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幻象機械の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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昔、新刊当時その発想と作者らしいストーリーにのめり込んだものです。 しかし今となっては、ベースとなる右脳左脳機能説も大脳生理学の研究進展で当時ほどの影響力を持たなくなったばかりか、元の提唱学説の根拠のデータの有意性も疑問を持たれているようです。 そんなわけで今読み直すとどうにもそういう流行りものに依拠し便乗した薄っぺらさが感じられてしまいます。惜しい。 SFはそのときどきの科学的知見をくみ取って書かれるので、昔の名作が時代の中でどうにもおかしい作品になってしまうのは避けられないのかもしれません。まあ作者のお話作りの冴えを楽しむにとどめてでいいんではないじゃないでしょうか。 | ||||
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大脳生理学が専門の大学助手 谷口は、日頃疎遠にしていた父が危篤との知らせを受け駆けつける。「逃げ出せ」と不思議な言葉を残して逝った父の遺品の中にあった古い同人誌、そこに載っていた石川啄木のものと思われる小説を目にしたときから、谷口の周りが、少しずつだが確実に変化しはじめていた。 暗く重苦しい調子で語られるホラー風味のSF小説です。 石川啄木の未発表作品、いまだ謎の多い脳の仕組み、その仕組みを解明するために谷口が研究開発した幻象機械(イリュージョン・プロジェクター)などなど、興味を引かれるもの不思議なものを結びつけ、そこからさらに、特殊な脳の働きを見せる日本人に隠された謎とその正体にまで大風呂敷を広げていくあたりはいかにも著者らしく、ワクワクしながら読めます。広げるだけ広げてあとは尻切れトンボ、ということもたまにあるのですが、本作ではキチンと広げたものが閉じられています。ただ、これは好みの問題でしかないのですが、解明されないままの謎が残っていたり(ワザとか?)、曖昧にせずもっとハッキリと書いてほしいところがあったのが、残念でした。 秋に鳴く虫の声を、日本人は風情があって好ましいものと聞くが、西洋人には雑音、うるさくしか聞こえない。よく言われることですが、これがなぜなのかを知りたい人は、ぜひご一読を(SFですけどね)。 | ||||
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