第四の敵
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ストーリーは、同じカフカをテーマにした「化石の城」、主人公は「氷河民族」の鹿島徹を合わせたような作品。初期の山田正紀ファンには、たまらない貴重な一冊。人生の落伍者でありながら、決してそれを卑下することもなく、自分の信念と言う確固たるものがあるわけでもないが自分の生き方を変えることがない。当時の作者がこのような人物に憧れていたのがわかる。 初期の未読本は、とうとうこれが最後になってしまった。読むのがもったいなく、寂しくもなるが、本棚の奥で埃まみれになっていたのから、もう解放してあげよう。 | ||||
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国際謀略小説。解説で触れられているように、叙述トリック的な部分を除けば、『黄昏のベルリン』に近い雰囲気はある。ヤクザまがいの業界紙「流通新報」から追われる身となった記者・佐伯がカフカの幻の長編「処刑工場」を入手しなければならないことになるが、どこからともなく妨害の手が…。という内容。山田作品(特にSF)ではよくある構成だが、よくあると言っても凡庸な、という意味ではなく、高水準のプロットと伏線、ということだ。カフカの小説を『変身』しか読んだことがないような私でもわかるように説明、伏線があるので充分楽しめる。とはいえ水準以上のハードボイルドでありながら、飛び抜けたものがない感じがしたのも確か。 | ||||
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