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龍神の雨
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龍神の雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 21~40 2/6ページ
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終盤からいきなりサイコパスな犯人登場。あまりにご都合主義な展開と殺人鬼の芝居がかったキャラ設定にうんざりしました。こじつけですね。駄作です。 | ||||
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たった一つの「後悔」から、始まる業の負の連鎖の物語。 物語は主に不運な境遇に見舞われている、とある兄妹と兄弟の視点で展開していきます。 物語全体を通して、この二つの兄妹と兄弟の抱える不運な境遇は、 主に対になっているけれど、ある共通点がある。それが「龍神の雨」。 この「二つの龍神の雨」が出会い、彼らの運命を大きく揺さぶることになるとは・・・。 物語の間はずっと台風の影響で、大雨が降っている。 まるで彼らの心境にリンクするかのように。 雨の日が続くと、人間の気持ちは沈みがちになることが多い。 そういった雨が人間の精神にに与える影響の描写が細かく様々な形で 書かれているという徹底した「雨」へのこだわりがとても特徴的です。 二つの龍神の雨が、互いに絡み合い、やがて一つの運命に繋がっていく、 展開が緊張感たっぷりに書かれる、スリリングな展開に引き込まれるますね。 これまでの運命に立ち向かい、彼らの得たものは大きい、 ただその大切な得たものを活かすも殺すも彼ら次第。 きっともう彼らには、龍神の雨を視ることはないでしょう。 そして「彼の名」は希望の象徴だから。 彼はもう後悔しない、たとえこれからの未来がどうであったとしても、悲しむ必要は無い。 彼自身は気づいていないようですが、あなたにはその「力」がある。 読んでいて、そう思わせる描写があったので。 (その描写はあくまで個人的な判断ですが・・・・) | ||||
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説明ベタで説明はできませんが これもまたすらすら読めました❗ 良かったです | ||||
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予備知識なしで読みました。 作者の長編は、「カラスの親指」、「光媒の花」に続いて3作目。 前半は貴志祐介「青の炎」と同じ展開で、あれれ?と思いつつ読み進めていましたが、 後半に差し掛かり、なるほど!と。 本編後の文庫版解説で、ああそういうメッセージまであったのかと、 自分の読み込み不足を恥じ入りました。 マイナス評価のレビューにある作り物感はたしかにあり、 そういう意見もわかるので星-1にしてはいますが、 なかなか面白かったです。 | ||||
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光蝶の花と同時購入。 こちらも暗いが救いがある。 オチも読めなかったので楽しめた。 | ||||
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道尾さんの力作に感動。みじめな境遇にある子どもたちが、成長していくさまに思わず応援したくなる。情景描写が巧みで、引き込まれる。 | ||||
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スケールの大きな作品ではなく、身近な世界の中での物語。 しかし、2つの家族と第3者が複雑にからみあい、 いくつもの伏線がはりめぐらされ、最後まで一気に読めます。 ストーリーは目新しいものではないですが、 それぞれの登場人物の感情描写が上手く、飽きる事なく楽しめました。 | ||||
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龍の咆哮を思わせる雨音をBGMに二つの物語が並行して進む。添木田蓮と楓の兄妹は母親が事故死したあと、残された血の繋がらない、義父睦夫と暮らす。睦夫は部屋に引きこもったままだが、妹の下着に悪戯しているようなおぞましい存在である。 蓮はいつしか殺意を抱いている。また溝田辰也と圭介の兄妹も似た環境である。母親が水死して、そのあと父親は再婚するが、その父親も病死し、残された兄妹は、やはり血の繋がらない義母、里江と暮らす。そして圭介は里江が母親を殺したのではないかと疑っている。 そしてその二つの物語は早々に絡み合い、縺れ、辰也の楓に対する思慕などもあり、そして睦夫が殺される。殺したのは自分だと楓が言う・・・。 ラストの謎解き、犯人が分かって、ありり?こいつ?何だか安っぽくなっちゃったなと思ったが、そのあと更にいくつかの真実が明かされて余韻を残して終章へ。そしてしめやかになった雨音が雨だれに変わり、物語が終わる。うむ。なかなかの余情でした。 | ||||
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道尾さんのファンの方にはたまらない一冊だと思います。 いつも通りの裏切りがあり、急展開の手法を取られています。 以下、ネタバレふくみます・ 龍と辰で、大体のよみはつきますね。 あと、、、最後のハッピーエンドで「人死んでんねんで」といいたくなる私は、青いなと思います。 歴史上・犯罪史上には数名いると思いますが、人が死んでも誰も悲しまず「死んでよかった」というキャラを作るのは不可能に近いのではないかとおもいます。 | ||||
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人間、すべて偶然すべて運命・・・なわけではないけれど ちょっとしたことで運命の歯車が狂い ちょっとした勘違いで 人を傷つけ自分も傷つく なんですけど。 軽いのか重いのかよくわからない小説だったな 今の自分の精神状態のせいかもしれないけど。 永劫に胸に刻まれるほどの何もなかった・・・ アマゾン1円+送料250円ならまあ2時間の現実逃避でありがとうです。 | ||||
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この作品で道尾さんを知り、すっかり道尾さんのファンになりました。 | ||||
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二組のまったく異なる視点を読者に提示し、それぞれの章が 入れ替わり展開してゆく構造が非凡かと問われれば疑問ながら、 凄みの本質は互いの章を、まるで読者が出来事を傍らで 見届けているような緻密で臨場感のある文体で包み切り、 やがて互いの章を諧調豊かなグラデーションで溶け合わせている ことだと言えます。 精緻に練られた構成の中で、丁寧に各々の心理を掘り下げることで 作品に深い奥行きを与えており、二組の視点が交わりゆく様は、 さながらゆっくりと回転しつつ絡み合う生命のDNA螺旋を想起 させるほど幻想的でさえあります。 心と体のバランスが必ずしも一致しない少年期特有の不安定な 自我の描出が秀逸で、全編を通して降り止まぬ雨を重要な舞台装置と することにより、登場人物の心に巣食う暗黒のイメージとの同調が 極めて効果的に演出され、暗くよどみ、そして怪しくも美しいという パラドクスを帯びた世界観を巧みに醸成しているのです。 心の底が身震いするような“こと”の真相や、漆黒の闇の中で必死に もがきながらも微かな光の射す方へ歩もうとする登場人物の葛藤と成長―。 犯人捜しや動機の解明のみという没個性の上滑りな物語に終わる ことなく、希望と再生という貴いテーマの中で上質なセンテンスの 集合体が、本作を極上のミステリ文学へと昇華させているものと 感じ入ることが出来るのです。 | ||||
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龍とか雨とか重苦しいけど、「向日葵の咲かない夏」ほどでもなく、ほぼ結末は読めるななんて思いながら読んでたのだけど、そんなことない、またやられちゃいました。そう思って読めば、伏線もメタファーもてんこ盛りでした。やっぱりすごいな、道尾さん。血が繋がってなくても家族は家族、救われた気持ちがしました。 コメントする | ||||
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じんわりと染み込む余韻がある感動的な作品でした。 継母だけが残った兄弟と継父だけが残った兄妹。同じような境遇だけど、まったく関わりのない2組。それぞれ兄が理解できなく心配する弟と妹をいたわる兄の視点が、交互に心理描写が繊細に巧みに表現されています。なんとか家族の形を留めようとする継母と素直になれない兄弟。継父が許せない兄妹。大きく膨らんだ疑惑。それが後半の鮮やかなストーリー展開であっと言わせます。ああなんて哀しくそして感動的なんだろう。 ラストシーンは雲間から光差し込む感じで希望が持て良かったです。 | ||||
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龍、龍にまつわる伝説、雨、二組の兄弟(妹) 見事なまでに、絡み合い前半の風景と後半の風景が変わった。 と同時に、それぞれの兄弟(妹)たちの考え方も変化し ラストの描写がある。 とても素敵な小説でした! これまで読んだ道尾秀介の長編の中で一番素晴らしい作品です! おすすめ出来ます!! | ||||
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途中までずっと勘違いしていて中盤になってから、あーそうだったのかーと気づく。 面白くてどんどん読み進めてしまう作品。 | ||||
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意外な犯人に鳥肌が立ちました。 読了後もざわざわとした寒気が襲う、極上のホラー小説です。 | ||||
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お得に買えたので良かった。商品もとても綺麗で驚いた。古本屋でもなかなか買えない値段 | ||||
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継父と暮らす蓮と楓兄妹、継母と暮らす辰也と圭祐兄弟。 蓮の立てた父親殺害計画が発端となり、事件に巻き込まれていく。 事件の真実は?そして、家族の絆とは? 雨が降り続く設定、殺人事件を主軸に置いた内容ということもあって、 終始暗い雰囲気が漂う内容は疲れるが、 最終的に全読者を裏切る真実は、道尾作品らしいミステリー良作。 家族愛の重要さ、自分の罪を認める勇気と色々感じる内容。 巻末の解説も面白いので必読。 | ||||
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向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)についで読んだ道尾作品2つ目。 向日葵のに比べると、大薮賞ものなだけにミステリ色が濃いです。 継父と暮らす兄妹と継母と暮らす兄弟が、無理なく自然に出会い、絡み合います。 とても、緻密に考えられ、読者を謎の中へ留め置き、徐々にベールを剥がし一気にエンディング。良く出来ています。 。。。ですが、向日葵といいこの作品と良い、未成年への救いが無い話はちょっと読了後すっきりしたい派には不向きでした。 | ||||
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