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龍神の雨
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龍神の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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これは 酷くてやっと やっと読み切ったとき この苦痛から解放されて 喜びをかんじた なぜ こんな駄作が 出版されるのか 意味かわからない | ||||
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添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に遭わせたから。――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。 | ||||
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終盤からいきなりサイコパスな犯人登場。あまりにご都合主義な展開と殺人鬼の芝居がかったキャラ設定にうんざりしました。こじつけですね。駄作です。 | ||||
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評価が高いみたいだけど…、私にはツマラナカッタ。人物の描き方がお粗末 | ||||
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道尾氏の作風は当初、「独自の世界観を構築して、読む者に驚愕と戦慄を与える」ものだったが、次第に「一見、単純なストーリーだが、実は大きな仕掛けが施されていて、読む者に心地良い驚きを与える」騙し技へと変わって来た。それが最近では、興味の焦点が「人間の心理やその裏にある社会的背景」に移って来た様であり、本作もその最新の作風に属する。作家的成長の証とも言えるが、道尾氏に「異界」を期待する向きには、どうだろうか ? 各々継父と継母だけを親に持つ、二組の兄妹(弟)を襲う過酷な運命をカットバックで描いたものだが、本作で示される境遇がミステリ的設定として、それほど新規性があるものだろうか ? また、二組の兄妹(弟)間のクロス関係が余りにも偶然性が高過ぎて、工夫不足の感が否めない。題名にもある「雨」の使い方も余りにもご都合主義で、昔の事故のキッカケも雨、今回の事件が起きるキッカケも雨、犯行が周囲にバレないのも大雨のせいでは、読んでいて釈然としない。更に、事件の目撃者の一人である弟の小学生圭介の観察力・理解力が余りも幼く、読んでいてイライラする。また、圭介の兄の名前「辰也」を「龍」と結び付ける発想も陳腐。加えて、二人の元の姓が「須佐」と言うだけで、「スサノオノミコト→八岐大蛇」と結び付ける強引さも鼻に付く。「龍」と「神」と「雨」の物語との意匠だろうが、単に"それらしい"雰囲気を作っているだけで実が無い。「家族の問題」に正面から対峙する気概が全く感じられず、物語の求心性に欠ける。その上、ミステリ的興趣が薄いとあっては、本作の執筆動機が奈辺にあったのか皆目不明。 犯罪が出て来るものの、端的に言って少年少女向けの教訓的童話と言った趣きの作品。作家としての習熟度が必ずしも作品の面白さに繋がらない事を痛感させる作品でもある。 | ||||
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道尾氏の作風は当初、「独自の世界観を構築して、読む者に驚愕と戦慄を与える」ものだったが、次第に「一見、単純なストーリーだが、実は大きな仕掛けが施されていて、読む者に心地良い驚きを与える」騙し技へと変わって来た。それが最近では、興味の焦点が「人間の心理やその裏にある社会的背景」に移って来た様であり、本作もその最新の作風に属する。作家的成長の証とも言えるが、道尾氏に「異界」を期待する向きには、どうだろうか ? 各々継父と継母だけを親に持つ、二組の兄妹(弟)を襲う過酷な運命をカットバックで描いたものだが、本作で示される境遇がミステリ的設定として、それほど新規性があるものだろうか ? また、二組の兄妹(弟)間のクロス関係が余りにも偶然性が高過ぎて、工夫不足の感が否めない。題名にもある「雨」の使い方も余りにもご都合主義で、昔の事故のキッカケも雨、今回の事件が起きるキッカケも雨、犯行が周囲にバレないのも大雨のせいでは、読んでいて釈然としない。更に、事件の目撃者の一人である弟の小学生圭介の観察力・理解力が余りも幼く、読んでいてイライラする。また、圭介の兄の名前「辰也」を「龍」と結び付ける発想も陳腐。加えて、二人の元の姓が「須佐」と言うだけで、「スサノオノミコト→八岐大蛇」と結び付ける強引さも鼻に付く。「龍」と「神」と「雨」の物語との意匠だろうが、単に"それらしい"雰囲気を作っているだけで実が無い。「家族の問題」に正面から対峙する気概が全く感じられず、物語の求心性に欠ける。その上、ミステリ的興趣が薄いとあっては、本作の執筆動機が奈辺にあったのか皆目不明。 犯罪が出て来るものの、端的に言って少年少女向けの教訓的童話と言った趣きの作品。作家としての習熟度が必ずしも作品の面白さに繋がらない事を痛感させる作品でもある。 | ||||
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ミステリ大好きなので期待して読んでいったのですが、私はこれ、ダメでした。正直、期待はずれで、がっかりしました。面白くなかったのは、どの辺なんだろう? 読後感を整理するつもりで、ちょっと考えてみました。 話の中で「台風」が近づいていて、「雨」がいつも降っているところ。あるいは、暴風雨の空の中に「龍」が見えたり、「龍」にまつわる伝説が話にからまるところ。カッコで括ったキーワードがうまく生かされていないっていうか、話の中で浮いてしまっている気がしました。それが描かれている必然性みたいなものが、よく分からなかった。「龍」でなくたっていいじゃん、「雨」降ってなくたって別によかったんじゃないか。雰囲気作りにしかなっていないような。そんなふうに感じてしまったんですね。 がっかりさせられたもうひとつの大きな点。それは、都合が良すぎるタイミングで何かが出てきたり、ある人物がその場に居合わせたり、重要なものがセットされてたり、などなど、話の流れが不自然なものに感じられたこと。ぶっちゃけ言わせてもらえば、神の視点である著者に都合のいい展開になっていて、登場人物の動きに無理があると思えてならなかったこと。特に終盤、ある人物が本格的に動き出し、それまでの話の絵柄ががらりと変わる辺りから、話の不自然さに拍車がかかる印象を持ちました。 別々の人生の線が点となってクロスし、からまり合うところに妙味があるミステリーは好みですが、この作品はその見せ方があんまり上手くなかった。「私はこの新機軸で勝負するんだ」「読者をうまく引っかけてやるぜい」という、著者のミステリー魂、ショーマンシップ精神が欠けていると感じられてならなかった。そこが、とっても残念。 | ||||
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ミステリ大好きなので期待して読んでいったのですが、私はこれ、ダメでした。正直、期待はずれで、がっかりしました。面白くなかったのは、どの辺なんだろう? 読後感を整理するつもりで、ちょっと考えてみました。 話の中で「台風」が近づいていて、「雨」がいつも降っているところ。あるいは、暴風雨の空の中に「龍」が見えたり、「龍」にまつわる伝説が話にからまるところ。カッコで括ったキーワードがうまく生かされていないっていうか、話の中で浮いてしまっている気がしました。それが描かれている必然性みたいなものが、よく分からなかった。「龍」でなくたっていいじゃん、「雨」降ってなくたって別によかったんじゃないか。雰囲気作りにしかなっていないような。そんなふうに感じてしまったんですね。 がっかりさせられたもうひとつの大きな点。それは、都合が良すぎるタイミングで何かが出てきたり、ある人物がその場に居合わせたり、重要なものがセットされてたり、などなど、話の流れが不自然なものに感じられたこと。ぶっちゃけ言わせてもらえば、神の視点である著者に都合のいい展開になっていて、登場人物の動きに無理があると思えてならなかったこと。特に終盤、ある人物が本格的に動き出し、それまでの話の絵柄ががらりと変わる辺りから、話の不自然さに拍車がかかる印象を持ちました。 別々の人生の線が点となってクロスし、からまり合うところに妙味があるミステリーは好みですが、この作品はその見せ方があんまり上手くなかった。「私はこの新機軸で勝負するんだ」「読者をうまく引っかけてやるぜい」という、著者のミステリー魂、ショーマンシップ精神が欠けていると感じられてならなかった。そこが、とっても残念。 | ||||
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