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女王蜂
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【この小説が収録されている参考書籍】
女王蜂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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この作者のいつもの悪い癖。情景描写、登場人物の容姿や癖の描写、それらがいちいち超詳細に書かれていて、無駄に文章が長い。だから読んでいて飽きが来る。そんな事を知らなくて良いし、知りたいとも思わない。作者の自己満足的な長文は疲れるし、つまらない。ダラダラと話が進んで、最後に"まとめ章"のようにしてチャンチャンと物語を締めくくる常套手段。本は分厚いクセに中身がナニコレ状態。ハズレの福袋のよう。 | ||||
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角川文庫の本シリーズ第9弾である本作品は,これまでの8つとは大きく趣が異なる点がある.それは基本的な殺人動機が「怨恨」に無いことである.怨恨でなければ何なのかは,種明かしに繋がってしまう可能性があるので,ここでは述べない.ぜひ読んで楽しんでいただきたい. ただ謎解きの楽しみは,これまでの作品より少ないと感じた.それは「犯人や動機が直ぐに分かってしまう」からではない.真逆である.あまりにも分からないためである.「〇〇は偽名である」「依頼主の名は伏せておく」など,そもそも読者に対して“不明”とされる設定の多さが目に付く.そして「△△とは,元の××の現在の名である」といったような,人物名の分かりにくさも重なる. ストーリー自体は決してつまらない話では無いので,手にして後悔することはないと思います.が,技巧が目に付きすぎたため,減点させていただきました. | ||||
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面白いのではありますが、ちょっと物足りない。 舞台が月琴島、静岡、東京とめまぐるしく変わっていきます。あまり書くと内容に触れてしまうのでかけませんが、登場人物の心情の変遷のようなものが書き切れていないようにも思います。 TVの2時間サスペンスの原本のようなという感じでしょうか。 何が原因なのか自分でもつかめていないのですが、一気に最期まで読み切ってしまうミステリーと途中で読み進めるのがつらくなってしまうミステリーがあるのですが、これはどちらかといえば後者よりでした。 面白くないというのとは違いますがなんでだろ。 | ||||
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いくつかの事件が複合的に組み合わされて作品が構成されている。背景事情も、それぞれの件で違っている。話の中頃で早くもそのうちの1つの謎解きがされてしまって、おいおいもう種明かしかよ、と思って読みすすめると、隠されていたもっと大きな謎が次々に出てくる。 トリックも、やや古典的ではあるものの、十分練られていて堪能できる。 | ||||
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横溝正史の作品は、「推理(探偵)小説」としてだけではなく、「小説」としても独自の世界〜それは耽美的であったり、伝奇的であったり、グロテスクであったり、ユーモアだったり、登場人物の魅力だったりと様々だが〜を持つ優れたものである。だから、今の時代も読み継がれているし、繰り返し映像化もされているのだろう。私は「推理小説」と同じくらい「小説」としての横溝作品のファンである。 推理小説としてのこの作品は、詰め込み過ぎの嫌いはあるものの、大小のトリックを駆使した優れたものだと思う。著者の作品に対する批判として、現代においてそれらのトリックが陳腐だとか必然性がないという意見があるが、それを言っては野暮だろう。その時代性と「小説」の中で描かれている舞台とをあわせてトリックの意味を考えるべきだ。著者の推理小説は単なる謎解きではない。 推理小説なので書くことはできないが、混乱した時代が可能にしたともいえる作品中最大のトリックは、その伏線の張り方、謎が解けていく過程とも緻密であり、さすが横溝正史と唸らされるものがある。 しかし「小説」として考えると、この作品は物足りない。ドロドロの世界は著者の十八番だが、それが引き立つのも登場人物に魅力があってこそのはずだ。真犯人はストーリ上そういう描き方しかできないのは止むを得ないにしても、ヒロインの大道寺智子をはじめ、多くの登場人物に魅力が感じられないのがその理由だと思う。 だから、小説的な魅力をあまり感じることができないこの作品を、何度も繰り返して読むことがないのかもしれない。 | ||||
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横溝をはじめて読んだが、なかなかに面白かった。この時代の本をこれほど面白く感じることが出来るのだろうから、やはり才能はあるのだろう。 ただ、あくまで昔の話だから、トリックは陳腐 | ||||
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