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孤独の歌声
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孤独の歌声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.44pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 1~20 1/3ページ
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自宅生活で、いつもより本をよく読んだが、予想以上に面白い本だった。 | ||||
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思っていたよりも、早く届いたので良かったです。知人へのプレゼントで、新品を探していて入手できて満足しております。 | ||||
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自分の中にある孤独をどう表現していくのか? 「もうひとりぼっちじゃない。」 という孤独にたいするメッセージ。 しかし、理解し合うことではなく、つながることではない。 こういう作品を読むと、心がいたたまれなくなる。 つらいのだ。とことん「逃げ場」を失っている。 登場する人物は、3名。 それぞれが「孤独」というものを背負っている。 風希 子供の頃の経験が、自分の中で、深く根ざしている。 誘拐 殺人 そんなことはいつもおこる。 ここでの生きている姿は、りりしく、 そして、まっすぐにいきようとしている。 ある意味では、小学生の体験として、自分の友人が誘拐された。 そのことを背負っている。そのために、刑事の枠をはみ出している。 「一人でいいんだ。」ひとりだって生きていける。 陸上のリレーの選手。 ファーストランナーとアンカー。 潤平 歌を表現する。 自分の中で少しづつ変化している。心の何かが、変化する。 どのような音色なのか 宮沢賢治が聞いていた音 風、川のせせらぎ。 自然がなくなっていくことによる音の変化。川の色が変わる。 タカシ コンピュータシステムエンジニアリング。 昼と夜の人格の分裂。 イメージとしての家族。 ひとりでいること。 家族をつくろうとする。 タカシは、学校の成績は優秀であるが、 まったく目立たない普通の人間である。 未婚の母をもち、その母が、少なくとも、 常識的な範囲内での生活を行えなかった。 それが、深くタカシの人間形成にかかわってくる。 家族をつくろうとするが、家族とはなんであるのかわからない。 「家族」というものを教える人がいないからだ。 家族とは、自分の体験でしかない。家族への強制。 そこに、若い女性を強制的に連れてくる生活は、異常でしかない。 確か、新潟でそのような事件があった。 小学生を誘拐し、監禁生活を送る。その家の中には、母親もいた。 しかし、母親は、そのことを知らなかった。 なぜそのようなことが、現実に起こるのか? その監禁の上に、殺傷行為をおこなう。 母親が、なにか言うことを聞かないと、そのような行為をした。 そのことの影響。 そして、タカシの結婚、その時に母親が自殺する。結局は、離婚。 どこか壊れたまま、コンビニエンスストアーで、獲物を探す。 昼と夜の生活の分離。 どこで、狂っていくのか。 何がきっかけで狂っていくのか。 その狂い始めるところが、とても興味がある。 | ||||
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ちょっとヤケてましたが書いてあったので迅速、丁寧な対応有難うございます。また宜しくお願い致します。 | ||||
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昔みたいに、何冊も立て続けに一気読みする財力も集中力も無くなってきたから、レビュー等を参考にして選びますので、ネダバレは勘弁してください。 …この本は、電車などで少しずつ読んでいきましたが、ただ筋を追うだけではなく、心理描写が秀逸なので、ちょっと前から読み直していく読み方でもなかだれせずに読めました。 先は知りたいけど、すぐに読み終わりたくなくて。 サイコは怖いけど、読書を楽しめたと思います。 レビューの日付を見て、、十年もこの本を知らなかったのかって、ショック受けたくらいです。それだけが残念。 | ||||
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著者の作品は、どれも、登場人物のキヤラクターが、個性的で、もうそれだけで、話の中に、吸い込まれる、不気味な雰囲気が、漂う、面白い1冊。 | ||||
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ストーリーが進むにつれ、連続殺人事件と連続強盗事件がクロスしていき全体が見えてくる。 登場人物は犯人も被害者も、ヒーローもヒロインも皆孤独にさいなまれており、孤独を抱えている者たちが繰り広げる対決に哀しさが漂う。 天童荒太作品らしらはもちろんあるが、文体に若さを感じて新鮮だった。 | ||||
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天童荒太の世界が広がっています。 途中、吐き気がするほど、むごいシーンもありますがそれがまたリアル感を一層引き立て、本にのめり込んでしまいます。 孤独の歌声、聞いてみたいです。 | ||||
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とても面白かった。特に終盤は文字をおうのももどかしいぐらい、先へ先へとのめり込んでしまった。 | ||||
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最近は、どんな本でも途中で挫折することが多かったけれど、この小説は一気読みしました。 ストーリーのスピード感と共感できる点で、自分にあっていたのだと思う。 人は孤独を意識しているからこそ自分に強くなろうと言い聞かすことができ、 人に優しくいられる気がする。 孤独というのは孤立ではなく自立である。 一方で、人とのつながりというのも、安らぎであるのと同時に、束縛であったりする。 束縛をそれと感じないようにするのは、自分の中の孤独の自覚なんだろう。 この小説の中では、孤独を自覚した二人が、誰よりも優しい。 | ||||
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登場人物が面白い。それぞれ個性があり楽しめた。ただ、孤独のあり方がちょっと決まりきったイメージでもう少し説明がほしい気がした。 | ||||
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登場人物がとてもリアルでした。主要人物たちはみんな、画一的ではない危うさを伴っていて、私は共感出来ました。 祈るような気持ちで、一気に読まずにはいられませんでした。 | ||||
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ちょっと表紙のイラストが個人的にナンでしたが、実際中身を読み始めたらすぐにハマりました。これはイイ! | ||||
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これは傑作です。 言葉の選び方が素晴らしい。 一語一語がすっと心に入り込んで来る。 難しい話ではないのですが、とても考えさせられる。 大切なものがここにある。 | ||||
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異質な者を許さない、失敗を赦さない風潮が、日本を精神的に不幸な国にしているのではないか。 他人と違うことは孤独だが不幸ではない。 猟奇的描写は不要で−1 | ||||
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遅れてきた天童ファンです。 悼む〜永遠の〜家族〜孤独と逆進行でハマリました。 いずれの作品も、人と人とが傷つけあいながらも絆を模索せずにはいられず、 さらに傷を深めてしまう切ない物語です。 ただ、初期のこの作品は、物語の最後に僅かな(現世での)救いがあるように思え、 逆進行でどろどろストーリーをたどった私にも救いをいただきました。 | ||||
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この作品は孤独な者たちが紡ぐバトンリレーだ。それぞれの登場人物が違う事情の孤独を抱えている。これが実に見事に描かれている。とにかくリーダビリティが尋常じゃない! 物語にぐいぐい引き込まれてゆく。加えて、狡猾な文章ならびに会話が一層エンターテイメント性を高めているだろう。 しかし、5星は与えられない。私はエグい描写が苦手、というのがあるが、前半で読むのを止めたくなる描写が目につく。これが単に面白いといえない要因である。さらに、テーマ性の希薄さが見て取れる。「孤独」を見事に表しているが、心に残らない。あくまでエンターテイメントであり、深い人間性を呈示するものではなかった。残念だ。 | ||||
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天童荒太の作品では、良い人しか出てこないような印象がある。もちろん、犯人はいるのだが、犯人には犯行に至った経緯があり、一概には責められない。犯人もまた被害者の側面を持っている。そんな作者の声を感じる。これが他のミステリとは違うように思える。 本作品はノンフィクションだと言われても違和感のない作品だ。特に犯人が被害者の身体の一部を持ちあるいて弄ぶところが恐ろしい。知っている地名が頻出するので、そういう意味でも不気味だった。 二つの事件が一点で交差して、そこから犯人にいかにたどり着くか、主人公の女性刑事の視点と行動が非常に面白かったし、主人公とバイト青年の交流も他人とは無縁でいられない社会の中での孤独を強調していて印象深かった。 | ||||
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気にはなっていながら暗いイメージがあり手が出なかったのですが、「あふれた愛」を読み、興味を持ち遅ればせながら読ませていただきました。犯行時の描写がきつく、まるでハンニバル。 なのに、何故かどんどん引き込まれてゆく。久しぶりに熱を帯びて読ませていただいたサイコミステリー。内容も濃く、早く結末を知りたい気持ちと、読み終わりたくない気持の葛藤の連続で、もったいぶって読み終わりました。人間の心理、孤独というものを改めて考えさせられ素直に面白い本だと思えました。内容は重いのですが一読してみてはいかがでしょうか。 孤独という意味合いも人それぞれ抱えているのだと思いました。人を見る目が少しやさしくなる気がします。がんばりましょうって。。誰かによりかかってもいいんだからと。。 | ||||
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この題名から、「孤独」というものを考える作品のように思われがちですが、そんな説教じみた内容ではありません。異常な性癖を持つサイコキラーの残虐な犯罪とその背景、事件を明らかにしてゆく女性警官と青年のからみなど、秀逸なサイコホラーのエンターテイメントとして、楽しめる作品です。ややグロテスクでサディステックな描写が多いので、ご注意を。 | ||||
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