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(短編集)
症例A
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症例Aの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全71件 1~20 1/4ページ
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久々に紙の本を買いました。 色んな分野のお話がてんこ盛りで、飽きずに読破しました。 しばらくしたら、また読みたくなると思います。 | ||||
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登場人物が魅力的過ぎ、不思議な余韻が残る小説です。 | ||||
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古本屋の80円均一コーナーでまとめて何冊か買った本の中の一冊。 特に期待もせずに読み始めたが最初から怪しい雰囲気が漂っておりミステリーとして楽しめた。 自分は難しい学問は苦手だがこの本のおかげで精神病に興味を持つことが出来た。 登場人物も魅力的で物語の世界にどっぷりハマる事ができ非常に満足している。 | ||||
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なかなかマニアックな内容。精神病の美少女、よくある設定だが、なかなか読ませる。ただ、この美少女がどうなるかの結末がお粗末 | ||||
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ずっと以前に人から勧められながらも、心のどこかで「(当時流行っていた)精神疾患をネタにしたサイコサスペンスでしょ?」という先入観に邪魔され手を出さずにいました。それほど2000年代初頭のネット黎明期にはなんちゃってメンヘラ本やら、とうの当事者側も薬やら病名やらを事細かにプロフィールに羅列するという、精神神経疾患を一種の「ステータス」として扱うような眉をひそめざるをえない状況が、一部界隈にあったと記憶しております。 この度ふとしたきっかけで手にしました。印象はとにかく「誠実である」ということでした。 登場人物も去ることながら、作者である多島氏の筆致からも精神疾患(者)を奇異なものとして扱わない、慎重に、丁寧に、誤解を与えないよう、罹患者に至るまでの背景を含め誠実に描いています。 物語を通してのテーマはまさに「虚実の境」だと思います。 新たな病院に赴任した精神科医・榊と担当患者の亜左美、都博物館の歴史上に突如湧いてきた重要文化財の贋作疑惑というストーリーが並列進行していきますが、院内エピソードは病としての嘘あるいは作話となっており、博物館エピソードは国家による隠蔽という名の嘘(疑惑)という、双方がある種のメタファー的に描かれています。しかしながら前者は「精神病患者の作話」として虚を前提に扱われ、後者は「あり得ない話」として実を前提に扱われてしまうという現実。嘘もつき方、つく人間の社会的立場によって事実にも妄想にも扱われるという危険な社会通念がそこにはあります。 もしもこの物語に登場する患者の訴えがすべて「真実」だとしたら、、、恐ろしい事です。 榊は最後に亜左美を担当医として治療する決心をしますが、同時に広瀬由紀を支えていくことも決心します。この決心は言わずもがな苦難の道。約束を反故にすることはすなわち「嘘」となります。彼は事実を事実として成立できるのか?はたまた現実を前に嘘をついてしまうのか。 もっとも印象に残ったのが岐戸医師の以下のセリフ。 「(略)そもそも、<統合>そのものが治療の目的じゃありません。患者の苦痛を取り除いて、支障なく生活できるようにする、これが目的であって、統合というのは、そのための手段の一つにすぎないと思うんです。完全には統合できていなくても、生きてゆくことに支障を感じなければ、それでいいんじゃないか、と。」 医学モデルから生活モデルへの変遷が描かれているようです。刊行は2000年とのことですが奇しくも翌年にはWHOによりICFという概念が採択される運びとなりました。 | ||||
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精神科病棟に勤務している医師ですが、作者は精神科特有の病名や用語の定義をよく理解して執筆されています。 また、精神科医師やスタッフがどのように考えているか、それに対する患者の思いもよく表現されれています。 全く別個に考古学の話が平行して進み、後半で結びつきます。歴史好きにはたまらない展開と思います。 | ||||
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精神分裂病の説明かわかりやすい。また多重人格症との違い、患者に入り込まなければ対応しなければならない大変さが 良く伝わった来ました。最後はサスペンスかと思われる展開があの面白かったです。 精神分裂病"デボラの日記"よりは理解しやすかったです。 | ||||
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知らなかったなぁ。病気を治せないことに関しては両者は同じくせにね。どっち向いて治療してんじゃいって感じ。精神科医療に対する疑問は多々あれども、この小説は面白い。妙にリアルです。ここに出てくる医者たちは患者のせいで家庭崩壊はするし鬱気味になり服薬までしている。誠実な医者ほどそうなるんだろうね。やっぱり少しはワルの要素がないと御していけないんじゃないでしょうか。 | ||||
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臨床心理士が登場する他のドラマや小説の類に比べるとかなりよく勉強して書かれていると思います。しかし、ラストに向かってちょっと描写が雑になっていった印象です。結末は好みがあると思いますが、私にはやや安易なものに思えました。 | ||||
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教科書や参考書の説明は、何度繰り返し読んでもピンと来ませんでしたが、 この小説のおかげで、納得できました。 ネタバレになっちゃいますけど、確かにもう少し博物館の秘密を 知りたかったなと思いました。 ありがとうございます。 | ||||
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けど、やっぱり「ビリー・ミリガン」亜流という印象は否めない。 ラストに思ったのが、多分、この手は「1人に付き、1人の患者」しか面倒見きれないと思う。だった。亜佐美と由起で取り合いして泥沼ハマるんじゃないかなあ。 | ||||
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10数年前に出版された小説なので、既に多くのレビューがあります。 ストーリーの展開に疑問を感じられた方もいらっしゃるようです。 私としては、多重人格という難解なテーマについて著者がよくもここまで丹念に調べあげたと感嘆しました。 精神科医というのは、患者の一言一言を、これほど敏感に捉えているものなのか?(私自身、長年お世話になっています) 私が大学生の頃は、フロイトやユングなど精神分析をかなり絶対視していたのですが、 現在の医療界では、ほとんど重きを置かれていないという記載にもかなり驚きました。 境界例の患者に振り回される医師の現実は、このようなものか? 現場での医師と臨床心理士の関係も興味深かったです。 ともかく、この小説を読み通して、多重人格の真実に迫ることができたと思っています。 | ||||
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普段、小説は読まないのですが、解離性障害の入門書の中に本書が言及されていたため購入しました。 小説としての読み方ではないのですが、自分の内にある解離性を理解するため大変役立ちました。 本書の最後に参考文献が掲載されていますが、本書を書くにあたって、本当によく研究されていることに驚かされました。 小説の結論は・・・私はこれで良かったように感じています。 | ||||
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結末に関する感想が多いのですが、そこに対するレビューが偏っている気がしたので投稿します。 私はあの結末は、考え得る中で最も誠実なものだと思います。主人公が彼女達を担おうと考えるか否かは、彼の最後の行動から予想は出来るかと思います。しかし実際にそうなるかどうかの判断は、患者である彼女達自身やその家族に委ねられるものでしょう。 この小説がモラトリアムにある主人公の意思と決断の物語であるとすれば(ここに関しては完全に私個人の主観ですが)、彼はもう結論を出して行動しました。そしてその段階で物語は終了します。それ以外のタイミングでのエンディングは相応しくないのではないかと考えます。 多くの不安要素を残したままの、決して大団円ではない結末。その解決されていない状態でのエンディングこそ、今精神疾患に苦しむ方々や参考となった文献の筆者達、そして物語の登場人物達に対して最も誠実な終わりだったのではないかと思います。 | ||||
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高校生の頃、友達に借りて授業中に読んだ本。 とても面白くて1日中読んでいた。また、人の内面世界へ興味を持たせる初めての本だった。 社会人になり、ストレスやプレッシャーを感じることが多くなって あらためて読んでみた。 そういえば精神病の話だけじゃなくてちょっとしたミステリも入ってたんだな、とか 高校生の頃同年代として亜沙美に感じた感情とか、 本そのものの面白さと、自分が高校生時代に呼んだ思い出が、混じりあって思い起こされた。 いろいろ、少し、楽になった。 | ||||
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んー これだけのページ数を使って、精神病患者の話と美術品の謎の話を1つの中に盛り込んだ意味が分からない。 ほとんどこの2つの話の間に必然的な絡み無いよね。 半分の長さの2つの話にした方が全然すっきりすると思うのだけど。 そして、結末。 皆まで語らないのがこの作者のスタイルか、本作はそういう手法で行こうとしたのか分からないけど、 スッキリ来ない。何も解決してないし。 | ||||
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精神科に勤めていましたが、そうそう!ということもあり、よく調べられているなぁと感心しました。 何度読み返しても面白いです。同じような作品の発表がないか調べてみましたが、著者が失踪されているとのことで、 とても残念です。 | ||||
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タイトルそのままの印象です。 皆さんが仰っている様に起承転結はしっかりしていて 今までとやや違った病例へのとらえ方で 最初はおもしろく引き込まれていっきに読み進めていましたが 最後の最後に「え?は?」ってゆー感じが残ります。 「結」にあまり重きを置かないのであればおもしろいと思います。 私がきちんと読めていないのかも知れませんが 引かれた伏線の回収がなされていないように思うし ネタバレになるかもしれませんが 「おいおい、美少女の治療はどうした(笑)」ってなってしまいました。 | ||||
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精神病患者と医者の淡々とした絡みという話ならば(退屈かも知れないが)読めたかもしれないが、ヒロインが女子高生で美少女という設定がいかにもあざとくてひく。そこで冷めてしまって読む気がうせる。 | ||||
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すごい作品だと思いました。 長編でしたが、夢中になって読みました。 買って良かったと思います。 | ||||
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