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永遠の仔
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【この小説が収録されている参考書籍】
永遠の仔の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全169件 21~40 2/9ページ
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| 読んでいてツラく哀しく苦しい本でした。 1999年に出版された当時は、ネットはあまり普及していなく、毒になる親という本が出版されたのが2001年、某掲示板はあったけれど毒親に関してのスレッドができたのは随分あとなのではないかと思う。1999年に出版される前に作者が書くのに3年かけていて、その後校正とか装丁とか印刷と本屋に並ぶまでの時間がありますから、1998年には書き上げていたのでしょう。患児に寄り添いたい気持ちで書いたとの事。 話に出てくる3人は小学6年生の時に小児精神科で出会った1970年代の日本の精神科での治療法は陳腐なものだったろうなと思う。確か知り合いが小学生の時精神科に入院させられて電気けいれん療法をされてつらかったと言っていた。それより軽い精神科に入院させられた子供達、親にされた虐待の事は言えない。この本では親が好きだから愛されたいからと書いてあるが、違うかもしれない。性的虐待の子は母親に言ったけれど信じてもらえなかったからという事だけど。症状がでてしまった段階では自分が悪いからと思っていると思う。人間としての考え方というか心の核となるものが形成されている段階で虐待にあった子供は、歪みが生じてしまう。17年前に母親がした事を17年前に3人が知っていたら違ったろう。17年後に再度出会った事でルフィンが母親の事を知ったあとモウルにだけでも告白していたら、モウルは母親を酷い環境の病院に入院させていたら、見捨てていたら彼は何か変わっていたはず。自分の母親だろうが自分を捨てた人間など捨てて構わないのだ。でも捨てられない人は多い。面倒みようとか謝ってくれたらとか、愛して欲しいとか考えない方がいい。苦しむだけた。モウルは一人何にも救いがないまま病院を卒業し、一人頑張ってルフィンを想い続けた17年。ルフィンの助けになろうとしたり、自分の母親をルフィンの病院に入院させて母親に優しくしたり無理をして破滅の道に追い込まれた。 虐待されたから殺人を犯していいわけは絶対にない。というか殺人を犯した時点で自分の未来を捨てている。性的虐待の親と一生会わせず、身内に知らせずが出来なかった弱い親の選択の殺人はあるかもしれない。心の弱すぎる親になる資格がなかった人間。モウルは3人で再開してしまいルフィンから愛される資格がないからジラフがと諦めた時に心が壊れたのだろう。モウルはとにかく救いがなさすぎた。 モウルは幸せに暮らしてきた優しくモウルの全てを受け止めてくれる女性を愛せれば良かった。哀しくて仕方ない。 この本を読み終え色々考えた、暫くして最後のページのモウルが昔言った言葉が浮かんだ。 泣いた。号泣した。ちょうど兄妹の事で不安で押しつぶされそうだった私にその言葉が癒してくれた。今毒親から離れられない人は逃げよう。毒親は自分の介護要員が欲しくなると謝って近づいてくるが無視してかまわない。私の親はもう生きていないけれどね。打算もいいじゃない。親が自分が一番大切だったように、虐待された子供だって自分が大切でいいじゃない。今苦しんでいる人にそう伝えたいな。 | ||||
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| 自分の行為が原因で娘がおかしくなって精神病院に入院させているのに、退院の度に暴行する親なんて居るのだろうか?信じられない。(そうゆう設定にしないと話が続かないのだけれども) 対して、三人の主人公達の対話を通して得られる実在感(人物描写)は本物。 | ||||
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| 過去と現在のパートが交互に綴られていますが、双海病院 第八病棟を舞台とした前者の描写が秀逸です。 心に傷を持った児童たちの切ない物語に心を打たれますし、 ミステリとしての仕掛けも効果的です。 後者の描写も、最初はぐいぐいと惹きこまれます。しかし、だん だん事件内容と物語のテーマとの乖離が目立ってきて、最後は 些か荒っぽい着地となり、バランスの悪さが残念です。 また、他の方も指摘されていますが、ひとつの文章中でめった やたらに読点[ 、]が目立ったのが読んでいて気になりました。 | ||||
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| いや、おもしろかったんですよとっても。この先どうなっていくのか、気になって仕方ないからバリバリ読み進めちゃう。 でも感動したか、心に突き刺さったか、と訊かれたらもちろんNOです。児童虐待という重いテーマゆえに深みがあるように見えますが、 浅いです。サラッと読んであー面白かった、で済みます。 なんか少女マンガ読んでるみたいな。ドラマティックすぎて。 だって主人公が3人とも器量よしでいい子で頭もよくて、男の子が二人とも大人になってからもずっと、美しいヒロインを愛し続けていて、 でもみんな苦悩している。メロドラマだ。 梁平の彼女は絵に描いたように奥ゆかしく一途で美しくて、こんな女いねーよと何度もツッコミを入れたくなるくらい奥行がない。 それを言ったら優希なんかもっと人間味がないんだけども。きっとこの二人にはムダ毛なんかないんだろうな。 「○○しちゃいない」「やっちゃいないさ」というセリフにウンザリし、12才の男の子にしゃべらせるなら、「彼女」でなく 「あの子」の方がいいのでは、と誰も言ってあげなかったのかしら、と何度も思う。うーん。 にもかかわらずグイグイ読ませるからスゴイっちゃスゴイです。カタルシスを得るとかでは全然ないけど。 この作者の他の本を読みたいか、と訊かれたらイヤもういいですって即答しちゃうけど。 | ||||
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| ラストのラスト、3人が施設時代に励ましあった言葉がめちゃ心に響きました。全てはこの言葉のために書かれたようにすら思えます。ここまで入り込んで読んだ作品もないような。あくまで小説。でも頑張って生きてほしいなーと思ってしまう。 | ||||
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| 天童荒太さんの作品。一気に読みました。 期待通りの作品。 大満足です。 | ||||
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| 本の厚みを見た瞬間尻込みしましたが、読んでよかった!本当によかった! 料理を作っている最中も続きが気になってしょうがなく、家の中で立ち読みしていたほど。 虐待、人間の心の中の深い闇、生と死、親の介護問題など、さまざまなテーマがこの作品にはぎゅっと詰まっていて、心を締め付けられました。 重いテーマで、笑えるシーンはひとつもありませんが、登場人物に「悪い人」は一人もいないと思いました。 みなが心に闇を抱え、それが親から子へと負の連鎖として繋がっていく。 子育て中の身なので、母として、娘として考えさせられる1冊でした。 子供が成人したときにもう一度読み返したい。 そう思える作品でした。 | ||||
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| 星5つと言わず、20個ぐらいあげても良い。 そのぐらい衝撃的で感動的で奇跡的な作品。 後にも先にもこれ以上の本には出合えないと思う。 読んでいるときは本当に夢中で、早く先が読みたくて、 小学生の時に必ずいた「歩きながら本を読んでいる子」になっていた。 この作品に関しては、この文章が良いとか、登場人物がどうとか、そういう理屈はいらない。 とにかく読め!と強力に推してしまう。 私が勧めた二人(一人は嫁)も「歩きながら読んだ」と言っていた(笑) | ||||
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| 星が5つでは足りないのです。10個も20個もつけてあげたい。 読んだのはもう10年以上前になりますが、それ以来この作品を超える本には出会えなかった。 多分、これからも。 著者の他作品も読んでみたけれど、同じ著者なのか?というぐらいにこの作品だけ群を抜いている。 読んでいるときはもう夢中だった。 小学生の時、いつも本を読んでいる子っていたでしょ。学校帰りに歩きながら本読んでる子。 大人なのにあの状態になってしまった。あぶなく電柱にぶつかるところだったよ。 そのぐらいこの本は引き込む力が半端ないんだ。 何がどうだとか、ここが良いとか、もう説明できないんだよ。言い表そうにも筆力が追いつかなくて。 だから、「つべこべ言わず読め!」としか言いようがない。 私が推薦した二人(一人は嫁)も同様に歩きながら読んだそうです。 | ||||
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| 思った以上に読みやすく引き込まれました。幼少期と現在(18年後)を交互に、丁度気になるところで切り替えていくので、続きが気になって読み進めてしましました。 虐待を受けた子供達の心の葛藤が描かれますが、その葛藤は体験していない私にはどうも現実感がないように感じてしまいました。 例えば優希の父を山で押すかどうかの葛藤が描かれたシーンではモウルが自分の父と重ねて見ていたというのが理解に苦しみました。また、モウルが殺人を犯した動機も衝動的にとしか言ってませんが、もう少し必然性が感じられず、結果、全体的にふわふわしたファンタジックな印象が残りました。逆にそのお陰で重すぎず読み進められたということも言えると思います。 | ||||
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| どうして、こんなにも寂しい気持ちがわかるのだろうと 天童さんの作品はほとんどを読破しました。 重い気持ちにならないというのは嘘ですが どうしても読まずにはいられない ドキドキ感と感動を静かに味わえる。 | ||||
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| 長編ですが中弛みもなく最後まで真剣に読めました。 電車の中の時間つぶしと言うより自宅で真剣に読みたくなる作品でした。 悲しい、辛い、切ない、どんな表現をしたらいいのかわかりませんが、答えられない、考えてもわからない、とても深いお話でした。 見たことはないのですが随分昔にドラマ化されたことは知っていたので優希が中谷美紀さんの顔が浮かんでなりませんでした。 ジラフとモウルが誰なのか、どんな風に映像化されたのか気になるのでドラマもいつか見てみようと思います。 | ||||
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| あっという間に読み切ってしまった作品です。 それぞれが傷を抱え、大人になって再会した3人。 とても悲しいのですが、その悲しさのなかに希望も感じることができました。 生きていくことの意味を感じさせられる・・・そんな1冊です。 | ||||
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| (5)まで吸い込まれるように読み進めました。 私は仔の思いになり、どうして天童氏がこんなにも仔の思いの 洞察ができるのかが不思議なほど暖かく厳しい仔へのかかわりが感じられて 私にとって重くて強い印象をもった書籍になりました。 | ||||
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| (5)は、いよいよという思いでページを開くのが楽しみでした。 最後の展開はさすがに自分には想像できていませんでした。 女である自分が女性の強さ、怖さに感動すらして印象深かった。 最近の一連の世の中の事件でも・・女性が強くしたたかであることは ある意味世の中のバランスとして必要なことなのではないかと 思えることもあります。 読み終わった後にも頭から離れないような内容も大作だったです。 | ||||
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| 雪国の冬・・吸い込まれるように読みふけりました。 もっともっとと思い読みふけったのは久しぶりでした。 私はこの中の(仔)と同じような生い立ちをもっています。 天童さんがその子どもや親の人間がとてもことばでは 表せないような細部の心や行動がどうしてこんなにも 理解して表現してくれているのか・・ということに感動して読み終えました。 最終章の展開もとてもショッキングでした。 とにかく自分がこの本の中で子どもに戻って行動している そんな錯覚がありました。 | ||||
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| うーん。いい文章だ。読みやすい!それが感想の一つだった。読みやすさ。さらりとして一気に読める。そしてヒロインの「過去」を最後にもっていくところなど。最後まで読者をひきつける。一晩で読んでしまおうという気になり、実際 一晩で読んでしまえた。ただ、現代の3つの殺人について(ネタバレだが)、その動機が弱い。殺しまで行くだろうか? 後にのこった2人は手を染めていないので、今からでも生きていけるが・・・ 殺しまで行くだけの幼児期の傷があったといえばあるだろうが。 | ||||
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| 本当に力作だ。しかもすらりと読める筆力には驚いた。しかし「すらりと読めすぎる」のだ。残るものがいまひとつない。最後の終わり方だろうか?現代の「殺人」の描き方だからだろうか? 読みやすい文章だ。かなり書きなれていると思う。だから一晩で読みきってしまえた。だが・・ この時代のこと「子供の虐待」が話題になるころの時代背景を思えば、ベストセラーにもなるだろうが 推理小説、ミステリーとなると、さて?こういう終わり方でいいのだろうか? やはりどこか「軽さ」を感じる。 ちなみにこの年の直木賞候補になったが「王妃の離婚」と「柔らかな頬」が受賞した。賞のことを言うのは辛いが この2作と比較したら「やはりまだ甘い」気がするのだ。 | ||||
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| もう、かなり前ですが、なぜか、この本の単行本の表紙に惹かれて本屋で手に取り、そのまま購入し、一気に読みました。もの凄い衝撃を受けました。この本とは、運命的な出会い、と言っていい。この本を読んだことで、自分自身の姿、存在を、明確に理解することが出来ました。別に親に虐待されたわけじゃないけれど(むしろ逆)、自分と親の関係をいろいろ考え、理解することが出来ました。私は、4歳のころに母親の体調がすぐれなかったため祖母と祖父の家で育った経験があります。そのために少しわがままになってしまい、親元で暮らすようになっても、親との関係が今一つよくないと幼いながらに意識していました。反発するのでなく、逆に、親に気に入られるために、善行を積む、努力を積むという生き方を、潜在意識の元で選択せざるを得なかった。また相当歳を重ねるまで、無償の愛を疑うという、いやな性格を自覚せざるを得なかった。そういう自分自身の姿、その理由が、この本を読むことで、客観的に、ようやく理解できました。 この本を読んだ同じ時期、シロクマの赤ちゃんを飼育係の方が自宅で育てたドキュメンタリーのテレビを見ました。シロクマはある程度大きくなると、飼育係の家から出て檻の中で一人で暮さねばなりません。シロクマは、それがとてもつらく悲しい。早朝に動物園で、飼育係とシロクマが束の間の散歩を一緒にする。そのときにシロクマは、とてもうれしそうに(自分の親と慕っている)飼育係の後をついて歩き回る。その姿を見て、これは、僕の姿だと思い、涙が出て止まらなかった。この時、私は、ある意味、解脱、できたのでしょう。 | ||||
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| 親の虐待を受けながらも健気に生き抜いてきた子供たちにこんな悲しい結末が待っていたとは神も仏もないものか。。。。 | ||||
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