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龍神の雨
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龍神の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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これだけの質の作品を多作できるのはすごいことだと思うが、 作者が作品を練る時間がなくなってしまったのではないかと思う。 いくつかのレビューで指摘されている通り、なんとなくの雰囲気だけのモチーフとか、不自然に感じるくらい死んだ人の性格が後から明らかになるとか、ステレオタイプな犯人とか、いまいちだと思ってしまった。 なにより、筆者の作品ってとにかく少年も少女も性的危機にさらされることが多く、 それが作品に不穏な陰を落としていて、でも実際に危ない目にあうことはなく…… という抑制がきいたものだと思っていたのに、 この作品とか、あと別のある作品とかで、あっさり一線を越えてしまっていて悲しい。 性的被害を軽く見過ぎじゃないかと思うような描写が気になる。 こんなもんで済まないだろう、心の傷は。 | ||||
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普通に読んでます | ||||
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道尾秀介さんの作品を読んだのは初めてです。あまりにも有名であるため、敬遠していました。 読後まっさきに感じたのは文章がたいへん上手であることです。ひっかかるところもなくスラスラと読み進めることができます。読者に負担をかけないのは作家として大切なことだと思います。 もうひとつ感じたのは作品全体の構成力です。寸分の隙もなく構築された芸術品を感じさせます。 ただしその一方で、あまりに欠陥がなく作り上げられている故、かえってリアリティを損ねているという印象を受けました。登場人物のひとりひとりが生身の人間でなく、作者のアイデアに資するためだけの人工物に感じてしまいました。 結論としては、道尾秀介さんは非常に頭のよい方であるけれどその反面、うまく表現できないのですが、あそびの要素が足りないと思いました。他の作品も読んでみるかは考え中です。 | ||||
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道尾作品は好きなんですが、この作品は先がよめてしまいました。何だか、あったような話だなぁ。と読み終わって感じました。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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人間、すべて偶然すべて運命・・・なわけではないけれど ちょっとしたことで運命の歯車が狂い ちょっとした勘違いで 人を傷つけ自分も傷つく なんですけど。 軽いのか重いのかよくわからない小説だったな 今の自分の精神状態のせいかもしれないけど。 永劫に胸に刻まれるほどの何もなかった・・・ アマゾン1円+送料250円ならまあ2時間の現実逃避でありがとうです。 | ||||
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道尾秀介のラストは、絶対にどんでん返しがる! と思って今回は注意深く読みました そしたら、なんとなくラストの展開が読めてしまい、 もうちょっとひねりがほしかったです | ||||
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兄が妹に電話をかけるシーンの描写など、非常に映像を喚起してテンポが良い。そういう意味ではとても現代的な作家だと思った。 ミスリードの仕方も、途中でくらりと錯覚が解けるあたりまでは秀逸だった。 ただ、ある人物の造形が極端すぎ、文庫本の解説を読むにこれはメタファーだというのだが、それにしてもあまりに常軌を逸しすぎていて、その動機もそんな人間になってしまったという経緯の説明もないままなので、どうにもご都合主義に映る。 どんな極端なことを言ってもしても、その人物はそういう人物だから、ということで片付けられてしまってはズルいと思うのだが。 クライマックスのシーンも、どこかで見たような展開で、決着のつき方も容易に想像できてしまった。 そういう点がちょっと残念だった。 後は、ラジオのニュースなど、想像の余地を残す終わり方で面白いと思った。 解説を読んでから、それをもとに読み直すのもまた一興かも。 | ||||
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二つゆがんだ家族が織り成す物語。 ガチにぶつかり合うことを期待して読み進めたがかわされた。 拍子抜けだった。 真っ向勝負がなかったのが残念。 軽い気持ちで読めばok | ||||
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二つゆがんだ家族が織り成す物語。 ガチにぶつかり合うことを期待して読み進めたがかわされた。 拍子抜けだった。 真っ向勝負がなかったのが残念。 軽い気持ちで読めばok | ||||
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ストーリーの加速度は とてもよかったが、ラストのあたりの描写が雑で曖昧であった。登場人物の設定がはっきりしているので読みやすく、308ページという、まぁまぁ分厚い本だと思ったが、筆者の巧みな文章力で、物語りの中盤あたりでは、爽快感を感じるほどであった。最後まで真実が分からない設定も魅力的である。 | ||||
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ストーリーの加速度は とてもよかったが、ラストのあたりの描写が雑で曖昧であった。登場人物の設定がはっきりしているので読みやすく、308ページという、まぁまぁ分厚い本だと思ったが、筆者の巧みな文章力で、物語りの中盤あたりでは、爽快感を感じるほどであった。最後まで真実が分からない設定も魅力的である。 | ||||
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雨の物語と龍の物語が次第に一つに収斂してゆく、本格ミステリの性質を有するこのハードボイルドには、道尾の個性と進化の双方を視認することができる。この一作が著者にとって新たなステージへの第一歩となったことは紛れもない事実だろう。本格としては実に緻密で破綻もなく、発想の逆転なる言葉がこれほど似合うこともない見事なストーリーテリングに唸らされる。犯人はかなりイージーに当たりをつけられるが、それでも意外性や伏線の説得力は申し分がない。が、それだけにハードボイルドとしては逆に脆弱さが目立ったのは皮肉だった。やにわにサイコさを発露させる犯人はパズラーの域を出ていないし、クライマックスの第四章も連続性を有して詩のような趣の各編のタイトルにみあっただけの深みが感じられない。しかし、なんといっても、人物描写に疑問符がつくのが本作最大の難だ。蓮の極端な変貌の繰り返しは不可解極まりないし、辰也の里江への悪態の真意にも稚拙さしか窺えない。また、蓮と楓の動きが一貫してスピーディーなのに対し、辰也と圭介が半ばあたりから急に蓮と楓の存在感の前に影が薄くなるのが、どうも物足りなかった。 | ||||
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ミステリーとしてのストーリーを、あざといと言いたくなるほど上手にまとめ、全体としては手堅く、読み応えのある小説に仕上げていると思いますが、あくまでも登場人物の心理描写などはストーリーを運んで行くためのものという印象で、「人間の深層心理を巧みに描き出」しているとは思いませんでした。冷めて読んでしまうと、むだに暗いなあという気も。この作家さんは「ラットマン」につづいて2冊目ですが、ちょっともう、だれが犯人か予想がついちゃいましたね。このパターンを崩してくれる次作に期待です。 | ||||
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ミステリーとしてのストーリーを、あざといと言いたくなるほど上手にまとめ、全体としては手堅く、読み応えのある小説に仕上げていると思いますが、あくまでも登場人物の心理描写などはストーリーを運んで行くためのものという印象で、「人間の深層心理を巧みに描き出」しているとは思いませんでした。冷めて読んでしまうと、むだに暗いなあという気も。この作家さんは「ラットマン」につづいて2冊目ですが、ちょっともう、だれが犯人か予想がついちゃいましたね。このパターンを崩してくれる次作に期待です。 | ||||
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序盤で、「おや」と引っかかるところが、ストーリー全体に引っかかってきます。事実は何か、作者と推理合戦をしても仕方がありませんが、引っかかりがあったことを覚えておくと、多分その違和感が終盤の展開で解決されていくはずです。 恵まれない境遇の子どもたちが、不遇な条件にあっさり押しひしがれつつあるところが少し残念でした。もっと健気に負けない前向きさを持たせた方が、キャラクターを応援したくなったかもしれません。うまくできたミステリーだと思うのですが、特に新機軸を感じませんでした。雰囲気のある文体は読みやすいと思いました。環境だけは特殊なのに、キャラクターにリアリティーがありすぎて、本当にどこにでもいる普通すぎる性格だったので、感情移入できなかったのかもしれません。。 | ||||
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序盤で、「おや」と引っかかるところが、ストーリー全体に引っかかってきます。事実は何か、作者と推理合戦をしても仕方がありませんが、引っかかりがあったことを覚えておくと、多分その違和感が終盤の展開で解決されていくはずです。 恵まれない境遇の子どもたちが、不遇な条件にあっさり押しひしがれつつあるところが少し残念でした。もっと健気に負けない前向きさを持たせた方が、キャラクターを応援したくなったかもしれません。うまくできたミステリーだと思うのですが、特に新機軸を感じませんでした。雰囲気のある文体は読みやすいと思いました。環境だけは特殊なのに、キャラクターにリアリティーがありすぎて、本当にどこにでもいる普通すぎる性格だったので、感情移入できなかったのかもしれません。。 | ||||
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読み始めたら一瞬で読み終ってしまった、という感じの本。題材は身内の死や性的暴力やストーキングのような重い材料を絡ませているが、うまくまとめてあり全体的な印象は軽いミステリー。 雨の中で全ての事件が動いていくが、龍神に関してはネタを回収しきれていない気もする。個人的には龍の話はとても好きなのでもう少し生かして欲しかったかな。でも2つの家族の描写は良かったし、一人一人の心情も丁寧に描かれていたと思う。 最後までテンポ良く読ませてくれて、本当にこの先が楽しみな作家さん。次作も楽しみ。 | ||||
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読み始めたら一瞬で読み終ってしまった、という感じの本。題材は身内の死や性的暴力やストーキングのような重い材料を絡ませているが、うまくまとめてあり全体的な印象は軽いミステリー。 雨の中で全ての事件が動いていくが、龍神に関してはネタを回収しきれていない気もする。個人的には龍の話はとても好きなのでもう少し生かして欲しかったかな。でも2つの家族の描写は良かったし、一人一人の心情も丁寧に描かれていたと思う。 最後までテンポ良く読ませてくれて、本当にこの先が楽しみな作家さん。次作も楽しみ。 | ||||
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物語全体は重苦しい展開なのですが、ラストは希望の持てる展開で後読感は悪くないです。 タイトルにあるように「龍」「雨」がキーワードになっていますが、これは物語に無理矢理組み込んだ印象があります。 そこまで「龍」「雨」にこだわる必要はなかったのでは?という感じでした。 自分が作者の意図を把握出来ていないのかもしれませんが、少し難解かも? 物語自体は、様々な伏線があって、結末に向けて収束していく様は、秀逸でした。 「龍」がたびたび登場しますが、これはいったいなんだったのでしょう? その点が、唯一の消化不良でした。 | ||||
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