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謀殺の弾丸特急
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謀殺の弾丸特急の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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シリアスだけど、ピタゴラスイッチ的な危機また危機の切り抜け方が面白いクリフハンガー冒険小説の傑作。章題もツアー予定表も皮肉な笑いたっぷり。 1986年、架空の東南アジアの独裁国家。ツアーに加わっていた山師ジャーナリストが盗撮した写真に知らずに映っていた国家機密。それのため、軍の一大隊に抹殺されそうになる、老若男女の普通の日本人ツアー客とガイド合計8人。隣国タイ内まで逃げられれば助かるのだが・・・。 どうやって、時代遅れの、ルートも速度も限られる蒸気機関車で逃げる? 著者の直木賞候補作の冒険小説『火神(アグニ)を盗め』より完成度高いと思います。メカニカルな要素も多く、徹底的に最後まで蒸気機関車が中心になるのも凝っています。 | ||||
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作者自らも狙って書いたという「B級」活劇の快作。 昭和の国鉄時代(三十年前!)の冒険小説ながら、東南アジアの某国が舞台のためか古びた印象もなく楽しめます。 ひょんなことから軍に追われることになった日本人観光客御一行さまが蒸気機関車で一か八かの大逃走。ジープ・船・攻撃ヘリ等々々、次から次へと襲ってくる現代兵器を素人集団がどうやってかいくぐっていくか、ジェットコースター感覚のスピーディな展開が素晴らしい。でもあくまで「B級」。 難をいえば佳美おばあちゃんの攻撃ヘリ撃墜が物語のピークでして、その後の展開は駆け足気味といおうか、何だか消化試合を処理しているような物足らなさ。 90年代Vシネマに勢いがあって、竹内力氏や哀川翔氏、小沢兄弟がまだ若く、北村一輝氏や仲村トオル氏がVシネマ御用達俳優だった頃にフィリピンかタイでオールロケして製作していたらさぞや盛り上がったろうな・・・と考えるといろいろ惜しい。 | ||||
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東南アジアの小国アンダカムでは、今も日本製の蒸気機関車C57が現役で動いている。それに乗って隣国のタイまで向かうツアーに集まった日本人観光客たち。しかし、その中の一人が、アンダカムを支配する軍事政権の存亡にかかわる重大機密を手にしていたからさあ大変、楽しいはずの旅行が、生死を賭けたアンダカム脱出行へ、C57を乗っ取り、果たして無事タイへと逃げることができるのか?爆走する機関車に、戦闘のプロの軍隊対普通の人たちの戦い、映画や小説に何度も扱われているありがちな話なのですが、これがメッポウおもしろい。一難去ってまた一難、次から次と襲いかかる軍隊や困難に、必死の抵抗を試みるツアー客たち。小気味良く話が進んでいき、まったく飽きることがありません。SF、冒険小説、ミステリーと、さまざまなジャンルの小説を発表し、それぞれに傑作をものしている作者の、冒険小説の代表作といえるおすすめの一作です。 | ||||
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海外での蒸気機関車ツアーへ参加した日本人乗客たちが、軍隊に追われながら戦い、逃げる冒険談。攻撃ヘリや戦車まで繰り出してくる軍隊と、あの手、この手で戦います。冷静に考えると、「そんな、ばかな」と思うことの連続ですが、読んでいる時は、結構夢中になれました。戦闘以外にもトンネル、ぼろぼろの鉄橋、ジャングルのスコールと楽しさ満載です。 | ||||
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