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龍神の雨
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龍神の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 81~100 5/6ページ
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序盤で、「おや」と引っかかるところが、ストーリー全体に引っかかってきます。事実は何か、作者と推理合戦をしても仕方がありませんが、引っかかりがあったことを覚えておくと、多分その違和感が終盤の展開で解決されていくはずです。 恵まれない境遇の子どもたちが、不遇な条件にあっさり押しひしがれつつあるところが少し残念でした。もっと健気に負けない前向きさを持たせた方が、キャラクターを応援したくなったかもしれません。うまくできたミステリーだと思うのですが、特に新機軸を感じませんでした。雰囲気のある文体は読みやすいと思いました。環境だけは特殊なのに、キャラクターにリアリティーがありすぎて、本当にどこにでもいる普通すぎる性格だったので、感情移入できなかったのかもしれません。。 | ||||
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血のつながっていない親と暮らす2組の兄弟が出てきます。 血がつながっていないが故にわかりあえない、壁がある。 誤解と息苦しさの中で生きていて、それと「雨」がある事件を引き起こしてしまいます。 とにかくずーっと雨が降っている。 はじめから、この雨が陰湿な世界をすっぽりと作りこんで雰囲気作りがまずうまい! 一気にこの世界に取り込まれてしまいました。 登場人物のみんが勘違いしていて、考えすぎていて、嘘もついてる。 嘘に嘘が積み重ねられ、どんどん取り返しのつかない事態へ・・・。 で、彼らだけじゃなく読者もまんまと騙されちゃいます。 きちんと感想を書こうとするとネタバレになりそう。今回は多くを語らずにおこうと思います。 | ||||
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血のつながっていない親と暮らす2組の兄弟が出てきます。 血がつながっていないが故にわかりあえない、壁がある。 誤解と息苦しさの中で生きていて、それと「雨」がある事件を引き起こしてしまいます。 とにかくずーっと雨が降っている。 はじめから、この雨が陰湿な世界をすっぽりと作りこんで雰囲気作りがまずうまい! 一気にこの世界に取り込まれてしまいました。 登場人物のみんが勘違いしていて、考えすぎていて、嘘もついてる。 嘘に嘘が積み重ねられ、どんどん取り返しのつかない事態へ・・・。 で、彼らだけじゃなく読者もまんまと騙されちゃいます。 きちんと感想を書こうとするとネタバレになりそう。今回は多くを語らずにおこうと思います。 | ||||
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読み始めたら一瞬で読み終ってしまった、という感じの本。題材は身内の死や性的暴力やストーキングのような重い材料を絡ませているが、うまくまとめてあり全体的な印象は軽いミステリー。 雨の中で全ての事件が動いていくが、龍神に関してはネタを回収しきれていない気もする。個人的には龍の話はとても好きなのでもう少し生かして欲しかったかな。でも2つの家族の描写は良かったし、一人一人の心情も丁寧に描かれていたと思う。 最後までテンポ良く読ませてくれて、本当にこの先が楽しみな作家さん。次作も楽しみ。 | ||||
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読み始めたら一瞬で読み終ってしまった、という感じの本。題材は身内の死や性的暴力やストーキングのような重い材料を絡ませているが、うまくまとめてあり全体的な印象は軽いミステリー。 雨の中で全ての事件が動いていくが、龍神に関してはネタを回収しきれていない気もする。個人的には龍の話はとても好きなのでもう少し生かして欲しかったかな。でも2つの家族の描写は良かったし、一人一人の心情も丁寧に描かれていたと思う。 最後までテンポ良く読ませてくれて、本当にこの先が楽しみな作家さん。次作も楽しみ。 | ||||
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物語全体は重苦しい展開なのですが、ラストは希望の持てる展開で後読感は悪くないです。 タイトルにあるように「龍」「雨」がキーワードになっていますが、これは物語に無理矢理組み込んだ印象があります。 そこまで「龍」「雨」にこだわる必要はなかったのでは?という感じでした。 自分が作者の意図を把握出来ていないのかもしれませんが、少し難解かも? 物語自体は、様々な伏線があって、結末に向けて収束していく様は、秀逸でした。 「龍」がたびたび登場しますが、これはいったいなんだったのでしょう? その点が、唯一の消化不良でした。 | ||||
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道尾氏の創り出す世界。雰囲気や感覚には満足しているが、先が読める進行に少しずつ慣れて来た。 次回はあっと驚く展開に期待したいものだ。 | ||||
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物語全体は重苦しい展開なのですが、ラストは希望の持てる展開で後読感は悪くないです。 タイトルにあるように「龍」「雨」がキーワードになっていますが、これは物語に無理矢理組み込んだ印象があります。 そこまで「龍」「雨」にこだわる必要はなかったのでは?という感じでした。 自分が作者の意図を把握出来ていないのかもしれませんが、少し難解かも? 物語自体は、様々な伏線があって、結末に向けて収束していく様は、秀逸でした。 「龍」がたびたび登場しますが、これはいったいなんだったのでしょう? その点が、唯一の消化不良でした。 | ||||
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道尾氏の創り出す世界。雰囲気や感覚には満足しているが、先が読める進行に少しずつ慣れて来た。 次回はあっと驚く展開に期待したいものだ。 | ||||
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かなり期待して読み始めました。 複雑に絡み合う事象は、その一つ一つの人間関係をとってみるだけでも奥深く切ない。 また、「なるほど」と思えるミステリーの醍醐味が随所に仕掛けられていて、心地いい。 けれども今作品は最後の最後で結論を焦っているような感が否めなかった。「台風一過」 と言われるように最後はすがすがしく晴れやかに読み終えたかったがそうも行かなかった。 らしいと言えばらしいのですが、もう一声ほしかったと勝手に思ってしまう。 次回作も楽しみに待っています!! | ||||
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かなり期待して読み始めました。 複雑に絡み合う事象は、その一つ一つの人間関係をとってみるだけでも奥深く切ない。 また、「なるほど」と思えるミステリーの醍醐味が随所に仕掛けられていて、心地いい。 けれども今作品は最後の最後で結論を焦っているような感が否めなかった。「台風一過」 と言われるように最後はすがすがしく晴れやかに読み終えたかったがそうも行かなかった。 らしいと言えばらしいのですが、もう一声ほしかったと勝手に思ってしまう。 次回作も楽しみに待っています!! | ||||
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ミステリ大好きなので期待して読んでいったのですが、私はこれ、ダメでした。正直、期待はずれで、がっかりしました。面白くなかったのは、どの辺なんだろう? 読後感を整理するつもりで、ちょっと考えてみました。 話の中で「台風」が近づいていて、「雨」がいつも降っているところ。あるいは、暴風雨の空の中に「龍」が見えたり、「龍」にまつわる伝説が話にからまるところ。カッコで括ったキーワードがうまく生かされていないっていうか、話の中で浮いてしまっている気がしました。それが描かれている必然性みたいなものが、よく分からなかった。「龍」でなくたっていいじゃん、「雨」降ってなくたって別によかったんじゃないか。雰囲気作りにしかなっていないような。そんなふうに感じてしまったんですね。 がっかりさせられたもうひとつの大きな点。それは、都合が良すぎるタイミングで何かが出てきたり、ある人物がその場に居合わせたり、重要なものがセットされてたり、などなど、話の流れが不自然なものに感じられたこと。ぶっちゃけ言わせてもらえば、神の視点である著者に都合のいい展開になっていて、登場人物の動きに無理があると思えてならなかったこと。特に終盤、ある人物が本格的に動き出し、それまでの話の絵柄ががらりと変わる辺りから、話の不自然さに拍車がかかる印象を持ちました。 別々の人生の線が点となってクロスし、からまり合うところに妙味があるミステリーは好みですが、この作品はその見せ方があんまり上手くなかった。「私はこの新機軸で勝負するんだ」「読者をうまく引っかけてやるぜい」という、著者のミステリー魂、ショーマンシップ精神が欠けていると感じられてならなかった。そこが、とっても残念。 | ||||
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ミステリ大好きなので期待して読んでいったのですが、私はこれ、ダメでした。正直、期待はずれで、がっかりしました。面白くなかったのは、どの辺なんだろう? 読後感を整理するつもりで、ちょっと考えてみました。 話の中で「台風」が近づいていて、「雨」がいつも降っているところ。あるいは、暴風雨の空の中に「龍」が見えたり、「龍」にまつわる伝説が話にからまるところ。カッコで括ったキーワードがうまく生かされていないっていうか、話の中で浮いてしまっている気がしました。それが描かれている必然性みたいなものが、よく分からなかった。「龍」でなくたっていいじゃん、「雨」降ってなくたって別によかったんじゃないか。雰囲気作りにしかなっていないような。そんなふうに感じてしまったんですね。 がっかりさせられたもうひとつの大きな点。それは、都合が良すぎるタイミングで何かが出てきたり、ある人物がその場に居合わせたり、重要なものがセットされてたり、などなど、話の流れが不自然なものに感じられたこと。ぶっちゃけ言わせてもらえば、神の視点である著者に都合のいい展開になっていて、登場人物の動きに無理があると思えてならなかったこと。特に終盤、ある人物が本格的に動き出し、それまでの話の絵柄ががらりと変わる辺りから、話の不自然さに拍車がかかる印象を持ちました。 別々の人生の線が点となってクロスし、からまり合うところに妙味があるミステリーは好みですが、この作品はその見せ方があんまり上手くなかった。「私はこの新機軸で勝負するんだ」「読者をうまく引っかけてやるぜい」という、著者のミステリー魂、ショーマンシップ精神が欠けていると感じられてならなかった。そこが、とっても残念。 | ||||
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道尾さんの本はすべて読ませていただいていますが、次々といろいろな内容の作品を書かれて、その才能に驚きます。 さて、「龍神の雨」です。雨は作品の中に常に、BGMとなって降り続けます。スティーブン・キングの「it]を思い起こしました。 恐ろしいほどの雰囲気をもった作品ですので、何度か夜読むのは止そうかとも思いました。文学性はおそらく最高の作品だと思います。トリックもいつも通り驚かさせるもので、満足します。ただ、−− ここからはネタばれがありますから、未読の方は 作品をお読みになってから、どうぞ、 今までの道尾作品では読後感が素晴らしく、救われる想いがしていましたが、今回はそんな予想を裏切り、「いつも、なんとかなるとは、限らないんだぜ」と道尾さんが読者に罠を仕掛けたように感じました。「本当にこの状態でほっぽりだすの?」と助けを求めたくなる終幕です。で、続編があるのでは、と期待したり。また、ラジオ放送の内容から、お父さんは事故死で処理されて、警察への電話は不通で、などと、想像してしまいます。答えをください!いや、私の勝手な深読みの可能性も大です。 あなたも感想を聞かせてください。 | ||||
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道尾さんの本はすべて読ませていただいていますが、次々といろいろな内容の作品を書かれて、その才能に驚きます。 さて、「龍神の雨」です。雨は作品の中に常に、BGMとなって降り続けます。スティーブン・キングの「it]を思い起こしました。 恐ろしいほどの雰囲気をもった作品ですので、何度か夜読むのは止そうかとも思いました。文学性はおそらく最高の作品だと思います。トリックもいつも通り驚かさせるもので、満足します。ただ、−− ここからはネタばれがありますから、未読の方は 作品をお読みになってから、どうぞ、 今までの道尾作品では読後感が素晴らしく、救われる想いがしていましたが、今回はそんな予想を裏切り、「いつも、なんとかなるとは、限らないんだぜ」と道尾さんが読者に罠を仕掛けたように感じました。「本当にこの状態でほっぽりだすの?」と助けを求めたくなる終幕です。で、続編があるのでは、と期待したり。また、ラジオ放送の内容から、お父さんは事故死で処理されて、警察への電話は不通で、などと、想像してしまいます。答えをください!いや、私の勝手な深読みの可能性も大です。 あなたも感想を聞かせてください。 | ||||
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初読の作家さんでしたので、なんの先入観もなく読みはじめたのですが、 これがもうすぐにその世界に入り込んでしまい、 一気に読み終えました。 二組の兄弟を「糸」とするならば、雨という道具を使って、 すばらしい布を織り上げた感じ。 話の舞台としてだけでなく、 子どもたちの心の中にもずっと雨が降っているようでした。 雨、なくしては成立しない作品です。 トリックや伏線もすばらしく、 そうだったのか!まさか!そうか!という、驚きの連続でした。 静かなラストがまた、秀逸。 家族を思う気持ちに胸が詰まりました。 | ||||
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初読の作家さんでしたので、なんの先入観もなく読みはじめたのですが、 これがもうすぐにその世界に入り込んでしまい、 一気に読み終えました。 二組の兄弟を「糸」とするならば、雨という道具を使って、 すばらしい布を織り上げた感じ。 話の舞台としてだけでなく、 子どもたちの心の中にもずっと雨が降っているようでした。 雨、なくしては成立しない作品です。 トリックや伏線もすばらしく、 そうだったのか!まさか!そうか!という、驚きの連続でした。 静かなラストがまた、秀逸。 家族を思う気持ちに胸が詰まりました。 | ||||
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・・・この巨大な台風は、ロンワン(龍の王)と名付けられた。 どこまで行けば、最悪にたどり着けるのだろう? 愛する者を奪われ、また 今も傷つけられている彼ら。 それを終わらせるには? 巨大台風に見舞われた数日間、 崩壊しかけた家族の運命が 偶然に交錯し、最悪のシナリオへと向かう。 心の闇を抱える二組の兄弟が、多くの葛藤を経験しながら、たどり着いた先は? 「家族の事だけは、どんなことがあっても信じなけらばならない・・・。」 「ラットマン」に通じる、絶望と救いを感じました。 家族愛と 少年の成長を描いた、感動的な作品です。 龍は、水を支配する神。 人間に罰を与えることもあれば、恵みの雨を降らせることも・・・ | ||||
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・・・この巨大な台風は、ロンワン(龍の王)と名付けられた。 どこまで行けば、最悪にたどり着けるのだろう? 愛する者を奪われ、また 今も傷つけられている彼ら。 それを終わらせるには? 巨大台風に見舞われた数日間、 崩壊しかけた家族の運命が 偶然に交錯し、最悪のシナリオへと向かう。 心の闇を抱える二組の兄弟が、多くの葛藤を経験しながら、たどり着いた先は? 「家族の事だけは、どんなことがあっても信じなけらばならない・・・。」 「ラットマン」に通じる、絶望と救いを感じました。 家族愛と 少年の成長を描いた、感動的な作品です。 龍は、水を支配する神。 人間に罰を与えることもあれば、恵みの雨を降らせることも・・・ | ||||
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二転三転する事件に主人公達と同様に翻弄されながら一気に読んでしまいました。 悲しい結末でしたが最後に救いがあるのは良いですね。 ミステリーとしても完成度は高いのではないでしょうか。 雨が降る日にはこのお話を思い出してしまいそうです。 | ||||
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