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悪魔が来りて笛を吹く



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悪魔が来りて笛を吹くの評価: 4.36/5点 レビュー 78件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 61~64 4/4ページ
No.4:
(5pt)

やべっちお勧め

ナイナイのやべっちお勧めです。映画も是非。
新版横溝正史全集〈12〉悪魔が来りて笛を吹く (1975年)Amazon書評・レビュー:新版横溝正史全集〈12〉悪魔が来りて笛を吹く (1975年)より
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No.3:
(4pt)

「悪魔」の正体

氏の代表作のほとんどが地方を舞台としているのに対して,本作品は都会を舞台としている.没落貴族一族を中心とした凄惨な殺人とその裏側にある禍々しい真相などはこの作品でも健在.むしろ,地方の名士一族を描いている他の作品よりも現代の読者にはイメージが容易.本作品のキーとなるフルートを吹く悪魔とその曲目に隠された秘密が明らかになる場面は圧巻.後半はエログロな展開になるのでそういうのが苦手な人はお勧めしません.
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304040
No.2:
(4pt)

「悪魔」の正体

氏の代表作のほとんどが地方を舞台としているのに対して,本作品は都会を舞台としている.没落貴族一族を中心とした凄惨な殺人とその裏側にある禍々しい真相などはこの作品でも健在.むしろ,地方の名士一族を描いている他の作品よりも現代の読者にはイメージが容易.
本作品のキーとなるフルートを吹く悪魔とその曲目に隠された秘密が明らかになる場面は圧巻.
後半はエログロな展開になるのでそういうのが苦手な人はお勧めしません.
新版横溝正史全集〈12〉悪魔が来りて笛を吹く (1975年)Amazon書評・レビュー:新版横溝正史全集〈12〉悪魔が来りて笛を吹く (1975年)より
B000J976J0
No.1:
(5pt)

終戦直後の今を描ききった傑作!

緻密なプロット、終盤まで先の読めない緊張感を持続させる文章、最後の一行まで完璧に計算尽くされた本作の完成度は、当時の時代背景を実に良く描ききっており、因習の絡む土着色の強い以前の作風とことなり、都会の小説として成功している。没落する華族、終戦間際の混乱した交通事情、六本木・増上寺・鎌倉・神戸・大阪・淡路島と目まぐるしく展開するシチュエーション。会話によって登場人物を完璧に表現する文章力。これだけの複雑に絡み合ったシーンがやがて最後の一行へと結実していく様はたとえようの無い快感である。大風呂敷を広げすぎの感や、某重大事件の関わりの曖昧さもあるにせよ、この小説の醍醐味は、戦前戦後を通しての時代背景に裏づけされた壮大な怨念の物語にある。その証拠に犯人のモノローグから出征した戦争体験は何ら影響を及ぼさず割愛されているのだ。獄門島も八墓村もそうであるように、作者は戦争によって及ぼされた壮大な外堀を描写することで、その堀の中で淀む「ドス黒い」ものを描いている。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304040

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