本作で特に注目されるのが、読者の興味をそそらずにはおれない設定の物語である「ダブル・ジョーカー」と「柩」だろう。 「ダブル・ジョーカー」では、「D機関」と、それに対抗して作られた我々世間一般のスパイのイメージに近い「風機関」との、どちらか一方が不要とされる、組織の存亡を賭けた争いが見られるのだが、一言でいって、胸がすくような痛快な作品に仕上がっている。 「柩」では、前作で抽象的に語られていた結城中佐の、味方の裏切りによるスパイ罪での逮捕から過酷な拷問、そして、脱走に至るまでの壮絶な出来事が明らかにされており、当時の因縁のヴォルフ大佐との、キツネ狩りとキツネの再戦の物語が重ね合わされている。 「蠅の王」も、周到なひねりの効いた鮮やかなプロットに読者は付いていけないくらいなのだが、全てを最初から完全に把握していたという「D機関」が唯一放置できなかったある事件が起きた日と、「D機関」が実際に動き始めた日が、時期的に前後しているという矛盾があるのではないだろうか。 最終話の「ブラックバード」は、作品の出来は別にして、私は書かなかった方が良かったと思う。作者は、第3弾について、インタビューで、「読者の皆さんがぜひということであれば」と答えているのだが、この最終話は、時計の針を戻さないと続編が難しいような結末にしてしまっているのだ。続編があるかどうかは別にしても、これまでずっと一貫して、超人的な能力を持ったスマートな集団という設定で読者を魅了してきた「D機関」としては、描いてほしくない結末だった。 | ||||
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前作「ジョーカー・ゲーム」のインパクトが強すぎたので★-1にしましたが、本作は前作と同じレベルかなと思います。 見事なトリックは健在なので、前作を楽しめた人は買いです! | ||||
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前作「ジョーカー・ゲーム」のインパクトが強すぎたので★-1にしましたが、本作は前作と同じレベルかなと思います。 見事なトリックは健在なので、前作を楽しめた人は買いです! | ||||
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天才スパイを育成し、要するD機関の設立者に由来する物語ですが、 結城中佐がいかにすごいかが伝わってきます。 この本は読んでいて、本当にワクワクしました。 フィクションなのにフィクションっぽくなく感じさせて しまうところがすごいですね。 コンパクトに仕上がっているうえ、 濃密なストーリー展開であるところもいいと思います。 | ||||
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天才スパイを育成し、要するD機関の設立者に由来する物語ですが、 結城中佐がいかにすごいかが伝わってきます。 この本は読んでいて、本当にワクワクしました。 フィクションなのにフィクションっぽくなく感じさせて しまうところがすごいですね。 コンパクトに仕上がっているうえ、 濃密なストーリー展開であるところもいいと思います。 | ||||
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柳広司の、『ジョーカー・ゲーム』の続編となる連作短編集。’09年、「このミステリーがすごい!」国内編、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門共に第2位に輝いた。 前作は、角川書店の「野性時代」掲載分2編、書き下ろし3編からなる5編だったが、本書では、同誌掲載分4編、書き下ろし1編からなっている。 『ダブル・ジョーカー(「野性時代」掲載時の『敵手』改題)』“D機関”のライバル“風機関”との親英的な元外交官の機密漏洩案件をめぐっての競い合い。 『蝿の王』北支の前線を舞台に共産主義シンパの軍医が戦場で行う意外な機密連絡法とは。 『仏印作戦』仏印と東京とで交わされる暗号通信にひそむ罠と闇。 『柩』ベルリンの列車衝突事故で命を落とした日本人の男は欧州全土に張り巡らした“D機関”のスパイ・マスターだったのか。 『ブラックバード』ロサンゼルスに渡った「二重経歴(ダブル・カバー)」の“D機関”スパイ仲根の行き着く先は。 本書では、巻末の書き下ろし『ブラックバード』を除いて、“D機関”卒業生のスパイが最後まで(生きて)登場しない、また、その開設者結城少佐の若き日の一端が明かされる『柩』をはじめ、いずれも前作にも増して凝ったプロットで、二重三重のひねりを一層加えた逸品揃いである。また読者は、スパイたちの前作をしのぐ、世界を股にかけた究極の頭脳戦をたっぷり堪能できて鮮やかに騙されること請け合いである。 最後に日本軍の真珠湾奇襲攻撃があり太平洋戦争に突入して、“D機関”スパイの存在意義が無くなってシリーズが完結してしまったのはまったくもって惜しい。 | ||||
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柳広司の、『ジョーカー・ゲーム』の続編となる連作短編集。’09年、「このミステリーがすごい!」国内編、「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門共に第2位に輝いた。前作は、角川書店の「野性時代」掲載分2編、書き下ろし3編からなる5編だったが、本書では、同誌掲載分4編、書き下ろし1編からなっている。『ダブル・ジョーカー(「野性時代」掲載時の『敵手』改題)』“D機関”のライバル“風機関”との親英的な元外交官の機密漏洩案件をめぐっての競い合い。『蝿の王』北支の前線を舞台に共産主義シンパの軍医が戦場で行う意外な機密連絡法とは。『仏印作戦』仏印と東京とで交わされる暗号通信にひそむ罠と闇。『柩』ベルリンの列車衝突事故で命を落とした日本人の男は欧州全土に張り巡らした“D機関”のスパイ・マスターだったのか。『ブラックバード』ロサンゼルスに渡った「二重経歴(ダブル・カバー)」の“D機関”スパイ仲根の行き着く先は。本書では、巻末の書き下ろし『ブラックバード』を除いて、“D機関”卒業生のスパイが最後まで(生きて)登場しない、また、その開設者結城少佐の若き日の一端が明かされる『柩』をはじめ、いずれも前作にも増して凝ったプロットで、二重三重のひねりを一層加えた逸品揃いである。また読者は、スパイたちの前作をしのぐ、世界を股にかけた究極の頭脳戦をたっぷり堪能できて鮮やかに騙されること請け合いである。最後に日本軍の真珠湾奇襲攻撃があり太平洋戦争に突入して、“D機関”スパイの存在意義が無くなってシリーズが完結してしまったのはまったくもって惜しい。 | ||||
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若かりし日の結城が、語られ 彼がどのようにして生き延びたかを 知ることができる。 今回は、D機関の人間そのものでなく、 周囲の人物からスパイを描くというもので 面白い試みだと感じた。 確かに凄すぎる気もするが。 | ||||
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若かりし日の結城が、語られ 彼がどのようにして生き延びたかを 知ることができる。 今回は、D機関の人間そのものでなく、 周囲の人物からスパイを描くというもので 面白い試みだと感じた。 確かに凄すぎる気もするが。 | ||||
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風との対決を楽しみにしていたのですが、あっと言う間に終わったのが残念でした。 一発長編というのは無理なんですかね。 でもこのレベルでこれだけ出せるのはすごいですね。 第三、第四シリーズもいってください。 シリーズ化で読みたい数少ないヒット作品です | ||||
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風との対決を楽しみにしていたのですが、あっと言う間に終わったのが残念でした。 一発長編というのは無理なんですかね。 でもこのレベルでこれだけ出せるのはすごいですね。 第三、第四シリーズもいってください。 シリーズ化で読みたい数少ないヒット作品です | ||||
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