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悪魔が来りて笛を吹く



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悪魔が来りて笛を吹くの評価: 4.36/5点 レビュー 78件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 21~40 2/4ページ
No.58:
(5pt)

本作のポイント

「八つ墓村」や「悪魔の手毬唄」などと肩を並べる長編です。
本作ならではのポイントは
1.舞台が東京であり、華族の話であること。
2.金田一が途中関西へ出張するシーンがあること。(スケール感をアップ)
3.実在の帝銀堂事件をモデルにした事件を取り扱っていること。
4.5.小さなトリックがたくさん使われていること。
オカルト的なロマンよりも、実際はかなり理知的な作風です。
西田敏行の映画もよかったけど、石坂浩二の映画版で見たかったです。

中学生の時にタイトルの「きたりて」が。読めなくて「きりて」と読んでました。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.57:
(5pt)

斜陽族の人が地獄に迷い込んだような心境

貴族階級の一部の人間が犯した過ちが火種となりおぞましい事件が引き起こされる。誰も救われない。犯人も、被害者とその家族も。それでも生きてゆく意志を見せるヒロインは偉い。君なら悲劇を乗り越えて生きて行けると信じたい。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.56:
(2pt)

オドロオドロしい舞台創りだけ凝って、肝心の推理の部分はスカスカという作者の悪癖が露呈した駄作

一応、密室と復讐劇を組み合わせた作品。私は鮎川哲也氏と共に戦中・戦後の日本の本格ミステリの牙城を守った作者の功績を高く評価しているものの、個々の作品は評価していない。本作も作者の欠点が詰まった駄作である。

題名通り、密室連続殺人の度に「笛が吹く」が、単なるフルートの笛で、雰囲気創りに使っているだけ。その密室も創りがpoorで本格ミステリとは程遠い。被害者家族が「あ、悪魔」と恐怖に慄くがオーバーで、近親相姦(これも雰囲気創り)を含む人間関係を整理すれば、身近なある兄妹の復讐劇という事は明瞭である。即ち、ミステリとしての核はお粗末だが、悪魔、密室、近親相姦といった雰囲気で欠点をカバーしているという体裁である。

「獄門島」・「犬神家の一族」でもそうだが、オドロオドロしい舞台創りだけ凝って、肝心の推理の部分はスカスカという作者の悪癖が露呈した駄作。私は本格ミステリ作家としての作者の手腕には疑問を持っており、ストーリー・テリングの才の方が光っていると思う。その意味において、思い切って本格ミステリ味を捨てた(作者はそう思っていないかも知れないが)「八つ墓村」が一番の出来だと思う。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.55:
(5pt)

イイねー

さすがわー味があって良い本ですよ‼︎
悪魔が来りて笛を吹く (1977年)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (1977年)より
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No.54:
(4pt)

2つの弱み

ネタをバラせないので書き方が難しいが、犯人が犯行に至る心理にやや無理があるように思われる。映画化作品(斉藤光正監督)ではそこにもう一つおぞましい要素を入れて説得力を持たせていたが(ただし映画としては失敗作)。
もう一つの弱みは、場面転換の少なさ。金田一耕助が須磨・淡路に行く以外は、ほぼ東京の椿子爵邸のみでお話が進行。天銀堂事件(もちろん帝銀事件のアルージョン)も点景に留まっている。まぁ、これはやむを得ぬところだけど。
「獄門島」「悪魔の手毬唄」「八つ墓村」などにはあった金田一耕助のホンワカしたムードもやや薄いように感じた。
しかし、まぁ横溝正史ファンには人気作の1つのようです。読んでますよね。皆さん。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.53:
(5pt)

おぞましいけど面白い

おぞましい話だけれども、面白い。
金田一は、犬神家の時もそうだったけれども、殺人をなかなか止めることができない。金田一が事件に関わってからも、殺人は次々と起こる。
登場人物たちの相関関係がわからなくなってくるので、相関図を作りながら読むといいかもしれない。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.52:
(5pt)

予断を許さない,もの凄い展開!

『八つ墓村』を読んでから,すっかり横溝正史さんに魅了されてしまい,金田一耕助シリーズを全巻読みたいと思い本作品を手にしました.期待は裏切られず,とても面白かったです.

没落貴族と言われる人たちが実在していた昭和20年代.その時代背景を存分に駆使してのストーリー展開.見事と言う他に言葉が見つからないです.どうしたらこんなストーリーを思いつくのか?個人的には本作品を読んだことで,横溝正史氏は世界のミステリー作家と呼ばれる方々の中でも,相当上位に位置する作家さんだと思いました.最後の最後まで思いっ切り楽しめました.

次の一冊を今から注文します.
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.51:
(5pt)

このタイトル!

重みが違うこのタイトルのパンチ力。

そして中身はというと、楽園のカンヴァスを読んだ後に読了したせいか、もうギッタンギッタンにされました。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.50:
(5pt)

普通に面白い

横溝正史の作品はテレビのおどろおどろしいイメージが強く敬遠していたが、読んでみるとそんなオカルトチックなところは微塵もなく読み易い。もっと早く読んでおけば良かった。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.49:
(5pt)

時代の混沌をうつす傑作ミステリ

『獄門島』や『本陣殺人事件』などと比べると、オリジナリティの高いトリックや、見立て殺人などの派手派手しい趣向はないものの、やはり横溝正史の代表作の一つといっていい完成度を有している。退廃した血族の複雑な人間関係を軸とした堅牢なプロットに、怪しげな占術、徘徊する死者の影、嫋々たる黄金のフルートの音色に、ゲーテの著書や風神雷神像など、華麗で怪奇な装飾をちりばめ、それらが巧みな伏線やトリックとなって結末に収斂してゆく精緻な構築美は、まさに圧巻である。

また、没落してゆく貴族たちの驕慢にただれた欲望を母体とし、“悪魔”として生きることを運命づけられて生まれ落ちたかのような犯人像が、哀切きわまりなく胸に刺さる。滅びゆくものと到来してくるものが、混沌の波頭をうねらせる戦後の混乱期、時代の変動が、その紊乱の中からしたたらせた濁った血の一しずくのようなこの犯人像に、荒廃した時代の闇がうつし見られるようで、戦後文学の一つとしても鑑賞しうる作品になっていると思う。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.48:
(4pt)

見事なストーリーテラー

通常、本格推理小説はトリックを考えてからシュチュエーションを考えるが、本作は、逆であったという。そのせいか、金田一耕助の推理の冴えは感じないが、その分、作者の文章力による引き付けはすばらしい。特に、「金田一耕助西へ行く」から「淡路島山」の章は作者も自負している通り、慌てずじっくりと伏線を示し、情景や登場人物の心情まで書き表すのはさすが。今もなお、人気があるのはそれ所以だと感じる。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.47:
(3pt)

横溝作品の雰囲気は味わえる

原作通りのコミカライズでは無く、1979年の映画(西田敏行主演)が元になっているようです。
少しレトロ調な劇画絵もおどろおどろしい作品にあっていますね。
登場人物の相関図が劇中で2回掲載されており、ストーリー理解の助けになっているのは親切。
横溝正史は自身のエッセイで、原作を自分の作品中6位と評価しているようで、「獄門島」のような傑作というわけではないですが、フルートを吹く悪魔をにおわせる描写や呪われた血筋の存在など横溝作品らしい雰囲気は良く出ていると思います。
悪魔が来りて笛を吹く (1977年)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (1977年)より
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No.46:
(4pt)

本格ミステリとしては?

さすがは大家横溝正史の代表作だけあて、読み応え十分の傑作。まずはいかにも陰惨な殺人事件が起こりそうな舞台設定。没落した華族の家に集まった、互いにいがみ合っている親族。気弱で軽んじられている一族の長が失踪して自殺した筈なのに、復活?して姿を現し、生前に作曲していたフルート曲「悪魔が来りて笛を吹く」が流れると共に殺人が行われ、復讐鬼として戻って来たのかと生存者を恐怖のどん底に突き落とす。その他、いかにもな横溝ワールドが隅々まで構築されていてその中に伏線も盛り沢山。おどろおどろしい独特の雰囲気に圧倒されながら、最後に伏線が回収されていくカタルシスは格別。 
 そしてクライマックスに向けて大きくストーリーが展開する部分の演出がいつになくダイナミックで凄かった。台風が直撃した日に未亡人のあき子が恐怖に耐えかねて屋敷を脱出し別荘に向かうとんでもない行動を起こし、関係者全員がタクシーでそちらへ向かう。ところがその別荘に「悪魔」が現れて笛を吹き、あき子が殺害される。金田一は関係者を集めていよいよ謎解きを披露する・・・ほとんど息もつかせぬスピーディーなたたみ込みには感服した。
 ネタバレになるが、忌まわしい近親相姦の重なりで生まれた「悪魔」が怨念で一族に復讐するストーリー。弊ブログの18禁観点からは、未亡人になって日が浅いのに、野獣のような男と再婚してしまうあき子夫人のエピソードが興味深い。やはり華族的な近親婚のせいでとんでもない娘が生まれた設定らしいが、淡泊な夫のセックスではとても満たされない獣欲の持ち主。夫が自殺する前から男と出来ていて肉体関係も持っていたビッチだが、彼女の本性を知っていた親族からは黙認されていたと言う・・・この人をヒロインにして人妻不倫ものの官能小説が出来そうだね。
 この作品、本格ミステリとしては金田一がほとんど推理していないと言う欠陥があり、必ずしもホメられた出来ではないと思う。が、単に小説としての面白さが一級品。私はそもそも面白ければ何でも良い、と言う立場なので本作を横溝正史の代表作とする考えに賛成である。死ぬまでにもう何回か読み直してみたい本に入るかな?
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.45:
(5pt)

とても綺麗な状態でした。

とても綺麗な状態でした。
また機会があればよろしくお願いします。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.44:
(4pt)

椿子爵を殺したのは「悪魔」と警察

第一章 悪魔が来りて笛を吹く
第二章 椿子爵の遺言
第三章 椿子爵謎の旅行
第四章 砂占い
第五章 火炎太鼓
第六章 笛鳴りぬ
第七章 血と砂
第八章 風神雷神
第九章 黄金のフルート
第十章 タイプライター
第十一章 肌の紋章
第十二章 YとZ
第十三章 金田一耕助西へ行く
第十四章 須磨明石
第十五章 玉虫伯爵の別荘
第十六章 悪魔ここに誕生す
第十七章 妙海尼
第十八章 不倫問答
第十九章 淡路島山
第二十章 刺客
第二十一章 風神出現
第二十二章 指輪
第二十三章 指
第二十四章 a=x,b=x ∴a=b
第二十五章 アクセントの問題
第二十六章 秌子は何に驚いたか
第二十七章 密室の再現
第二十八章 火炎太鼓の出現
第二十九章 悪魔の記録
第三十章 悪魔笛を吹きて終わる

民間の私立探偵である金田一にとっては警察を協力を必要とする場面に遭遇することは明白であり、そんな彼の頼もしいパートナーとしての役割を果たす人物の1人、東京警視庁捜査一課・第五調べ室所属の警部である等々力大志。当時としてはマシで有能かもしれない。しかし、問題が無かったわけではない。難解な事件の捜査で金田一の推理と洞察力を必要とし、協力し合って解決する関係にあった。そんな等々力の問題点が露出したのが本作の中で椿英輔子爵を犯人だと決めつけた「天銀堂事件」だった。

等々力は正義感が強い人物だが、早とちりや目先のことに囚われやすく見当違いの推理を披露する。なにしろ、現実世界の府中の三億円事件のような犯人扱いして逮捕し、無実が証明されて釈放されても報道被害は続いて事件発生より40年後、自殺に追いやられたタクシー運転手のように、警察もマスコミも最低な時代だった。暴行で自白を強要する平塚八兵衛が極秘情報をわざわざ記者を自宅に呼び寄せて漏洩を行い、取調室という閉ざされた空間で拷問を繰り広げた。1969年12月12日、アリバイが証明されて釈放されるが、警察に容疑者として逮捕された上に、新聞各社が犯人扱いで学歴・職歴・性格・家庭環境まで事細かく暴露。このため、本人は職を失い一家は離散。自殺に至る。警察は違法な別件逮捕を行い、人権侵害を犯しながら謝罪しなかった。

当時、総体的に警察が密告を奨励しているような体質で、数え切れない「天銀堂事件」の犯人だという密告状の送り主が誰だろうが、どういうつもりで密告しようが問題ではないと考え、真偽を調べようともせずに密告状を元に容疑者を拘束するも逮捕・送検に至らず、椿英輔子爵に酷似した宝石店「天銀堂」の店員毒殺・宝石強奪の凶悪犯が飯尾豊三郎(いいお とよさぶろう)だと金田一の指摘で判明するも復讐のために利用した「呪われた血の悪魔」河村治雄に用済みで殺害され、逮捕できなかった。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.43:
(3pt)

悪くはないが・・・

この作品、大きなトリックはない。小さなトリックを組み合わせて謎を構成している。むしろ本作の1番大きな謎は動機ともいえる。

この作品で面白い部分。謎よりも旅情。「金田一耕助西へ行く」の部分、トラベルミステリーのはしりだな。謎には関係しないけど、一緒に旅行している気分になれて結構好き。

この作品でつまらない部分。ロジックがない。これこれこうなので推理したという論理が提示されない。八つ墓村が一応傑作になったのはロジックがあったから。それがない。

この作品で破綻している部分。風神像と雷神像のトリック。そんな危険なことしなくても普通に木っ端を使えばよくね?

この作品より、短編や中編でできの良い作品の方がオススメ。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.42:
(5pt)

発想がすごい

笛を吹く、悪魔とは誰? 曲に秘められた悪魔の正体!
複雑な作品構造でその一つ一つの発想がすごいと思います。

(ネタばれになっちゃいます)
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ただし椿英輔さんが自殺しない場合のストーリーも有り何じゃないかと。自分でイロイロ考えてワクワクしてしまいました。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.41:
(5pt)

個人的には一番好き

横溝小説を幾つか読みましたが、個人的にはこの巻が一番好きです。
金田一探偵は、事件が起きた後に解答を出す形態が多く、本編もそれに類するのですが、
それでも事件予防の努力をしたり、遠征したり冒険活劇的な要素もあり、非常に楽しめました。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.40:
(3pt)

金田一長編としては標準的な作品

映画化もされている金田一長編シリーズの一作としては比較的メジャーな作品だが、獄門島や犬神家などの傑作と比べると一段出来は落ちると思う。
今回は密室殺人トリックネタもあるが、おどろおどろしさはあまりなく、通俗的なストーリーテリングが特徴となっている。ミステリーとしては展開がやや平坦でどんでん返しもないため、平坦は印象を受けるが、ラストの印象的な幕切れなど、まあ悪くはない。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
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No.39:
(5pt)

傑作ですね

最低3回は読んでいるだろう作品。二癖も三癖もある一族と血縁、そして過去のとある事件。忘却の彼方にあっただろう忌まわしい記憶を悪魔が呼び起こす。子爵の曲に込められた気持ちを知った時の衝撃。この頃の横溝氏の作品は非常に美しいトリックを使うので、大好きです。
悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)Amazon書評・レビュー:悪魔が来りて笛を吹く (角川文庫―金田一耕助ファイル)より
4041304040

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