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龍神の雨
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龍神の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 1~20 1/4ページ
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とても良かった | ||||
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生みの親を亡くし継母に育てられる兄弟と継父に育てられる兄妹。 物語はずっと雨で、色の世界観はグレー、灰色。雨によって二組の兄弟(妹)の運命が変わる。 生みの親を幼くして亡くす喪失感、絶望感の描写が切なくなった。 でも懸命に育てようとする継母と継父の気持ちを思うと更に切ない。 後半は一気読みでラストは少し救われた気持ちになれて良かった。 最後の書評でそんな考え方があったのかと全ての回収ができて更に救われた。 | ||||
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とにかく面白いです。 向日葵と同じでその後は読者の想像に委ねられますが、向日葵と違って何とも言えないモヤモヤ感はありません。 伏線回収やミスリードが凄く、作者の掌の上で踊らされました。 心が温まるのか苦しくなるのか、その狭間を行く素晴らしい作品です。 また読みます! | ||||
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面白かった。 読み始めからグイグイ引き込まれて読了。 色んなところに散りばめられた伏線回収が見事だった。 思い込まされ騙され続けました。 | ||||
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両親と兄との四人家族。そして、両親と妹との四人家族。ありふれたそれぞれの家族のはずが、片方の親が事故で死去し、残されたもう一方の親は再婚する。ここまでは良く有る話だが、再婚して直ぐに唯一の肉親も死去してしまう。 つまり、二つの家族それぞれが実の兄弟と共に、血の繋がりの無い親と生活を共にすると言う、思春期の子供には非常に辛い(であろう)家族関係になってしまう。 表紙もそうだが、出てくる多くのシーンでは雨が降っている。血の繋がっていない親への反感、雨のシーン、ある事件をきっかけとした義理親への憎悪。 これらが重なって、ともかく読むのが嫌になるくらい陰鬱なストーリーが続く。2/3以上読んでもその状況は変わらず、「この小説の、何が面白いのだろう?」と思っていると、第四章あたりから突然 ”真相” が明らかになってくる。そこから先は一気に読み進める事が出来た。 この物語は完結していないし、真実も明らかになっていない。「〇〇は、恐らく××だろう」といった推測で終わる。それでも(それ故かも?)、満足のいく読後感だった。 | ||||
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あまりにも昏い悪意に晒される不器用ながら人として奮闘する二組の家族。 彼らの心は龍神の荒々しい視線に魅せられ、やがて雨が止むとともに心も洗い流せたのか。 起きてしまったこと、やってしまったことはどうにもならないとしても、彼らの未来に光があることを願うばかり。 それぞれの事象をうまく重ねたりぼかすことで織りなされるミステリーは流石の一言でした。 道夫秀介さんの綴る文章は人の心や闇を仄暗くも美しく描き出すので好きです。別の作品も読みたいなあ。 | ||||
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二組の兄弟姉妹を描く、サスペンス、面白いが、最後もう少し、スッキリ、おわら世界てほしかった。 | ||||
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人は、家族を、思うが故に、罪をおかしたり、違う方向へ、いっちゃったり 兄弟愛、家族愛ん、感じた。 | ||||
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まさかの展開でした。よく考えて書かれたお話だなぁと思いました。後半はハラハラドキドキしました。 | ||||
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作者の裏切らない展開で面白く読めました | ||||
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道尾秀介さんの10年前の作品であり、当時の道尾さんが得意な『ミステリーの技法を駆使して、人の影や闇を深く描く、人生の暗さや仄かな光を彩る』内容でした! 実親が亡くなり、義親に育てられている兄妹と兄弟の2組の子供たち。 そんな彼等が人生の闇にまみれて、どうしようもなく義親の死を願ったり、疑ったりと、事件に巻き込まれながらも互いに巡り会い、 予想外の狂悪と対峙する人生再生作品でもあります! 個人的には、どうしようもない人生の闇の暗さから、何とか奮闘して生きる彼等の姿が眩しく、懐かしく、応援したくもなる未来を感じた名作でした(^-^*)/ 子供たちの人生再生作品サスペンスとして、オススメです! | ||||
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勘違い、良人の皮を被った狂人、家族の持つ闇と病みが偶然の重なりで歯車が狂う物語。 | ||||
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疑心・嘘・思い込み・・・運命。一つの不信感から、次々と生まれる思い込みが全ての運命の歯車を狂わす。真実は簡単で優しいものだった。思い込みから誰かを傷つけ、もう抜け出せない。出口が見つからない。そして、取り返しのない方向へ足を進めてしまう。作者の「思い込み」に、まんまと嵌められた。そう、、楓でもなく蓮でもなく···辰也でもなく圭介でもなく、思い込みの怖さを知ったのは、私だと言う事。道尾さん、お見事でした。 | ||||
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読みやすいです。難しい表現もなく、あっというまに読めました。サラッと読めるだけに内容もまさかの展開でした(笑)他の作品も色々よんでみたくなりました。 | ||||
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たった一つの「後悔」から、始まる業の負の連鎖の物語。 物語は主に不運な境遇に見舞われている、とある兄妹と兄弟の視点で展開していきます。 物語全体を通して、この二つの兄妹と兄弟の抱える不運な境遇は、 主に対になっているけれど、ある共通点がある。それが「龍神の雨」。 この「二つの龍神の雨」が出会い、彼らの運命を大きく揺さぶることになるとは・・・。 物語の間はずっと台風の影響で、大雨が降っている。 まるで彼らの心境にリンクするかのように。 雨の日が続くと、人間の気持ちは沈みがちになることが多い。 そういった雨が人間の精神にに与える影響の描写が細かく様々な形で 書かれているという徹底した「雨」へのこだわりがとても特徴的です。 二つの龍神の雨が、互いに絡み合い、やがて一つの運命に繋がっていく、 展開が緊張感たっぷりに書かれる、スリリングな展開に引き込まれるますね。 これまでの運命に立ち向かい、彼らの得たものは大きい、 ただその大切な得たものを活かすも殺すも彼ら次第。 きっともう彼らには、龍神の雨を視ることはないでしょう。 そして「彼の名」は希望の象徴だから。 彼はもう後悔しない、たとえこれからの未来がどうであったとしても、悲しむ必要は無い。 彼自身は気づいていないようですが、あなたにはその「力」がある。 読んでいて、そう思わせる描写があったので。 (その描写はあくまで個人的な判断ですが・・・・) | ||||
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説明ベタで説明はできませんが これもまたすらすら読めました❗ 良かったです | ||||
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予備知識なしで読みました。 作者の長編は、「カラスの親指」、「光媒の花」に続いて3作目。 前半は貴志祐介「青の炎」と同じ展開で、あれれ?と思いつつ読み進めていましたが、 後半に差し掛かり、なるほど!と。 本編後の文庫版解説で、ああそういうメッセージまであったのかと、 自分の読み込み不足を恥じ入りました。 マイナス評価のレビューにある作り物感はたしかにあり、 そういう意見もわかるので星-1にしてはいますが、 なかなか面白かったです。 | ||||
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光蝶の花と同時購入。 こちらも暗いが救いがある。 オチも読めなかったので楽しめた。 | ||||
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道尾さんの力作に感動。みじめな境遇にある子どもたちが、成長していくさまに思わず応援したくなる。情景描写が巧みで、引き込まれる。 | ||||
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スケールの大きな作品ではなく、身近な世界の中での物語。 しかし、2つの家族と第3者が複雑にからみあい、 いくつもの伏線がはりめぐらされ、最後まで一気に読めます。 ストーリーは目新しいものではないですが、 それぞれの登場人物の感情描写が上手く、飽きる事なく楽しめました。 | ||||
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