■スポンサードリンク
孤独の歌声
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
孤独の歌声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
天童さんの作品はいつもどれも切なすぎて痛いです。だけど本当に優しさが溢れていて大好きです。読み終わった後は何とも言えない感情に包まれ暫くの間ボーっとしてしまいます。この“孤独の歌声”は三人三様の「孤独」を通して見えてくる人と人との関係や距離を考えさせられる作品でした。犯人の異常さには共感をおぼえる筈も無いのだけれど、その犯人も被害者でやっぱり悲しく泣いてしまう。子供の頃に自分自身を親から奪われ、大人になっても確立出来ていない犯人。悲しかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
天童作品はどれも優し過ぎる。そしてその優しさは悲しみと弱さによって支えられている。弱く脆い人の心。どんな人でも罪を背負って生きてる、きっと生きていれば皆そうじゃないかな。だから松田(犯人)、風希、潤平も同じに見えるのだろう。ただ犯人と二人の違いは、自分の罪に気づき悲しくも辛くも抱えられているかということなんだろう。この作品以外でも天童作品には悪人は誰一人いないと思う。犯人=悪人ではなく、犯人=自分自身の存在を認め他者を受け入れられずに自爆してしまう人 だと思う。そして、善人なんてものは存在しないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あまりに面白くて一気に読みました。女刑事の風希、歌手を目指してる潤平、そしてキレまくりの連続殺人犯人。それぞれ立場は違うが、3人の根底に流れているのは「孤独」。このあたりが、天童荒太ならではの作風なのでしょうが、ただのミステリーではなく、切ない物語です。ミステリーは、一回読めば謎がとけ、二回は読まないものですが、これはもう一度読みたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み始めてすぐに頭の中に映像が浮かんできました。ドラマを見ているようであっという間に読了。多分誰もが抱えているだろう心の「孤独」にすごく共感しました。闇に陥った孤独、陥りそうな孤独、それぞれの登場人物の心理描写もすごく描ききれていると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最終章までは完全におどろおどろしい感じを保っている。そのため、最終章で謎が解けた時も、“ハッピーエンド全開”という雰囲気はしない。しかし、明るい感じはするのだ。最後の最後で、ホッとできる、ようやく。。。 かといって、決して重くて読みにくいのではない。3人の主人公の視点が、前触れもなくリズミカルに切り替わる。それぞれの孤独ワールドに切り替わる度に読者は付いていかなければならず、結構たいへんなのである。たいへんでも付いていきたいので必死にページを追う。。。 誰でも持ち合わせていると思われる、自分の“他人に知られたくない自分”部分。そこを見事に表現した本作は、誰もが同感、そして同様の気持ちを持ち合わせていることに衝撃を覚える。本当は認めたくない部分だから衝撃が痛いのだ。そう感じるのは私だけではないはず。おそらく人間誰もが。。。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!