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シェルター 終末の殺人
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シェルター 終末の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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物理的なトリックに関しては想像するのが苦手なため流し読みさせて頂いた。この時点で本格ミステリが好きな方には私のレビューは当てにならないだろう。 話の雰囲気は好きである。謎の核爆発、シェルターという完全な密閉空間で次々と殺されていく。なんとか日常生活を送ろうとする者、犯人探しをする者…主人公である三津田信三は逃げる際に犠牲を出した事を悔いつつも真実に迫って行く…異常な状況の中での淡々とした人間描写はいつもの三津田作品の安定感がある。 オチについてだが、全てが三津田の罪悪感が見せた幻想だったと言う真相は驚いた、と同時に賛否が分かれるだろうなと思った。私としてはシェルターの持ち主あたりが仕掛けた壮大なドッキリなのでは…?と考えていたので、この真相にはゾッとした。 三津田は同行者を全て犠牲にしていたのである。しかも彼らを救うチャンスはあったにも関わらず、彼は危険を避けるため無意識にそれを踏みにじってしまった。しかしいつまでも自分に嘘はつけず、最終的に全てを思い出し、危険が去った今、彼はシェルターの扉を開けて現実と向き合わなければならない。彼の将来が明るいものであることを願う。 | ||||
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著者の核シェルター内に閉じ込められた6人の人物が内部で謎の連続殺人事件に巻き込まれる長編ミステリー。 こう言われるとミステリーファンは岡島二人の名作「そして扉は閉ざされた」を思い起こしてしまうが、勿論それを踏まえての著者ならでの新たな展開が模索されている。 究極のクローズドサークルものとして途中までは大変面白い。 だが、途中から若干メタ臭さが漂ってくるあたりから、予想が付いてしまうが、この結末の付け方には確実に賛否両論となるだろう。 物語的にはきちんと決着がついているが、ネタとしてはジョン・キューザック主演でジェームズ・マンゴールド監督の2003年公開のアイデンティティと同じである。本作の発表は2004年ということは明らかにそれを下敷きにしているということだろう。 | ||||
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この小説の主人公は「三津田信三」です。それがわかっていればこれもありです。 | ||||
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世界が突然終末を迎え、偶然にも核シェルター内に非難することができた主人公達 極限的閉鎖空間 何故、このような状況下で連続殺人が発生するのか その動機に興味をそそられ、読み進めました まさかの展開でした トリックは「針と糸」系の古典的物理トリック 「ある種のSF的状況」と「古典的物理トリック」の組み合わせ なかなかの相性でした また、著者の作品らしくホラー映画の蘊蓄が爆裂してます これは「スラッシャー 廃園の殺人」への伏線か 違うか、単なる著者の趣味だろう | ||||
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設定はSF、雰囲気はホラー、内容はミステリ、結末は・・・ という著者ならではの一筋縄ではいかない作品です。 確かにホラー映画の蘊蓄がものすごーく濃いですが、 あまり興味がなければ飛ばし読みもできるので、問題はないですよ。 徐々に段々と盛り上がってゆくサスペンスはさすが! 初対面で何の動機も発生するはずのないメンバーの間で起こる 連続殺人の、その「理由」に愕然としました。 この人の書く小説は、妙なんですけど良いです。 | ||||
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設定はSF、雰囲気はホラー、内容はミステリ、結末は・・・という著者ならではの一筋縄ではいかない作品です。確かにホラー映画の蘊蓄がものすごーく濃いですが、あまり興味がなければ飛ばし読みもできるので、問題はないですよ。徐々に段々と盛り上がってゆくサスペンスはさすが!初対面で何の動機も発生するはずのないメンバーの間で起こる連続殺人の、その「理由」に愕然としました。この人の書く小説は、妙なんですけど良いです。 | ||||
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外界と完全に隔絶された核シェルターの中、協力して生き残るべき状況下で起こる連続殺人。 犠牲者が出る度に増していく緊張感。 スリリングで先の見えない展開の中、アガサ・クリスティの名作を思い浮かべながら読み進めた。 途中で幾度も繰り広げられる推理合戦に、これは本格ミステリかと思いつつも、三津田信三の事、一筋縄では行かないであろうことも予想できるので、もしかしたらメタ・ミステリな展開もあり得るかも、といろいろ想像したりもした。 矢張り、結末は予想もしていなかった方向に収斂していき、最後まで緊張感を持続させながら楽しめた。 途中で繰り広げられる、ホラー映画談義も面白く、久しぶりにダリオ・アルジェント監督作品を観たくなった。 | ||||
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