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QED ~ventus~ 熊野の残照 



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QED ~ventus~ 熊野の残照 の評価: 3.71/5点 レビュー 17件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

歴史好きには楽しめるかも

熊野の歴史に興味があるので購入しました。
徐福伝説のくだりなどは大変面白くて那智の滝にもう一度訪れてみたくなりました。
主役の女性に魅力がもう少しあればいいのに、と思うくらいとげとげして偏見が多くて感情移入できなかったのが残念です。
最後の方に出てきた二人も、何も活躍しないで終わったのでちょっと拍子抜けがしました。
次の巻への繋ぎなのかな。
いちばん引っかかったのが、作中の悲劇である父親達がなぜそこまで追い詰められるくらいならその土地を出て行かなかったんだろう、ということです。
被害に合った娘達は結局家を出ているし父母も後に上京している(?)し、
だったら娘が犠牲になる前に上京すればいいのにと思ってしまいました。
QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)より
4061824406
No.2:
(3pt)

マシンガンのような薀蓄の連射

●現在進行形の方はかなりおどろおどろしいのですがミステリーとはいい難いですね。またいつものように人物描写が浅いので当事者が行動へ移る経緯にいまいち説得力がありません。●新しい登場人物にかなりくせがあってどちらかというといけ好かないです。自分の哀しみをもって超然とした世界観を確立しているのかといえばそうともいえない、う〜ん、周りを気に過ぎるしいちいち他人の粗探ししているような御仁。崇のような鬼才とか我が道を行くタイプではありません。分かりやすく喩えるなら中二の性根が熟成せずにそのまま瞬間冷凍され続けている感じです。●歴史探索の方は今回かなり難しい、ちょっと前提となる日本神話の知識がある程度必要です。かなり祟の口数が多いし神様の固有名詞も相当数出てきます。話について行くだけなら何とか可能ですが神話の出来事・登場人物同士の関係自体を私は時系列で知りませんでしたのでちょっと考え込みながら読んでしまいました。例えば神武天皇って人間?神様?・天照大神の係累なの?・天照が降臨してからどれ位たって東征が始ったの?・東征は大国主命を屈服させたあと開始されたの?・大国主命を屈服させた時点でヤマトは後から来た神様の手中に納まったんじゃないの?それなのに東征がなぜ必要なの?こういう疑問がどんどん浮かんできて主人公の謎解きに集中できませんでした。●ですから簡略に神話に関して知識を仕入れるか何らかのレファレンス本を傍らに置かないと難しいですよ、今回ばかりは。●これを読んだ後すぐに神器封殺を手にとるのをお薦めします。順番が逆でもなんとか大丈夫です。後ろで前のネタばらしはしてませんから。でも他の巻を先に読まなくても充分楽しめる理解できる構成です。●今回の見物は崇と奈々が第三者から見るとどう受け取られているのかそれがちょっと陰険で辛らつな視点の持ち主から提示されていることです。
QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)より
4061824406
No.1:
(3pt)

良くも悪くもQED。

QEDシリーズの読者の多くは歴史の裏側の謎解きを楽しんでいるのではないかと思う。その意味では本書はまさにQEDシリーズ。ストーリーに殺人事件はまったく関係が無い。むしろ二つのまったく違う話が順番に書かれているといった印象。謎解きを期待している人はやめたほうがいい。その代わりといっては何だが、歴史的記述に関しては相変わらず面白い。旅行に行く前に読んでおくと一味違った感覚で楽しめるかもしれない。
QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:QED ~ventus~ 熊野の残照 (講談社ノベルス)より
4061824406

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