離愁
- 手記 (39)
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質素で愛想なく、覇気のない藍子叔母。 人生の目的を失ったような叔母。 叔母が亡くなって数年後、叔母の同級生だったという 婦人との出会いがきっかけで、藍子叔母の知られざる 部分を知った主人公。 彼女の影を追ううちに、次第に明らかになっていく 叔母の情熱的な過去と失意。 最後は、とっても切なくなります。 とっても完成度の高い小説でした。脱帽。 | ||||
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私が作者を初めて知ったのはノア船長ものでした。痛快な冒険ものであると同時に、リアルで大変に良く出来た小説でした。この作は趣きは随分違いますが、綿密でリアルである点においては全く同じです。 主人公が随分以前に亡くなった叔母の事を調べ進め一種の謎解きに近い部分もあり、更に端正な文面も手伝い、一気に読めてしまいます。作者の確かな力量を感じさせれせ、もっともっとメジャーとなるべき存在ではないでしょうか。 人が生きていく上で、体験した事によってその人間性が変わっていく場合があります。 誰だって苦しみは無いに越した事はないけれど、主人公の叔母は避けきれずそれに遭い、その後の生き方を大きく変えてしまいます。しかしながら、それから目を背ける事無く、むしろ重要なものとして心の中に秘めて生きぬきます。 以前たまたま見たTVドラマの中で『人には超えられない哀しみはありません』なんて暴力的に恐ろしい台詞を耳にした事がありますが、そんな台詞で目頭を熱くする様な人には決してお勧め出来ません。その逆で、これ迄に深い哀しみや本当の苦しみを経験した事のある人には読後必ず得られるものがある筈です。 | ||||
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